みなさま、こんにちは。
口田店情報局です。
今回は自宅での出来事を記事にしていきたいと思います。
東海地方も梅雨入りし雨の多い日が続いておりますね。
じめじめと湿気もあり居心地がよくないですよね(;^ω^)
いつまで続くのか…
と、ここからが本題ですが、
玄関から出て花壇付近を見渡すと小さなムカデが沢山歩いていたんです。
何事かと思い草の下を見たらもっといたんです。
急いで殺虫剤を撒いて撃退したのですが。
過去に大きなムカデと遭遇したことは一度あったのですが、
こんなにたくさんのというのは初めてで衝撃を受けました。
という事でムカデについていろいろと調べてみました。
まずはムカデの生態です。
ムカデを漢字で書くと「百足」と書きます。
ムカデは足が多く、その数は種類よって様々みたいです。
すべてのムカデには毒があり、この毒を使って小動物や他の虫を捕食します。
普段はじっとしていますが、捕食の時や天敵から逃げる際などは素早く移動ができ運動能力は非常に優れているそうです。
戦後国時代には、後退出来ない為「勝利」をつかさどる、縁起の良い虫と家紋などに使われていたと言われています。
また、たくさんの足があることから、「商売繁盛」のご利益があるとも考えられていたそうです。
ですが、現代の日本においては危険な害虫です。
攻撃力が強く、人に対しての咬みつき被害も多く報告されています。
ムカデの生息場所
北海道では生息は少ないみたいですが日本全国に分布しています。
日中は石やレンガ、落ち葉の下などでじっとしています。
基本的には暗く、湿気の多い場所を好むみたいです。
夜になると餌を求めて人家に侵入することもあるみたいです。
ムカデの発生時期
冬の間は冬眠しており、活動時期は春から秋にかけてです。
産卵期とされている梅雨の時期に特に多く発生するそうです。
ムカデの餌
ゴキブリやダニなどの虫を食べる事はよく知られていますが、
他にもネズミやコウモリなどの動物も捕食するそうです。
ムカデの種類
世界では2000を超える種類がいると言われています。
日本にも100種類以上のムカデが生息しています。
私たちの生活圏でよくみられるムカデは主に3種類です。
トビズムカデ
一般的に「オオムカデ」と称されるのがこのトビズムカデで、
体長は大きい物で20センチメートルを超えるものもいるそうです。
頭の部分が赤色、体は黒色、足は赤色やオレンジ色をしているものが多いですが、色が違うものも確認されています。
アオズムカデ
体長は10センチメートルほどですが、国内に生息するムカデの中では、最も強い毒を保有していると言われています。
頭と体は緑色がかった黒色、足はオレンジ色をしているものが多いですが、トビズムカデ同様で個体によっては違いも生じます。
アカズムカデ
体長は大きい物でも7センチメートルほどで、他の2種よりも小さいです。
頭と足が赤色、体はアオズムカデよりも緑色が強く出ています。
非常に特徴的である為すぐに判別が可能みたいです。
ムカデと似ている虫
ムカデとよく似ている虫も身近に存在する為、咄嗟に判断できないという方も多いです。
これから紹介する2種は身近に存在してムカデとよく間違えられることも多い虫です。
いずれもムカデと違って積極的に人へ咬みつくなどの害はありません。
違いを知っておくと、いざという時に危険を回避できるかもしれません。
ヤスデ
ムカデと比べてかなり小さく、動きも遅いのが特徴。全体的に丸みがあります。
また、1つの節に2つ以上足が生えています。
ムカデとは違いほとんど害のない虫とされていますが、危険を察知すると刺激臭の強い体液を発します。
むやみに触れるのはやめた方がよさそうです。
ゲジ
「ゲジゲジ」と言われています。
ムカデより一回り小さく、体調より大きい触角を持っていることが特徴です。
生態や食性はほとんどムカデと変わりません。
毒も持っていますが積極的に人を襲う事はほとんどなく、
咬まれてもムカデほど影響が無い事から益虫としての側面が大きいと言えます。
ムカデによる咬みつき被害
全てのムカデには毒があります。
ハチ同様、強い毒性を持ち激しい痛みを伴います。
また、アナフィラキシーショックを起こす可能性もあると言われているため、
生活圏で見かける事があった場合は十分に注意が必要です!
