いきなりですが、1937年(昭和12年)に半田市が発足しました。
それから85年の月日が経ち現在に至ります。
私は46歳、半田市で生まれ育ち半田市を語るには生意気だと思いますが、
幼いころ見た記憶に残る半田市の風景と町並みは、時代と共にだいぶ変わったなと思います。
特に半田運河周辺は見違えるほど整備され、今では景観に相応しいほどに変わりました。
昔は泳げたみたいで遊び場だったようです。
また、今は全然香りませんが、昔はミツカンの酢の香りがあたり一面していました。
さて、そんな半田市にある半田運河周辺は、今年10月1日に市制85周年を迎え、
「文化が発酵し、人々が発光する。醸成しつづけるまち、半田。」
をテーマに、市民参加型のイベント「85祭(はっこうまつり)」が開催されました。
個人的に思う事ですが、半田市民は『祭り好き』です。
半田の文化と歴史に思いをはせて、市制記念をお祝いしようと、大勢の人が集まりました。
当然、感染対策はしっかりとされていました。
また本来ですと、第九回はんだ山車まつりが今年10月8日、9日に盛大に開催される予定でしたが、
新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し来年の10月28日、29日に延期となりました。
そこで、第九回はんだ山車まつりの1年前のプレイベントとして、
市内山車組10組の祭り囃子と一緒になって、
光の装飾で幻想的に彩られた半田運河沿いを提灯行列で歩く企画がされました。
知らない人もいると思いますので、ここで少し『はんだ山車まつり』についてざっくりご紹介します。
半田市には三十一輌の山車が有り、毎年3月中旬~5月上旬にかけて、
半田市の各地域で山車の曳き廻しが有ります。
その山車全てが1か所に集結するのが、5年に1度の『はんだ山車まつり』になります。
前回は、『第八回はんだ山車まつり“美”』が、2017年10月7日(土)・8日(日)の2日間で行われ、
2021年11月26日に『1979 はじまりの物語 はんだ山車まつり誕生秘話』と題し映画製作もされ公開されました。
さらに、この日には『はんだ商業まつり』も同時開催されていました。
場所は、半田運河沿いに新たに出来ていた『蔵のまち公園』をメイン会場に色々な催し物が行われていました。
キッチンカー、飲食ブース、物販・体験・PRブースなどがあり、多くの人が集まっていました。
また、半田市PR大使のMAG!C☆PRINCE平野 泰新(ひらの たいしん)さんも参加されていました。
平野 泰新さんは『1979 はじまりの物語 はんだ山車まつり誕生秘話』に出演されています。
用意された提灯2000個は、当日にすべて完売し多くの人が提灯行列に参加されました。
提灯行列も終盤に差し掛かり、源兵衛橋南、半田運河西岸のゴール地点では、
現職の久世 孝宏(くぜ たかひろ)市長の『市制85周年おめでとう!』の掛け声と共に、
半田運河に花火が打ちあがりました。
実際に打ちあがった花火をご覧ください。
新型コロナウイルスはまだまだ予断を許さない状況ですが、
一日も早くコロナ禍以前の日常が少しでも戻ってくれれば、と思いながら花火を見ていた人も多いのではないでしょうか。
令和5年第九回はんだ山車まつりは、10月28日、29日にまちがいなく開催されると願っています。
第九回の開催テーマは『慶』。
散歩したスタッフ:本部 堀尾