こんにちは。住吉情報局の高木です。
今回の情報局はタイトルでもわかると思いますが、
普段の私の記事とは違い、真面目な内容をお伝えします。
いつもは皆さんに明るく・楽しい話題をお伝えするよう心掛けていますが、
今回はどうしても皆さんに伝えたいことがあり、
この『尊い命を守るためにできること』というタイトルと内容にしました。
きっかけは連日のように報道される児童虐待のニュースです。
見るだけ、聞くだけでも心苦しくなる内容のニュースが、
毎日のように報道され続けています。
それだけこの世の中に、児童虐待というものが蔓延しているのでしょう。
私は『可哀そうだな』とか、『周りはどうにかできなかったのかな』とか、
思う事はしますが結局それだけです。
ただニュースを見て可哀そうだと思うだけ。
これでは実際に身近に助けて欲しいという子供がいた時、
何かしてあげられるでしょうか?
答えはNOです。
虐待を受けている子供がいたとして、
どういう対応をすればいいか本当の意味で理解できていないからです。
どうすれば子供を救うことができるのか?
どうすれば虐待を止めることができるのか?
児童虐待について正しい知識を身に付けて、
自分が他人にできる精一杯の行動ができるように勉強しなければいけません。
ということで自分なりに調べた内容を一部みなさんにも紹介させてもらいます。
まず、虐待とはどういうものなのか?
虐待の定義としてまとめられていたので紹介します。
●身体的虐待
殴る・蹴る・激しく揺さぶる・火傷を負わせる・溺れさせる・閉じ込める・縄で縛る など
●性的虐待
子どもへの性的行為・性器を見せる・性器を触らせる、触る・ポルノの被写体にする など
●心理的虐待
言葉で子どもを脅す・暴言を吐く・怒鳴る・無視する・兄弟間で差別扱いをする
・子どもの前で暴力をふるう(DV))など
●ネグレクト
家に閉じ込める・不潔にする・食事を与えない・病院へ連れていかない・車内に放置する など
大きく上記4つに分類されるそうです。
これらに当てはまる場面に遭遇したら虐待の可能性があります。
すみやかに通報しないといけません。
「しないといけない」と書きましたが、『発見したら通報する』これは義務です。
必ず通報しないといけません。
ではどこに通報するのか?
警察?児童相談所?
通報先は決まっているそうです。
189番(いちはやく)
こちらに連絡するとすぐに対応してもらえるようです。
もしかしたらと思った時は、こちらの番号に速やかに連絡しましょう。
次は年別の児童虐待による死亡件数を見て下さい。
毎日のようにメディアで放送されている児童虐待による死亡事件。
2009年(5次報告)から比べれば死亡事件は減少しているようですが、
それでも年間50名以上の尊い命が犠牲になっています。
このような悲しい事件が減るように私たち自身も、もっと虐待について理解を深め、
助け合える環境を作らなければいけません。
助け合うとはどういうことか?
次の加害者のグラフを見てください。
ニュースでは男性の虐待が大きく取り上げられていて、
男性の虐待の方が多いと思っていましたが、実母である女性の虐待のほうが多いようですね。
やはり、育児に関わる女性のほうがストレスを多く抱えることになり、
そのストレスが知らず知らずのうちに子供に向いてしまうということでしょうか。
そう考えるとやはり夫婦間の助け合いが一番重要なのかなと個人的に思います。
あとは周りの友人や両親が気にしてあげることも、
児童虐待を防ぐ上で重要なことだと思います。
周りの少しの気遣いで幼い命を救えるかもしれません。
直接、力になれる方は話を聞いてあげて下さい。
直接、力になれない方は電話189番まで相談して下さい。
これが尊い命を守ることに繋がります。
~ここからは個人的な意見です。~
児童虐待は犯罪です。
犯罪から子供を救ってあげないといけません。
しかし救うのは子供だけでいいのでしょうか?
そうではないと思います。
虐待を行っている人も救ってあげないといけません。
大きなストレスを抱えてどうしようもなくなった。
教育(しつけ)の一環がエスカレートしてしまった。
本人としてはどうしようもなく、止められない理由があったのかもしれません。
だからと言って許されることではありませんが、
虐待をしている人の心の苦しみも癒してあげなければいけないと思います。
なぜなら、いくら虐待を受けても子供は親に愛されることを望んでいるからです。
加害者(両親)の心の問題も解決できなければ、
本当の意味で子供は幸せになれないと思います。
さて、虐待について紹介させてもらいましたが、
私たちパチンコ店でも虐待防止として取り組んでいることがあります。
それは前述した虐待の定義の中にネグレクトというものがありますが、
そのネグレクトの中に【車内に放置する】というものがあります。
車内に子供を残してパチンコを遊技する。
残念ながら有楽グループ内でも、実際に車内放置に関わるトラブルが稀に起こります。
有楽グループとして車内放置は許すわけにはいきません。
車内放置は犯罪行為です。
いざという時は乗用車の窓ガラスを壊してでも人命救助を行います。
※真夏日ではエンジンを切って30分で車内は50℃~60℃まで温度が上昇し、
子供の年齢によって差はありますが30分から2時間で死に至ります。
有楽グループでは各店舗で常駐している警備員が駐車場を細目に巡回しています。
その際、車内のチェックもさせて頂いております。
お子様が乗っていないか?
貴重品が残されていないか?
鍵が開いていないか?
上記のようなことがあればすぐにホールに連絡が入り、我々が迅速に対応します。
その際に長時間車内に放置されているなど、命に関わる緊急事態と判断した場合、
お客様の呼び出しなどを行う前に、車のガラスを壊して人命救助活動に入ります。
写真のハンマーはガラスを割るときに使う専用のものになります。
こちらはシートベルトカッターもついており有楽全店に配備されています。
まだ一度も使用されていませんが、これからも使用したくないものですね。
やはりお客様の車の窓を無許可で割るのは気が引けますよ…。
ですから車内放置撲滅に関する掲示物を店内に掲示して注意喚起にも努めています。
このポスターを見て車内放置を未然に防ぐことができれば、
窓ガラスを壊す必要もないはずですからね。
最後になりますが…
どうかご来店ご遊技される場合は、お子様をどなたかに預けられるなど、
お子様の安全を確保されてからのご来店・ご遊技をお願い致します。
何かあってからでは遅いです。後悔もされると思います。
せっかく来て下さったお客様には楽しい思い出を作って頂きたいです。
我々もお客様が楽しめるよう全力で努力していきます。
車内放置についてのご理解・ご協力のほどよろしくお願い致します。
住吉情報局:記事担当 高木