今回ご紹介するのは、名知多半田駅周辺の中町商店街にある、創業52年の「中川屋」さんです。
なんと開業されたのは、昭和42年。
おじいさんの代から、お父さん、そして現在に引き継がれた、地元に寄り添ったお店なのです。
昔のこの中町通りは商店街で約100店舗の色々なお店が立ち並んでいました。
今は、50店舗程になってしまい昔とは全く違う感じになっていますが、
中川屋さんは昔も今も変わらず営業されています。
現在は、洋菓子を取り扱っていますが、創業当時は、なんと「おせんべい」を作られていたそうです。
代が変わって、お父さんの時代に和菓子を取り扱い始めたそうです。
店頭に行くとショーウィンドウに和菓子と洋菓子が並んでいます。
最初は、和菓子からご紹介したいと思います。
一番人気の和菓子は、秋という季節柄、やはり「栗きんとん」でした。
私事ではありますが、「栗きんとん」は大好物なので、早速頂きました。
一口食べるとどうでしょう!
甘すぎず、でも栗本来の甘さが口の中いっぱいに広がっていきます。
そして、栗自体のホクホク感も加わり、食べ終わる迄、至福の時が続きました。
大変、美味しゅうございました。
又、ショーケースの下の方を見ていくと、目を見張る商品を発見しました。
それは、なんと…「はんだまつり」と書かれているではありませんか!
こちらも食さなければいけません。
まず、最初に割ってみました。
表面は、程よい硬さでカステラ生地(?)を焼いてありました。
中身は、まろやかな白あんが詰まっています。
それでは、いただきます。
食べてみると、口の中にモフモフとした白あんの感触が伝わりつつ、
焼いたカステラ生地が良い噛み応えの食感を演じていました。
2つのハーモニーが、おまつりの雰囲気を表現していると感じました。
この和菓子たちは、お父さんの代からずっと販売されている商品です。
洋菓子もブッセに、ケーキ、ロールケーキ等があり、種類も沢山ありました。
有楽店舗では、お楽しみ景品と題して、
来店されたお客様に、月に一度だけ1個200円未満の景品を無料で配っています。
店舗はランダムですが、中川屋さんの「いちごブッセ」も配っています。
お客様からの感想で「美味しい」「ちょうどいい大きさ」など、人気アイテムになっています。
味も「いちご」「チョコ」があります。
11月は、6日に有楽駅前店で既に配布済みですが、
29日(日)にも有楽衣浦店で配布を予定していますので、是非ご来店頂きご賞味下さい。
色々なケーキがある中から、栗大好き人間として、やはり「マロントルテ」を選びました。
なんか、もったいないので、少しずつ食べてみます。
最初に上の栗の中央から斜めに一口。
んん~!甘く煮た栗とクリームが混ざりあい、なんとも言えない幸福感に包まれました。
たまらず残りを一気に全部食べてしまいました。
そして、洋菓子の一番人気は、ずばり「ロールケーキ」です。
種類も「生フルーツロール」「カフェロール」「栗とさつまいもの抹茶ロール」、
「アップルシナモンのシューロール」等、色々ありました。
又、季節限定で、今は「フルーツ大福ロール」がありました。
もうすぐ「いちご大福ロール」になるとの事でした。
季節柄の商品は、時期で変わってしまうので、お早めにお求めくださいませ。
沢山ある「ロールケーキ」の中でも頂点に君臨するのは…
「生フルーツロールケーキ」
食べてみると、ふわふわのスポンジの中にたっぷりのクリーム、
そして、「いちご」「バナナ」「もも」「キウイ」等々、沢山の果物が入っていました。
甘すぎず、クリームと果物が見事にマッチングしていて、相性バッチリでした。
ごちそうさまでした。
又、お値段も和菓子は100円~180円(税込)、ケーキは200円~300円(税込)、
ロールケーキは一律540円(税込)とお買い求めやすくなっています。
「なんで、そんなに安いの?」と思われる方もいらっしゃると思います。
その理由は、
「スイーツといれば、『高そう』というイメージがありますが、
みんなに普段から気軽に食べてもらえるようにと思って、値段を考えています。」
とオーナーさんからお聞きしました。
私も毎回総付景品の商品を買いに行く時に、お菓子をつい買ってしまいます。
和・洋菓子共に購入しやすく、ちょっとした手土産にも喜ばれます。
又、バースデーケーキも販売しています。
中でも「キャラクターデコレーションケーキ(キャラデコ)」がとても人気で、
お子様の誕生日ケーキにばっちり合います。
「キャラデコ」の種類は、ほぼ無限大でした。
見せて頂きましたが、今大人気の「鬼滅の刃」をはじめ、
「妖怪ウォッチ」や「ポケモン」、「プリキュア」等のキャラケーキも、自在に作ってくれます。
「キャラデコ」をご希望の方は、前日までに予約をすれば、作って頂けますので、お子様の誕生日ケーキにいかがですか。
もちろん全シーズンOKです。
色々なキャラデコを見せてもらっていると、
「キャラクターの色はどうやって作っているのか?」
と疑問がわいてきました。
その答えは、
「透明なジャムに色を付けて、キャラクターを描いています。」
との事でした。
透明なジャムがあるという事を教えてもらって、とても驚きました。
地元に寄り添っている中川屋さんは、
半田市全地区の学校に卒業式で配る「紅白饅頭」や「落雁」等も提供しています。
私が伺った時は、コロナ禍で、学校行事の餅つきが出来ないので、
学校で作ったもち米で大福を作ってくださいとお願いがあったそうです。
お願いされた、もち米はなんと…100㎏!
