今回は、5月3・4日に開催された。亀崎 潮干祭りを御紹介します。
3月下旬乙川に始まった半田の春祭りも〆をつとめるこの潮干祭でいよいよ大詰めとなります。
5月3日・4日に行われる神前神社に奉納される祭礼です。
また「潮干祭」の名がしめすように、海浜への山車の曳き下ろしが見どころになります。
昭和34年の伊勢湾台風後に、防潮堤が作られて以来長らく海への曳き下ろしが途絶えていました。
それを祭りへの情熱で防波堤を切り取り、砂浜を造り見事に復活させました。
神社前の砂浜に曳き下ろされる山車の勇壮さに、感動すること間違いないです。
また、曳き出される5台の山車には、それぞれ工芸文化の粋を集めて作られた彫刻・大幕・水引・追幕・からくり人形があり、国の重要無形民俗文化財と愛知県有形民俗文化財指定にもなっています。
それでは、順に御紹介していきます。
1日目昼間の神事で尾張三社に向かいました。
屋台の並ぶ道を優雅に山車が進みます。掛け声も高らかに良い雰囲気です。
17時半~5輌の山車が勢揃い!!亀崎は整列時に山車をぴったりと付けます。
危うくぶつかるんじゃないか!?ハラハラドキドキ!!
次にご紹介するのは、からくり人形の奉納風景です。
からくりは、前棚と上山の人形になり、ここでご紹介するのは、
上山のからくりになります。動かすのも技術がいりこの日の為に日々練習を重ねてきたと思います。
山車に近づける機会が有りましたので、彫刻を撮影しました。
幾つもの彫刻が繊細に彫られており凄かったです。
存在感抜群の山車にうっとり。
5輌の山車とからくりが夕日差で輝いて見えます。
日没近くまで、人形の奉納が行われました。
亀崎の山車は、宵宮がなく提灯は6個位しかつけず、鞘(くら)に帰り初日は終了となります。
鞘は山車の数だけ有り古い町並みにひっそりと有ります。
2日目は良く晴れて、祭りの最終日にはうってつけな天気です。
亀崎まつりの見どころとも言える海浜への山車の曳き下ろしがあります。
ここは、海浜より曳き出された後、からくりの奉納をする場所です。
のぼりが2本立っていますが、半田の山車祭りの時には神社に立てられます。
これを立てるのは結構大変な作業です。
ついに海浜への曳き下しの前に5輌の山車が順に揃っていきます。
1輌・2輌と山車が整列していきます。
おそらく、山車の曳き手はいったん休憩をして気合を溜めている頃だと思います。頑張って下さい。
それでは、5輌の山車が揃いましたので海浜への曳き下し開始です。
山車の重量は何トンも有り、かなりの労力が必要となります。
でも、ご心配なく代々受け継がれて来た作法があるので・・。
海辺に1輌2輌と揃っていきます。水の抵抗もあり、かなり大変さが伝わって来ました。
水と土で地盤が軟らかくなり、山車も動きにくそうです。
「よいさぁ!」「よいさぁ!」と掛け声も気合充分です。
今年は時間の都合でいつもなら見ることが出来る5輌の並びはなく、
5輌が揃う前に神前神社へ向かい出しました。撮影したかった・・。
海浜を出た5輌の山車は神前神社前で順に集合してきます。
単独での行動は一切しないので各組との団結と統率に感動です。
多くの人たちが山車のまわりを囲み、楽しんでいました。
勢揃いした山車が神前神社へ曳きこまれ整列します。
色々な角度から撮影しました。
後ろからの見た山車も良い感じでした。刺繍が凄く圧巻です。
勢揃いした各組の山車は、人形奉納します。
ここでは、前棚のからくりを御紹介します。
また、「神宮」は1日目で「石橋獅子」は2日目の人形になります。
日没まで人形奉納し、各組の山車は鞘へと戻っていきます。
ここでまでが祭礼になります。
2日間とも天気よく良いお祭りでした。
今回の祭礼で、私は亀崎の山車に生まれて初めて触れました。やっぱり良い!
山車なら半田が1番!これですね。
次回は、亀崎「潮干祭り」の屋台を少しご紹介します。
散歩したスタッフ:有楽グループ 住吉店 堀尾