今回散歩するのは、半田市商工会議所のすぐ隣にある和菓子店「丸初製菓本舗」さん。
過去に何度もTVや新聞や雑誌の取材を受け紹介されているお店なので、ご存じの方も多いでしょうね。
この「丸初製菓本舗」さん、なんと創業は今年で127年。
明治26年から続き今で四代目という老舗中の老舗です。
店内には美味しそうな和菓子がいっぱい。
中でも「丸初製菓本舗」さんと言えばコチラの大福。
今では多くのお店で見られる、いちごやぶどうを丸ごと使ったフルーツ大福ですが、
「丸初製菓本舗」さんはフルーツ大福の元祖的な存在なんですって!
地元の農家さんが、味は間違いないけど形が不揃いなため売れずに困っていたものを、
なんとか商品にできないかとの思いでこの大福が誕生したそうです。
当時は、大福に果物を入れるなんて邪道と思われたそうですが、
徐々にそのおいしさが口コミで広がっていき今では大人気商品となりました。
そして今回、最も紹介したいのがコチラの商品。
みなさん、「アマビエ」ってご存じですか?
【アマビエとは】
アマビエは、江戸時代後期に製作されたとみられる瓦版に類する刷り物に、絵と文とが記されている。
肥後国(現・熊本県)の夜ごとに海に光り物が起こったため、土地の役人がおもむいたところ、アマビエと名乗るものが出現し、役人に対して「当年より6ヶ年の間は諸国で豊作がつづく。
しかし同時に疫病が流行するから、私の姿を描き写した絵を人々に早々に見せよ。」と予言めいたことを告げ、海の中へと帰って行ったとされる。
※Wikipediaより
私も知らなかったのですが「アマビエ」は疫病を払う妖怪なんです。
コロナウィルスの感染が拡大し始めた頃、おかみさんがアマビエの存在を知って商品化を思い付き、
デザインから自分で考え作り出したそうです。
海の中に帰ったという言い伝えを忠実に再現するようにヒトデや貝が頭に乗っていて、なんとも可愛いらしいですよね。
ですがこの「アマビエ」、すごいのは見た目だけではないんです。
実際に作っているところを取材させてもらったのですが、
外は練りきり、中はこしあんの白あんで1つ1つ丁寧に手作業で飾られていました。
さらにこの「アマビエ」は元より、
「丸初製菓本舗」さんで作られる和菓子はすべて、原料にはとてもこだわっています。
「買って絶対に損はさせない!」
「ウチで買ってよかったと思われるものしか作らない!」
「すべての原料は最高級なものを使用している!」
和菓子のこだわりを伺うと四代目が熱く語ります。
見た目だけではなく、もちろん味も間違いありません。
発売するや口コミやSNSで話題が広がり、生産が追い付かないほど注文が殺到しているため、
今は予約販売でしか購入することができませんが、前もって電話しておけば購入は可能です。
コロナ禍で帰省を控えているため、
親やご祖父さんお祖母さんにプレゼントしたという方も多いそうです。
こんな可愛いくて美味しくて、さらに疫病払いも込められた「アマビエ」。
喜ばれること間違いなしですよね。
みんさんもプレゼントにおひとついかがですか♪
散歩したスタッフ:有楽グループ 駅前店 森岡
丸初製菓本舗(マルハツセイカホンポ)
基本情報
住所:〒475-0871 愛知県半田市本町7丁目20
電話:0569-21-0391
定休日:火曜日
営業時間:8:30〜19:00
外部リンク
丸初製菓本舗: リンク先を開く
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