今回は、新美南吉記念館へ行ってきました。
童話『ごん狐』や『手袋を買いに』の作者として知られる児童文学者、新美南吉。
こちらの記念館は、1993年(平成5年)の新美南吉生誕80周年・没後50周年を記念して、翌年6月に童話『ごん狐』の舞台とされる中山の地に開設されました。
記念館に隣接する童話の森には、遊歩道(せせらぎの小径・あじさいの道・花のき広場・兵十橋)などが整備されて、せせらぎが流れていて散策や自然観察などが楽しめ、とっても心が癒されます。
記念館は変わった建築様式で、半分地下に入るような造りになっています。
館内に入りラウンジに展示されている新美南吉童話イメージキャラクター『ごん吉くん』の可愛い展示品を発見しました。
よく見るとペットボトルのキャップ(32×32の1,024個)で制作されています。
『手袋を買いに』をイメージする、仲良し親子キツネのはく製もありました。
展示室には、南吉の残した原稿や日記、手紙などの資料と南吉の作品6点のジオラマ模型の展示が行われています。
昭和初期の台所用品など歴史資料も展示されています。
なかには、田舎のおばあちゃんの家で見たことのある台所用品もありました。
またビデオシアターでは『ごん狐』と『手袋を買いに』のアニメーションを日替わりで上映しています。
敷地内のごん狐広場は、子供達がボール遊びをしたり、
鬼ごっこしたりできる広い芝生の広場です。
天気のいい日にこの芝生の上でお昼寝をしてみたくなりそうですね。
また、広場にあるコンクリート造りのステージでは、
小学校の社会見学で記念館を訪れた子供達がお弁当を食べている姿を見かけたりします。
2010年(平成22年)6月には、天皇・皇后両陛下が記念館を来訪されました。
2013年(平成25年)には、新美南吉生誕100年となり各種の記念事業が検討されています。
1年後にせまってきた生誕100年、どんな行事が行われるのか楽しみですね。
今回は紹介できませんでしたが、館内には、図書閲覧室・会議室・工作室などもあります。
土日・祝日などには、ボランティアガイドさんがおり、声を掛ければ案内をしていただけるそうです。
ものがたりの中の自然が、そのまま現代に蘇っているような雰囲気を持つ「童話の森」へ散歩に行きがてら、一度、新美南吉記念館を訪れてみて下さい。
記念館のすぐ北側を流れ「ごん狐」の舞台になった矢勝川の堤に、東西約2㎞に亘って二百万本以上の彼岸花が咲く秋にまた、散歩してみたいと思います。ご期待ください。
散歩したスタッフ:有楽グループ 有楽住吉南店 坪内
童話の森・新美南吉記念館
基本情報
住所:〒475-0966 愛知県半田市岩滑西町1丁目10−1
電話:0569-26-4888
定休日:毎週月曜日・第二火曜日
営業時間:9:30~17:30
外部リンク
童話の森・新美南吉記念館: リンク先を開く
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