どうも駅前店情報局です。
みなさんは「バリアフリーコラボレーション」って知ってますか?
様々な身体的不自由を抱えている方や知的不自由を抱えている方と健常者が集まって、音楽を通じて交流しようという取り組みなんだそうです。
今からどんな演奏が聴けるのかワクワクしますね!!
開演前に設備の説明があり、舞台上にモニターを用意することで進行内容を文字に起こして表示することで、聴覚障害をお持ちの方への配慮がされていました。
他にも補聴器にマイクで拾った音声をダイレクトに伝えて、より聞き取りやすくする工夫などもされていました。
最初の演奏者は縁音(ユカリオン)さんです。
メンバーの3人とBlue Jam(ブルージャム)というバンドのメンバーが一人加わった4人での演奏でした。
演奏されたのは「威風堂々」「情熱大陸」の2曲で音楽にあまり興味のない私でも有名なフレーズを聞いたら「これ!聴いたことある!!」ってなるそんな楽曲がチョイスされていました。
4人の息はピッタリでどこからともなく手拍子が上がり始め、それが会場全体に伝播していく様子はみんなが一緒に楽しんでいる素晴らしい空間を作りあげていました。
次は角谷未咲希さんです。
1曲目は「僕が君の耳になる」という曲でした。
全く知らない曲でしたが、調べてみたら実話をもとに作られた歌なんですね!!
しっとりとしたメロディーと角谷さんの歌声がピッタリで心地がよかったです。
ギターを弾きながら歌う弾き語りスタイルでたくさん練習したのがうかがえました。
2曲目は「ファンサ」という曲でした。
元気なダンスと歌を見て聴いて自分を表現するのが苦手な私からするとこんなにも大勢の人の前で自分を全力で表現できることにますます感心しました。
次は和太鼓クラブどんど鼓(どんどこ)の皆さんでした。
昔ちょっとだけやったことがあるので知っているのですが、和太鼓ってめっちゃ体力いるんですよ!!
打ち終わった皆さんを見ると息を切らせている方もいて一生懸命さがとても伝わってきました。
【音のセッション】
ここからは音のセッションということでプロの演奏家の皆さんと他の団体が協力して一つの音楽を作るというプログラムでした。
最初はブライト&イノセントの皆さんと武豊吹奏楽団とBlue Jamの3組によるあいみょんの「愛の花」の演奏と歌のコラボレーションでした。
楽しそうに歌っている姿がとても印象的で、僕も知っている曲だっただけに歌いだしたくなりました。
次は今井陽崇さんとBlue Jamによる、ナオトインティライミの「満月の夜」の演奏と歌のコラボレーションでした!
最初に今井さんから、これまで助けてくれたみんなに向けて感謝を込めて歌いますと挨拶がありました。
歌を聴いてとても心に響きました。
日常にあふれる感謝をこの舞台でみんなに伝えようと参加されたその気持ちに最高の拍手を送りたいです!!
次は澤田祥吾さんとBlue Jamのセッションです。
楽しそうに演奏されている姿がとても印象的でした!!
そもそもドラムってすごいですね!
僕は太鼓の達人もまともに出来ないほどに不器用な人間ですけど、足と手で全く別のリズムを刻むのって凄すぎる!!
迫力もあり、かなりレベルの高い演奏だったと思います。
次は煉さんとBlue Jamのセッションです。
二胡という楽器を初めて聞きましたがすごく深い音のする楽器で心の芯に響いてくる音色にすごく柔らかい気持ちになれました。
楽器の音と演奏が相まって心が洗われるような感覚でした。
弦楽器の音って気持ちがいいですよね!!
なんか心の底からブルブルっとくるんですよね!
私だけの感覚かもしれませんので説明が難しい!!!
とにかく心震えるそんな音色でした。
【トレスエレメントス】
次はプロの演奏家が3人集まって結成されたTres Elementos(トレス エレメントス)さんの演奏でした。
パーカッションのリズムに合わせてノリノリの楽曲が披露されてすごく楽しい気分になりました。
プロの演奏家ってすごいですよね!
一人一人に人を惹きつける魅力が必ずある気がします。
次は手話テーマソング隊とBlue JamとTres Elementosのコラボでした。
テーマソングの「輝く未来」の最初の部分を手話で表現すると、こんな風になるんだと教えてくれて会場のみんなと手話を使って一緒に歌おうというコンセプトで輝く未来の演奏と歌が始まりました。
舞台上のみなさんの動きを見ていると、手話というのは表現する動きの大きさで声量の大きさまで伝える事が出来るんだと知りました。
これって感情を身振りで伝える感覚にとても似ているなと感じ、普段から自分たちがやっていることにとても近い事に気づかされました。
手話という自分の生活とは遠いところにある存在が、なんだか近くに感じられて難しいものではなくてもっと親しみやすいものなんだと知れるいい機会でした。
会場の外ではたくさんの作品が展示されていました。
また、体がうまく動かせない人が好きな音楽を聴きながら演奏できるアプリを開発している大学生達が、ブースを作って開発中のアプリの体験会を行っていました。
これが出来たらもっと音楽の楽しみ方の幅が広がるんじゃないかと思いました。
スタッフの方々も一生懸命頑張っていました。
日頃接する機会のない方々の活動に少しだけ触れることが出来て本当に貴重な体験ができたと感じています。
けっしてすごく上手な歌を聴いたり、上手な演奏を聴いたりしたわけではありませんが、今回聴いたすべての音楽が本当の意味での音楽だったように感じます。
演奏者も楽しい、聴いている私たちも楽しい!!
これが出来たのって、きっとみなさんの想いや熱意があったからこそだと思うんです。
普段からたくさんの練習をしてこのバリアフリーコラボレーションに臨んでいたことと思います。
そんな方々の音楽に触れられて、楽しい時間を過ごさせていただき本当にありがとうございました。
毎年開催されているのでよかったらこの記事を見られたみなさんも是非見に行って欲しいです!!
駅前情報局は、毎月12日と26日の公開になります、お楽しみに♪♪
記事担当:駅前店 榊原