こんにちは。
今回は、日間賀島にある丸豊商店さんのふっくらやわらかしらす干しについて、
あつあつにご紹介させていただきます。
まずはじめに、しらすとは何の魚なのかご存じでしょうか?
正確に「しらす」というのは体に色素がない白い稚魚の総称だそうです。
ただ、「しらす干し」として販売されているものは「カタクチイワシ」と「マイワシ」の子です。
4月5月はマイワシの子、6~12月はカタクチイワシの子が獲れます。
獲れる時期を見ると一般的に出回っている愛知の「しらす」は、
カタクチイワシの子がほとんど、という事になります。
「しらす」と「ちりめんじゃこ」って同じ?と疑問に思った事ありませんか?
答えは「同じ」です。
一般的に、釜炊きされたしらすは「釜揚げしらす」。
釜炊き後、少し乾燥させたものを「しらす干し」。
しっかりと乾燥させたものを「ちりめんじゃこ」「かちり」と呼ぶそうですが、
しっかりとした呼び方の定義は無いそうなので、参考までに・・・。
ちなみに私の地元では「しろめ」と言いますが、
その語源は誰に聞いても分からずただの方言という事でした(´-ω-`;)ゞ
そんなしらすですが、毎年4月に漁の解禁日が発表され12月まで漁があります。
漁法は、3隻の漁船(網船・手船・運搬船)が船団を組み、
網船と手船2隻で全長約200mの網を広げ、しらすの群れを囲むように獲ります。
獲れたしらすは運搬船に積み込み、すぐ氷づけにして市場に運ばれます。
カゴにたっぷりの獲れたて生しらす。
生しらすはプリプリで甘くて本当に美味しい!!
ですが「鮮度が落ちるのが早い」ので、漁があった日にしか食べる事が出来ないのです。
そんな鮮度が落ちるのが早いしらすを新鮮なまま加工できる様、加工場は漁港の近くに集まっています。
市場に運ばれ競りにかけられ、加工場に到着するまでが早いので、鮮度が落ちる前に即、釜炊きする事ができるんです。
丸豊商店さんのしらす干しは、魚の大きさなどに合わせて、釜の微妙な温度調節をして、茹で上げられます。
そしてこの乾燥機で乾燥します。
しらすは乾燥段階が一番重要で難しいそうです。
こうしてふっくらやわらかく塩加減が絶妙なしらす干しが出来上がります。
出来上がったら袋に詰められ冷凍されます。
そんな新鮮なしらす干しをさっそく食べてみましょう!
箱にはたっぷりのしらすが入っているので、食べ切れる分ずつ冷蔵庫で解凍します。
解凍したしらすは、ベチョッとする事なくふっくらふわふわです。
とりあえずご飯に乗っけて食べてください!!
ご飯がとにかく進むこと間違いなし!
私はおにぎりにするのが一番好きで、ご飯にしらすを混ぜて握り、海苔を巻く!
ただそれだけですが、「日本人に生まれて良かったわ」と思います(笑)
ご飯と食べるだけではなく、しらすはいろんな料理に使える万能食材です。
パスタやチャーハン、サラダや酢の物、天ぷらなどなど。
レシピは本当にたくさんあるので、たっぷりのしらすを飽きずに食べ切る事が出来ると思います。
とってもちっちゃい小魚ですが、栄養価が高くいろいろな効果が期待できるそうです。
① 骨や歯の形成を促進する効果
② 肌を美しくする効果
③ 自律神経失調症や不眠症の症状をやわらげる効果
④ 脳梗塞、心筋梗塞など血栓症の予防
クセがなく、手軽に食べれて栄養たっぷりなんて、食べない理由が見つかりませんよね。
丸豊商店さんの美味しいしらすをいろいろな食べ方で楽しんでくださいね。
記事担当:青果部看板娘 間瀬