皆様こんにちは。
“No shogi,No life”の水谷です。
今回の新田情報局は、将棋界の藤井聡太竜王5冠と今後の展望を、
僭越ながら独自の目線で語らせて頂こうかと思いますので、しばしお付き合い下さいませ。
と、その前に・・・
まずは今年度前期の三段リーグを勝ち抜き、10月に見事プロ入りを果たした御二方、
藤本渚四段(写真左)と齊藤裕也四段(写真右)、誠におめでとうございます!!
藤本渚四段は、なんと高校生2年生の17歳!!
三段リーグを2期で突破し、伊藤匠五段よりも年下となる為、最年少棋士としてのプロ入りとなります。
高校を通いながらの場合はとても大変だと思いますので、温かい目で見守りたいです。
齊藤祐也四段は、25歳の急成長株!
三段リーグ初挑戦で全くの注目外でしたが、
現行制度で史上7人目となる三段リーグ1期抜けでのプロ入りとなります。
三重県桑名市出身で杉本昌隆八段門下、そうです、藤井聡太5冠と同門なのです!
御二方ともに注目の肩書きも含めておりますので、今後のご活躍に期待したいですね~♪
それでは、本題の2022年度の八大タイトルの話へ☆
まず各予選はどうなっているでしょうか・・・。
名のある棋士の方々に対し、若手棋士の出口若武六段や伊藤匠五段が善戦を見せており、
さらにはレジェンド羽生善治九段の奮闘で、とにかく予選が大混戦!!!!!!
この流れで後半戦も見どころ盛りだくさんとなっております!!
2022年度タイトル戦の経過は・・・
『名人戦』『王位戦』『叡王戦』『王座戦』『棋聖戦』、以上は今年度の対局を終えており、
予選の荒れ模様とは反面、全て保持者が手堅く防衛を果たしました!!!!
藤井5冠は今年度の王座戦、残念ながら予選敗退でした(泣)
阻止したのは“藤井キラー”こと大橋貴洸六段!
それはそれは、誠にお見事でした。
そんな大橋貴洸六段については、以前紹介させて頂いたこちらの記事をぜひご覧ください♪
2022年度も残り僅かですが、後半戦の見どころは・・・
タイトル戦に関しましては、残すところ『竜王戦』『棋王戦』『王将戦』、
そして来年度春の名人挑戦権を賭けた『A級順位戦』が注目です。
それでは順番に経過を紹介します!!
『竜王戦』
現在タイトル戦対局中!!
藤井聡太竜王VS広瀬章人八段、まもなく決着予定です。
藤井5冠がこの戦いに勝てば今年度4冠防衛成功となり、残す防衛戦は王将戦です。
『棋王戦』
まもなく予選が決着予定!
藤井5冠が6冠目を賭けた戦いで見どころ充分。
レジェンド羽生善治九段VS佐藤天彦九段VS藤井聡太5冠VS伊藤匠五段!!
この中の誰かがタイトル保持者の渡辺明棋王に挑戦する流れです。
予選はトーナメント戦ですが、敗者復活制度となっており混戦模様です。
『王将戦』
予選リーグ戦がまもなく決着予定です。
残すところ羽生九段VS豊島九段。
ここでもなんと、レジェンド羽生善治九段が全勝で進行しております!
もし羽生九段が勝った場合、タイトル保持者である藤井5冠との夢のタイトル戦が実現するので大注目です!!
『A級順位戦』
A級棋士10名で戦うリーグ戦。
ここを制した1名が、来年春の『名人戦』で渡辺明名人と対局となります。
このリーグ戦は、3月に入る頃に決着します。
藤井聡太5冠はその中でも善戦中ですが、それでも1敗も許されない状況です。
私的には、『A級順位戦』で藤井聡太5冠にぜひ頑張って欲しいと日々願っております。
それではまた将棋の熱い時期に、ご報告したいと思います!!
記事担当:新田店 水谷