今回散歩するのは、半田市役所周辺にある焼そば・お好み焼専門店「よこち」。
店舗外観を撮影しましたが、その日はお天気も良く洗濯日和でしたので、この状況でした。
お布団干した後のフワッとした太陽の匂い?幸せ感じますよね。
本来はこのお布団がなければ、「焼そばお好焼」の文字が目印です。
店内はカウンター席とテーブル席があり、
カウンター席に座った方が、焼いている風景を見る事が出来るのでとても楽しめます。
店名「よこち」の由来ですが、創業者の苗字「横地」からとって「よこち」となりました。
とてもシンプルですね。
ちなみに現在の女将さんは3代目だそうです。
そして、創業はなんと62年。
62年前と言えば1958年、昭和で言うところの昭和33年。
本田技研工業が「スーパーカブ」を発売したり、
日清食品が世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」を発売したり、
東京タワーが完成したりと、高度成長真っ只中と言った三丁目の夕日的な時代です。
Wikipediaを見ると、「よこち」の古さがもっとよくわかります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/1958%E5%B9%B4
しかも、創業した次の年に、なんとあの伊勢湾台風に襲われたそうですが、
今もなお当時の建物で営業しているのには驚きです。
今は焼きそば・お好み焼きのみですが、昔は駄菓子屋も兼ねていたとの事です。
その話を聞いて、子供の頃に近所にあった焼きそば屋さんを思い出し、とても懐かしい気持ちになりました。
創業した理由ですが、近所の紡績工場で働いている若い人達が、
食事をするお店が無くて困っていたのを見兼ねて創めたそうです。
昔は半田には沢山の紡績工場があり、
最近では少なくなりましたが、街のあちこちにのこぎり屋根の工場がありました。
小さい頃、のこぎり屋根工場はのこぎりを作る工場だと思っていました。
のこぎり屋根工場で働く若者達の食堂として大変喜ばれていたそうです。
そんな「よこち」の焼きそばですが、野菜たっぷりでしっとりとした、何とも懐かしい味わいです。
これなら若者達も満足でしょうね。
今回はミックス焼きそばとおにぎりを注文してみましたが、もれなく赤だしが付いてきました。
こういったちょっとしたサービスがとても嬉しいですね。
先に野菜を焼くのがポイントだそうです。
目玉焼きはハート形で焼いてくれます。
常連さんに「愛情がこもってない」と言われ、ハート形の型を渡されたのがきっかけだそうです。
ハートの目玉焼きは女将さんではなく、旦那さんが担当しており、
愛情が分かりやすく見える焼きそばになっていますので、注文する際は玉子を忘れずに。
そして、「よこち」の焼きそば・お好み焼きはテイクアウト可能です。
試しにお好み焼きをテイクアウトしてみましたが、冷めても美味しかったですよ。
テイクアウトもはもちろんですが、ある程度注文がまとまっていれば、
配達もしていただけるそうですので、詳細はお電話で確認してください。
「よこち」周辺にある市役所・消防署・郵便局の人達や地元のお祭りなどでの注文で、
多い時には一日300食ぐらい焼く事もあるそうです。
そして最後にアイスコーヒーとデザートのサービスがあり、結構至れり尽くせりです。
嬉しさのあまり、写真撮るのを忘れてうっかりアイスコーヒーを半分飲んでしましました。
市役所周辺にお立ち寄りの際には、
「よこち」でゆっくり懐かしい昭和の気分を味わってみてはいかがでしょうか。
散歩したスタッフ:本部 新美
よこち
基本情報
住所:〒475-0815 愛知県半田市新栄町27
電話:0569-21-4466
定休日:月曜日
営業時間:11:00〜14:00 17:00~19:00
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