皆様こんにちは、“将棋か、将棋以外か”でお馴染みの水谷です。
2023年度の将棋界がすでに動き出しております。
三度の飯より将棋が大好きな私としては、もはや仕事が手につかない程たまらなく楽しみでしかたない毎日でございます。
というわけで今回の新田情報局は、請謁ながら私個人の主観による
『2023年度棋戦前半戦の見どころ』を述べさせて頂きますので、どうぞお付き合い下さいm(__)m
※ちなみに、愛知県出身の藤井竜王贔屓ですのでご容赦下さいませ。。。
マスク着用においては個人の判断が基本となり、棋戦もマスク無しでの対局が目立ってきました。
これからは棋士の表情も含めて、将棋観戦を楽しむことができますね。
それでは、今年度の前半戦となる「名人戦」「叡王戦」「棋聖戦」「王位戦」、
そして最後に「王座戦挑戦者決定トーナメント」を順番にご紹介します。
まずは只今白熱中のタイトル戦「名人戦」「叡王戦」から。
「名人戦七番勝負」は、渡辺名人に藤井竜王が挑戦中!
お互い居飛車党、これまでの渡辺名人は藤井竜王との相性が悪いのでしょうか!?
絶対負けられない渡辺名人は、本来の角交換を避けるなど序盤から変化を見せますが、
藤井竜王が鮮やかに対応し続けて勝ち越しており、高確率で名人奪取の傾向。
次の第4局で決まってしまうのでしょうか!?
「叡王戦五番勝負」は、藤井叡王に菅井竜也八段が挑戦中!
菅井八段は振り飛車党の代表格。
過去に王位タイトルを保持していた事や、朝日杯優勝も経験している実力者です。
二局目から菅井八段が振り飛車穴熊の反転攻勢で、藤井竜王は対応に苦戦。
残りの対局も、菅井八段の難しい振り飛車陣形にどう対応するのか見どころです。
次に、「棋聖戦」「王位戦」を見てみましょう。
どちらも保持者は藤井聡太竜王、挑戦者も既に決定しており、こちらも大注目です!!
ここでついに登場しました、タイトル初挑戦の佐々木大地七段!!
藤井聡太竜王以外で、実はこの私が個人的に注目している若手棋士の一角であります。
そして今年度の棋聖戦、なんと第1局はベトナムで開催!!!!
一体どんな服装で対局するのか??
そしておやつは何が出てくるのか??
6月5日(月)は、ひっくるめて個人的にも大注目の対局になりそうです。
そして羽生善治九段、今年度も相変わらず強すぎる!!
王位戦は、果たしてどちらが挑戦者として名乗りを挙げるのでしょうか!?
※王位戦挑戦者決定戦は5月18日(木)ですので、記事が配信された頃には決定していますね。
最後に、これが一番の目玉!!!!!
藤井竜王がまだ獲得していないタイトル、現在白熱中の「王座戦挑戦者決定トーナメント」を見てみましょう!
藤井竜王ですが、王座戦では過去5回失敗しており、今回6度目の挑戦となります。
5月10日、既に藤井竜王は一回戦で中川八段に勝利しました。
あと3回勝てば挑戦者となります。
唯一不安な事を一つ挙げれば、このトーナメント戦、一敗したらそこで終わりなんです。。。。。
「名人戦」「叡王戦」に勝利し、このトーナメントを順調に勝ち上がれば、いよいよ現実的に八冠が見えて来るわけです!!
いかがでしたでしょうか。
前半戦だけでも、2023年はこれだけの熱さ。
今年度、藤井竜王は本当に八冠制覇してしまうのでしょうか?
そして秋以降の後半戦は、「王座戦」「竜王戦」「棋王戦」「王将戦」となります。
「王座戦」五番勝負は9月からですので、最速で9月末くらいに八冠達成の可能性が・・?!
藤井竜王が八冠制覇するまで、私の将棋愛が落ち着く日は来ないでしょう。
記事担当:新田店 水谷