皆さん、こんにちは~♪
新田店『知多散歩』担当の、久保田&鈴木です。
今回は、豊明市の観光スポットを紹介致します。
豊明市には、なんと!?お城があったのです。
歴史上で有名な戦国武将、織田信長や今川義元が関係している凄い所でした。
その名は「沓掛城」!! そこで簡単にですが、沓掛城に関する歴史について説明致します。
1300年代に築かれたといわれていますが、はっきりとした記録が残っていませんでした。
言い伝えでは、近藤氏が代々城主となっていました。
9代近藤影春の時、桶狭間の戦いが起こり、
戦い前には今川義元が織田信長と戦う準備の為に、このお城に入ったと言われています。
影春は上高根で戦死して信長の家臣簗田出羽守が城主となり、その後、織田越中守信照、川口久助と続きました。
慶長5年(1600年)関ヶ原の戦いにおいて、川口久助は西軍に参陣、沓掛城は収公され廃城になったと言われています。
所在地 豊明市沓掛町東本郷11
城郭構造 平城
築城年 正中年間(1324年-1326年)、又は、応永年間(1394年-1428年)
築城者 藤原義行、又は、近藤宗光
歴代城主 近藤氏、簗田氏、織田氏、川口氏
廃城年 慶長5年(1600年)
遺構 本丸跡、二の丸跡、諏訪曲輪、侍屋敷跡、土塁、空堀、土橋など
現状 史跡公園
東西288m、南北234mの城域を有し、
総掘に囲まれた形式だったそうで、当時としては、比較的規模の大きな城といえます。
現在は綺麗に整備され、公園となっています。
入口には石碑があり、奥には車を12台ほど止める事のできる駐車場が整備されています。
車を止めて直ぐの所に「沓掛城址公園案内図」が設置されていて、現状の全体構図を確認することができます。
駐車場になっている場所には、侍屋敷があったそうです。
この場所には綺麗なトイレも有りますので、女性や小さなお子様も安心して訪れる事ができますよ。
案内図横の階段を上がって橋を渡ると、目の前に本丸が見えてきます。
この橋の下には何か秘密が…!?
秘密は、後半に詳しく説明させて頂きます。
ここが本丸です。右側には井戸跡があり、今は綺麗に整備されています。
奥に見える木は桜です。春になると綺麗に咲くそうで、桜の名所としても知られています。
本丸の周囲には幅8mほどもある広い空堀が巡り、南の大手には土橋が残っています。
本丸南の大手付近には、沓掛城址碑が建てられています。
写真右側に見える石垣と塀は隣接する寺院(正福寺)のもので、
お城とは関係ありませんが、城址という感じを引き立てています。
橋を渡ると諏訪曲輪(すわくるわ)があります。
諏訪曲輪は高台に配置されており、階段を上ります。
この曲輪は高台にある為、見晴らしが良いです。周りには民家しか見えませんが!(笑)
戦国時代には、物見櫓(ものみやぐら=敵を見張る建築物)があったと考えられています。
1月に行った時には、木の実がたくさん落ちていて懐かしく思えました。
最近だと木の実があるところが限られていますので、お子様を連れて行かれると喜ばれるかもしれませんね。
秘密の橋の下の写真です。空堀は深く急な斜面になっていてかなり登りづらそうです。
奥にちらっと見えるのが秘密の場所です。
実は、蛍を飼育しています。
空堀ではビオトープを作っていて、6月頃になると蛍が舞うそうです。
近年では自然の蛍はなかなか見ることはできませんが、ここでは貴重な体験ができますよ。
簡単ではありますが、沓掛城がどんな感じなのか説明させて頂きました。
この沓掛城址公園は6月の第1土曜・日曜日に「桶狭間古戦場祭り」と題して、お祭りが開かれております。
桶狭間古戦場跡と一緒に開かれ、太鼓や棒の手といったものが行われます。
歴史を感じ、緑で癒されるオススメな場所です。是非一度足を運ばれてみては。
散歩したスタッフ:新田店 久保田、鈴木