知多半島で潮干狩りに行ってきました in『亀崎港』

みなさん、こんにちは。
衣浦店知多散歩を今回担当します上村です。

まだ6月だというのに毎日暑いですね～。
すでに夏バテ気味な今日この頃です・・・

さて今回は既に行かれた方もいるのでは？と思いますが、この時期毎年盛んな潮干狩りに行ってきました。
今回も前回の衣浦店知多散歩でも一緒に行った我が家の娘と2人で楽しんできました。

ご存知の方もみえると思いますが、昨年2015年はアサリの不漁で多くの潮干狩り場が営業中止となりました。

もちろん私もそれは知っていましたが、
今年2016年は大丈夫でしょうと特に下調べもせずに向かったのが間違いで、
昨年同様今年も多くの潮干狩り場が営業中止になっていました。

毎年私は美浜町の潮干狩り場に行くのですがそこも営業しておらず、
近くにあった案内看板に連絡先としてのっていた漁業組合に電話してみると、
今年は知多半島西岸伊勢湾側は中止の所が多いとの事で、
営業している所も一部あるそうでしたが貝の生育があまり良くないとの事でした。

知多半島東岸側では営業している所がたくさんあるとの事でしたが、
そこまで行く時間が無くて結局帰宅方向に戻りながら潮干狩りが出来る所を探す事になりました。

昨年今年と多数の潮干狩り場が営業中止となっていますが、
その主な原因が『アサリの生育不良』や『アサリの天敵ツメタガイの食害』だそうです。

大人なら「営業してないならしょうがないね」で終わるのですが、
潮干狩りを楽しみにしていた娘はこれだけでは納得しません。

ここは父親としてなんとかせねばと考えるも道中の潮干狩り場は営業中止の看板ばかり。
結局衣浦店のすぐ近くの亀崎港まで戻ってきてしまいました。

ここより自宅方向に戻るともう潮干狩りが出来る場所が無いと半ば諦め気味でしたが、
行ってみると潮干狩りしている人が居るではないですか！

声を掛けてみると「それほど多くは採れないけど楽しむ程度に出来ますよ」との事。
これは助かったと早速2人でやってみました。

ここ亀崎港は過去の情報局や知多散歩でも何度か紹介してきたように、
魚釣りではよく来ていたのですが基本夜ばかりで昼間に来たことはあまりなく、
潮干狩りもした事は1度もないので、
どうなのかな？と内心思いながらとりあえず適当に掘ってみよう！って感じです。

ガリガリガリ、何もない・・・

僕が砂遊び状態になっていると「採れたよ～」と娘の声が！
大きなアサリを持ってはいチーズ！

とても喜んでいる娘に「良かったね」と言ったのはいいのですが、
これは父親として負けてはいられないと近くでガリガリガリ。

やっぱり無い・・・

その横でまた娘がアサリを発見！何故と思いコッソリのぞいてみるもよくわからない。
さすがに1個も採れないではと思い「お父さんも見つけたいからどんなとこ掘ってるの？」
と聞いてみると「穴が開いてる所だよ」と言われたんですが穴って？誰かが掘った後？

？？？状態になっていると「コナンにのってたでしょ」だって。

娘の好きな名探偵コナンに潮干狩りの話があってそれを参考にしていたようです。
どうもアサリがいると呼吸の為か砂に小さな穴が開くみたいでそれを目印にしていたようです。

僕も穴を探してみるとやっと見つける事が出来ました。

この後もいろいろホジホジしてそれ程大きなアサリは無かったですが結構な量を採る事が出来ました。
正規の潮干狩り場ではないのでその辺はまあ～仕方ないですが娘も楽しかったようで十分満足できました。

潮干狩りも一段落して振り返ると娘がいない！
どこ行ったと探してみると近くの岩場でなにやらゴソゴソしてる。

「そんな岩の所にアサリ居る？」と聞いてみると「採れた～」って走ってきて持ってきたのはカニ。
どうやら潮干狩りはもう飽きたようでカニと戯れていたようです。

ここ亀崎港はトイレ、駐車場もすぐ近くにあるので、
車で行って帰りもトイレにある水道で手足の砂や汚れも綺麗にする事が出来ます。

正規の潮干狩り場ではないので、
スコップやバケツ等を借りる事は出来ませんので持っていく必要はありますがその分、空いていますので、
本格的に潮干狩りを！と思って行くとちょっと物足りないかもですが、楽しむ程度なら亀崎港で十分出来ます。

最後に冒頭に登場したアサリの天敵ツメタガイですが、
潮干狩りに行ってコイツがいたからと諦める必要はないんです。

実は食すると非常に美味しいんです。

食べ方としてはお酒やみりん等と一緒に煮込んで貝の甘辛い煮つけや、
エスカルゴの様にバター＆パセリのみじん切り＆ニンニクと一緒に料理してフランス料理のような感じにも出来ます。

もしも興味がある方がみえましたら、
本来とるはずだった「アサリ」の代わりに「ツメタガイ」もとってみて下さい。

来年以降のアサリの保護が出来る上、なかなか味わう事が出来ない新しい貝の味わいを楽しむ事が出来ます。
漁業組合の方を助け、潮干狩りをする人も助けアサリも助けられる。更に自分はおいしい思いも出来ちゃう。
なかなかユニークな発想で良い事尽くめですね。

まだまだ潮干狩りは楽しめます。興味のある方は一度行ってみて下さいね。

散歩したスタッフ：衣浦店 上村