この100㎏から大福が800個も作れると聞いて、これまたビックリしました。
又、中町商店街振興組合に加入されており、地元を盛り上げている洋菓子さんです。
「紅白饅頭」や「落雁」が飾ってある商品棚を見ると…!
んっ!なんだあれ??写真を見て、気付いた方もいらっしゃると思います。
そうです。右上の方。あれは…『宇宙戦艦ヤマト』です。
オーナーさんの趣味の一つで、3年ほど前から少しづつ作成して、完成は来年3月を予定しているそうです。
このヤマトは、主砲が稼働し、波動砲も光る様に設計しているそうです。
3年の歳月をかけて造り上げた宇宙戦艦ヤマトを、スイーツを買いがてら見るのも一つの楽しみですね。
次回の中川屋さんの記事の時に、ヤマトが完成した報告ができると思います。
乞うご期待!ですね。
オーナーさんをご紹介します。
オーナーさん、大好きなものは「プロレス」。
良く見に行き、お友達の紹介でファンとして、「プロレス」の打ち上げにも参加されるそうです。
ファンの中には、中日ドラゴンズの選手もいらっしゃるそうです。
又、レスリングもこよなく愛しています。
なぜなら、2008年に開催された「北京オリンピック」で出場された、
「加藤 賢三」選手が、なんと半田市中町の出身だからです。
お店にも記念のプレートが飾られていました。
そのプレートには、「浜口 京子」選手や「吉田 沙保里」選手、「伊調 馨」選手の名前も刻まれていました。
現在は、半田消防団の協和分団の分団長を務められています。
この協和地区は春になると「春のおまつり」と題して山車が町内を引き廻されます。
この地域で曳かれる山車は「砂子白山車」と「西組協和車」です。
西組協和車の西組に属されています。
少し西組協和車をご紹介します。
この山車は大正13年(1924年)に建造された山車になります。
古くから山車が引き廻されており、和菓子「はんだまつり」を作られた想いが伝わります。
山車曳きに重要なのは、交通整理です。
大人から子供まで安全と安心に山車巡行を行うために、この半田消防団協和分団が動きます。
中川屋さんのオーナーさんは、色々と地域貢献されています。
ちょっと強面のオーナーさんですが、気軽に話す事ができるとても優しい方です。
手に持たれているのは、創業50周年の時に、半田商工会議所様より頂いた記念のお酒です。
「益益繁盛」という事で、大きさも、なんと二升瓶です。
最後にオーナーさんからの一言です。
「みんなでパチンコに行って、お楽しみ景品をもらいましょう。」
とても陽気なオーナーさんでした。
皆様も中川屋さんに是非行ってみて下さい。
沢山の驚き、発見があるかもしれません。
~~おまけ~~
今回伺って、とても驚いたことがありました。
それは…自在に作ってもらえる『キャラデコ』で、
なんと、私たちの「ボンバー君、ボン美ちゃん」が作られていた事です。
オーナーさんにお話を聞いたところ、
有楽関係者ではなく、お客様から
「パチンコが好きだから、ボンバー君、ボン美ちゃんのキャラデコを作って」
との予約が入ったそうです。
驚いたと同時に、とてもありがたく思い、うれしさが溢れてきました。
今回、中川屋さんに伺って、貴重なお話を沢山お聞きしました。
オーナーさん、大変お忙しいところ、お時間を作っていただき、誠にありがとうございました。
散歩したスタッフ:りんくう店 堀尾
中川屋(ナカガワヤ)
基本情報
住所:〒475-0874 愛知県半田市中町3丁目45
電話:0569-21-2836
定休日:月曜日
営業時間:8:00~19:30
外部リンク
中川屋 エキテン: リンク先を開く
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