ゴールデンウィーク中の2日間に渡り開催された亀崎潮干祭りは、
「縁」「幸」「楽」はもちろん「遊」も半田の祭りの締めを決めるにふさわしいお祭りでした。
「遊」・・遊び心。どんな「遊」があるか楽しみながら散歩してみました。
乙川に始まった半田の春祭りもトリをつとめるこの潮干祭でいよいよ大詰めを迎えます。
この祭りは5月3日・4日に行われる神前神社に奉納される祭礼です。
ハイライトは「潮干祭」。海浜への山車の曳き下ろしです。
この神社前の砂浜に曳き下ろされる山車の勇壮さに、感動しました。
5台の山車には、それぞれ工芸文化の粋を集めて作られた彫刻・大幕・水引・追幕・からくり人形があり、まさに遊び心満載。
順にご紹介していきます。
5台の山車。愛知県有形民俗文化財にも指定されています。
平成18年には、国の重要無形民俗文化財にも指定されました。
なかなか指定は難しい事だと思いますが、先人から現代に至るまでの間に多くの人達が繋がり「縁」を大切にし、勝ち取った称号ではないでしょうか。
もうすでに海浜に曳き下されており、山車が順番に並ぶとこでした。
天気も良く良い祭り日和です。
山車の間がかなり狭い事に圧巻!!凄すぎます。
そうこうしているうちに、神輿がやって来ました。
各山車には、からくり人形が有り神社前での奉納が有りました。
からくり人形には、「遊」多くの遊び心が取り込まれていました。
各人形にはそれぞれの動きにくすぐるような発想・創造が有り魅了しました。
人形奉納に見入ってしました。どの山車の人形も動きが有り見る者を楽しませてくれます。
国の要無形民俗文化財にも指定されている山車5輌に最接近。
1輌毎に、なんとも言えない素晴らしさを感じた瞬間でした。
来て良かった、半田に生まれて良かったと思い幸せな気持ち「幸」にもなりました。
山車前の壇箱と呼ばれている彫刻を撮影してみました
左上、東組宮本車「龍に虎」
右上、石橋組青龍車「風伯神雷電神雲龍」
中央、中切組力神車「海棠に親子鶏」「力雄神」「力雌神」
左下、田中組神楽車「蘭亭の庭、蟇仙人、鉄拐仙人」
右下、西組花王車「太平楽の楽人」
貴重な彫刻ばかりでした。とにかく細かい!!
参道には、多くの屋台が有りました。
お祭りでここまでの屋台が出ているのは、乙川祭りとこのお祭りだけではないでしょうか??
子供時に、抱いた楽しさ「楽」が湧いてくるようでした。
金魚すくい、輪投げ、お面、綿あめ、りんご飴、たこ焼きなど色々な物が有りました。
どれにしようか、どれを食べようか迷いに迷ってしまいました。
結局、フレンチドック・焼きそば・たこ焼き頂きました。
海浜を出た山車は尾張三社へ向かいます。
夕方、尾張三社への曳き込みです。
5輌の山車が曳き込み終わると、人形奉芸が始まります。
4日の午後より海浜への曳き込みです。
亀崎潮干祭りと言えば、海浜への曳き下しです。これは凄い発想だと思います。
先人は、どんな発想と創造をし、海へ山車を、曳き込ことを決めたのか。
どんな考えで行ったのか分かりませんが、亀崎潮干祭りで一番の「遊」を感じる瞬間でした。
順に海浜に曳き込まれる姿は優雅でした。
下場が砂で更に海水かなり山車が動きにく状態になっていると思います。
海浜より曳き出された山車は県社前にて揃います。
県社前に整列し、人形奉芸が始まります。
2日間に渡り行われて潮干祭りは天気が良く、良いお祭りでした。
これで3月より始まった半田の春祭礼は幕を閉じます。なんだか、寂しい気がします。
次回は、半田のお祭りで学んだ世界を散歩してきます。
「遊」「楽」「幸」「縁」を完成させた半田のお祭りを振り返ってみたいと思います。
ご期待下さい。
Y/Y会(2013年1月1日発足)
会員数7名で活動中。(執行部5名 会員数7名)
有楽グループ内に存在する、祭り好きの「祭り行事」を中心とした活動をしています。
会則は有りますが、会員募集中です。
興味のある方は、事務局長堀尾まで。
散歩したスタッフ:住吉店 堀尾