ムカデは暗いところを好むため、人が寝ている間に侵入してくることや、靴の中に潜んでいることもあります。
寝ている間や出かける前に咬まれてしまうケースも多数報告されているようです。
咬まれた場合は流水で綺麗に洗い流し、
抗ヒスタミン含有ステロイド軟膏を患部に塗るなどの処置を行い、念のため行院へ行くことをお勧めします。
不眠・精神的被害
1度咬まれた経験のある方や、部屋の中で見かけてしまい駆除できなかった場合、
咬まれるかもしれないという精神的恐怖もあります。
寝ている間に咬まれたケースも多いため、眠れなくなる方も珍しくありません。
不快害虫としての被害
ムカデの見た目に生理的嫌悪感を覚える方も多いと思います。
足が沢山あり、色のインパクトも大きいため迫力があります。
見るだけで嫌という方は多く、ネットの検索も怖くて出来ないという声もあるほどです。
ムカデの餌となる害虫の発生
日中、外にいるムカデが人家に侵入してくる原因は、ゴキブリなどの害虫がいる事です。
よく自宅でムカデを見かけるという方は、ゴキブリをはじめとする害虫も潜んでいる可能性が高いです。
ムカデの発生原因=餌の発生原因と覚えておいてください!!
また、庭の整理整頓や草刈りなどができていない場合も、ムカデの餌となる他の虫を呼び込みやすいそうです。
庭の手入れの最中にムカデに咬まれたというケースもあります。
ムカデはつがい(夫婦)で行動する
都市伝説や迷信のように言われているのが、「ムカデは夫婦で行動する」というものです。
1匹駆除しても、そのパートナーであるつがいがいると考えられている方が多いです。
しかし現在、特にそういった習性は確認されていません。
単純にムカデが発生しやすい環境下であり、他の個体も発生していると考えられています。
ムカデ侵入予防
ムカデの活動が活発になる5月に入る前までに、対策・予防を意識的に行うとより効果的です。
●ムカデの餌となる害虫対策を行う
大きくメインになるのはゴキブリ対策です。
ゴキブリが住みやすい環境をつくらないように心がけて下さい!
ゴキブリは食べ残しから人の皮膚や皮脂などの蛋白源まで多くの物を餌とします。
まずは住宅の整理整頓を行い、衛生保ちましょう!
●食べかす、ゴミはしっかりと始末する
ゴキブリ以外の害虫対策にもなります。
ゴキブリやムカデの発生時期は他の虫も発生も多くなります。
食物連鎖の関係で1つの虫が発生すると、それを捕食する虫が発生します。
ゴキブリとムカデの関係は代表的な例と言えます。
●風通しを良くするなど湿気を除去する
ムカデ、ゴキブリをはじめとする多くの害虫は、乾燥しているところを苦手とします。
また、湿気でカビが発生するとカビを餌とするダニを引き寄せ、結果的にゴキブリの発生原因となります。
●侵入経路を塞ぐ
害虫は小さな隙間から侵入してきます。
網戸の破損場所や通気口、畳の間や換気扇などはもちろん、住宅のひび割れや亀裂などです。
塞ぐことが難しい場所もありますが、できるだけ侵入を許さないように塞いでおきましょう。
ムカデが餌とするねずみ対策にもなります。
●営巣する場所をつくらない
整理整頓が出来ていない部屋は見通しが悪く営巣されやすいです。
出来るだけ部屋の下に置くものを減らして死角を減らしましょう。
●段ボールなどを放置しない
段ボールにゴキブリが卵を産み付ける事もあります。
ムカデはゴキブリだけでなくゴキブリの卵も餌とします。
長期間の放置は避けすぐに処分しましょう。
●忌避剤によるムカデ予防
基本的な対策を行った後は、忌避剤を使ってムカデ対策をしましょう。
住宅周りに撒く忌避剤や忌避効果のある殺虫剤スプレーなどがあります。
注意して頂きたいのが、
ムカデは住宅に発生する害虫の中で生命力が強いため、専用の物を使用する必要があるということ。
蚊やハエなどを忌避・駆除する物では、しっかりとした効果は見込めない可能性が高いです。
また、屋外でしか使用できないものもありますので、よく使用上の注意を読んで下さい。
ムカデ駆除方法
昔から言われるムカデ駆除方法として、自力で捕獲し、
熱湯に入れるというのがありますが、これは咬まれる可能性も高く危険です。
ムカデは動きも早いため、自力で捕まえようとするとすぐに逃げられることも考えられます。
最も簡単でオススメなのは殺虫剤を使用しての駆除です。
ムカデは生命力が強く、身体が千切れてもしばらくは生きていることもあります。
すぐに駆除できるようにムカデ専用の殺虫剤を使用しましょう!
ムカデは見た目もインパクトがありますし、咬まれると痛いうえに毒で腫れてしまう事もあります。
まずは餌となる害虫の対策を講じ、忌避剤・殺虫剤を用いての予防をオススメします。
ムカデをはじめとした害虫の発生が活発になる前に対策を行いましょう。
早期対策で快適な生活が送れ、ご自身や大切な家族を守ることが出来ます。
何事に対しても先手必勝ですね!
それではこの辺で失礼します。
記事担当:口田店 竹井