皆様こんにちは。
今回の新田情報局は、
将棋を愛し、将棋から愛された私水谷が、2022年度の将棋界の見どころを紹介したいと思います。
まずは我らが愛知県出身の藤井聡太竜王。
2021年度は史上最年少で5冠達成となりましたね~、祝!!!
これで、昨年度が終了した時点での8大タイトル保持者は次の通りとなりました。
・藤井聡太・・・「竜王」「王位」「叡王」「王将」「棋聖」
・渡辺明 ・・・「名人」「棋王」
・永瀬拓矢・・・「王座」
さて今年度の藤井聡太竜王、まずは現在保持しているタイトルを防衛する戦いが見どころとなりますが、
それ以上に注目となるのが「王座」「棋王」のタイトル奪取で6冠、7冠達成なるか!?
そして来年度「名人戦」挑戦権をかける戦い・・・「A級順位戦」となります!!
時期的にはまず、5月現在「王座」の挑戦者決定トーナメントが行われており、
順当に勝ち進めば9月頃に王座タイトル戦が始まります。
次に「棋王」の挑戦者決定トーナメントが6月頃から始まり、
順当に勝ち進めば翌年2月頃に棋王タイトル戦が始まります。
そして現在行われている今期名人戦「渡辺明名人VS斎藤慎太郎八段」が終わる頃、
「A級順位戦」が年度通して行われる予定です。
今期も藤井竜王は大きな期待をかけられた大変な戦いとなりますが、
周囲を気にせず一戦一戦を丁寧に戦って頑張って頂きたいです。
それでは次に、藤井竜王を除いて私が勝手に注目している『若手棋士の紹介コーナー』に移りたいと思います。
これまで私が記事で紹介した若手注目棋士は・・・
まずは、佐々木大地七段(写真左)。
なんと先月の4月28日に竜王ランキング戦連続昇級で七段に昇段、おめでとうございます!
続いて、大橋貴洸六段(写真右)。
二期連続の順位戦昇級でB級2組入り、おめでとうございます!
引き続き、藤井5冠に続く大活躍を期待しております。
そして昨年度、頭角を現した大注目の若手棋士・・・伊藤匠五段。
一昨年9月にプロ入り後、最初の順位戦を一期抜けでC級1組へ昇級、これが条件で五段に昇段しました。
そして更には我らが藤井竜王のデビュー以来4年連続勝率1位の座を途絶えさせ、
2021年度“年間勝率1位賞”と“新人賞”を獲得しました。
なんと藤井竜王と同学年で現在19歳。
藤井竜王が7月19日生まれで、伊藤匠五段は10月10日生まれのため、
現在“最年少棋士”までも伊藤匠五段によって、とうに奪われてしまっているのです。
既に今年度は王位戦挑戦者決定リーグ入り。
惜しくも豊島九段に敗れて決勝へ進めませんでしたが、まぎれもなく最注目新人!!
今後の活躍に注目です。
最後に、今年度9月には、“最年少棋士”が新たに誕生するかもしれません。
4月から9月までに行われる2022年度奨励会三段リーグにおきまして、
片山史龍(17歳)さん、藤本渚(16歳)さんが昇段有力視されております!
こんな感じで2022年度も見どころ盛りだくさんとなっております。
藤井竜王の七冠達成&名人戦挑戦権獲得なるのか?
はたまた誰がそれを阻止するのか?
そして藤井竜王に続く若手がどこまで登ってくるのか?
仕事どころではなく、私はもう将棋界から目が離せません!!!!!!
記事担当:新田店 水谷