今回は、りんごの代表的な品種「サンふじ」について、あつあつに語っていきたいと思います(*゚▽゚*)
まずは、「サンふじ」についてのお勉強から。
日本で約2,000種あるりんごの中で、
生産量No.1の「サンふじ」は、「国光」と「デリシャス」を交配して育成された品種です。
日本で最もたくさん作られ、その人気は海外にも広がり中国やアメリカなど、
各国で作られるようになり世界で最も生産されているりんごなのです!!
「サンふじ」と「ふじ」の違いは?と疑問に持たれる方もいると思います。
両方、品種は同じです。違いは栽培方法にあります。
「ふじ」は、収穫前の成熟期に袋をかけ育てられます。
袋をかけるとツヤツヤとした鮮やかな赤いりんごになります。
一方「サンふじ」は、袋をかけず育てられます。
見た目の鮮やかさは、ふじに劣りますが太陽の光をたっぷり浴びて甘味が強くコクのあるりんごになります。
見た目の「ふじ」と、味の「サンふじ」ですね(★´-`)人(´▽`★)
「サンふじ」といえば・・・蜜入り♡
☆蜜入りりんごの見分け方をご紹介。
1.ずっしりと重みがある。
2.ツル元が深くくぼんでいてツルが太くてしっかりしている。
3.おしりの色が青とか緑より、黄色・橙色・飴色。
有楽グループ各店舗にも立派で良い色のサンふじが並んでますよ(○´∀`○
入荷されてカゴに盛る時に、フワッと香るりんごの匂いがたまりません!!
このあま~い蜜ですが、【ソルビトール】という糖質アルコールの一種で、
りんごの甘味である果糖やしょ糖に変換されるのですが、
りんごが完熟するとソルビトールは糖分に変換するのをやめてしまいます。
糖分になれず行き場を失ったソルビトールは蜜になります。
つまり、蜜がたっぷり入っているという事は、
これ以上糖に変換しなくても良いという状態まで完熟している美味しいりんごというわけです。
そんな美味しいりんごは、やっぱりそのまま味わいたいですよね。
そこで、りんごの甘みを味わいながら効率良く栄養を摂取できるりんごの切り方をご紹介!!
その名も「スターカット」です。
名前だけで想像すると、丸いりんごを星形に切るのか?と思ってしまいますが、
りんごを横にして切るだけの、ただの輪切りです(笑)。
切った時に中心が星の形をしている為、スターカットと呼ばれています。
これで一般的なりんごの切り方(縦切り)をした時と比べて、
ビタミンEは約4倍も多く摂れるのです。
実はりんごの本当に食べられない部分は種だけなんです。
そして栄養は皮に一番多く含まれています。
縦切りだと、皮が気になってしまい捨ててしまいがち。
さらに芯や種のまわりの栄養を切り落としてしまいます。
スターカットにする事で、皮も気にならず栄養をほとんど捨てる事なく、食べる事が出来るんです!!
ちなみに種は毒性があり免疫力を下げてしまうので絶対に食べないで下さいね。
小さなクッキー型などで種の部分をくり抜いておくのもオススメです。
【りんごは1日1個で医者いらず】
この言葉通りたくさんの栄養が詰まった果物です。
効率良く美味しく、たくさんの栄養を摂取して頂き、この寒い冬を乗り越えましょうヽ(*´∀`)ノ
そして最後にりんごと言えば「うさぎ」
それ以外にもいろいろな飾り切りがあります。
お弁当に映える飾り切りから、食べるのがもったいないアートな物まで・・・
その中から、うさぎとチェック柄そして白鳥を作ってみました♪
お弁当はもちろん、ホームパーティー等でも目を惹きそうな飾り切りです。
(白鳥はお弁当には向いていませんが・・・)
そこまで時間も掛からず作れるので、ぜひ作ってみて下さいね。
たくさんの栄養と蜜がつまっていて、
いろんな楽しみ方が出来る「サンふじ」を是非、ご賞味ください。
記事担当:青果部 看板娘 間瀬