新年あけまして、おめでとうございます。
今年もちた散歩をご覧いただきまして誠にありがとございます。
ちた散歩の記者ならびに各店舗の情報局員は、
昨年以上に知多の楽しい魅力&お役立ち情報&各店舗の魅力をお届けする為に、
楽しみながらお散歩(取材)してきますので、去年同様、今年も一年よろしくお願い致します。
と言う訳で今回は、
一年前に記事を書いた乙川八幡社(入水上神社)の大晦日の様子をお届けしたいと思います。
知多半島にある神社の多くは、大晦日の年越し時期に厄年関係者の方達が主となり、
年越しそば・お神酒・甘酒・お菓子などを振舞って厄を落とします。
実はその一生に一度の厄落としが今回私に回ってきましたので、振舞いを実況中継風にご紹介したいと思います。
《実況開始》
大晦日の振舞いの準備として、10日ほど前に神社の清掃と階段をスロープにする作業を行います。
日ごろは階段を上ってお賽銭を投げいれて鈴をカランカランと鳴らすのですが、
大晦日は想像以上に参拝者でごった返しますので安全に参拝して頂く為に階段をスロープにします。
スロープ設置作業と並行して清掃作業も行います。
今年は想像以上に枯れ葉が溜まっていて作業が難航しました。
大晦日前日はテントの準備です。
慣れない作業ですが、何とか無事に設置完了です。
子供達に配るお菓子も納品されます。
出来る限り沢山の子供達に配りたいのですが、今年の予算が大変寂しい為に業者さんに無理なお願いを沢山してしまいました。
そして、大晦日当日は年越しそばの準備などをして夜を待ちます。
振舞い開始が23時45分からだったのですが、参拝者がごった返してしまったので少し早めに開始する事となりました。
年越しそばで一番苦労するのはお湯を沸騰させる事だったりします。
屋内では簡単な事でも冷え切った屋外で大きな寸胴。
例えお湯が沸いたとしても、冷たいそばを数玉湯通しするだけで、さっきまでグラグラしていた寸胴が静まり返ります。
せっかくなのでアツアツの年越しそばを振舞いたい。
そんな一心で一杯一杯魂を込めてやってます。
私達は厄払いがメインですので神社内でお祓いを受けました。
色々とトラブルがありましたが、準備していたモノは全て振舞う事ができました。
1000杯以上準備していたのにあっという間に過ぎ去りました。
最後は火の始末をして朝から清掃をして大晦日の振舞いが終了となります。
子供の頃は初詣に行って年越しそばや甘酒を飲むのが楽しみの行事の一つで、
その当時は裏でこんな事をしている大人達が居たなんて想像すらしませんでした。
自分が振舞う立場になって初めて今までの有難さを感じる事ができました。
これも地元魂の一つだなと思いつつ、振舞いの実況中継を〆たいと思います。
800年以上の歴史!『乙川八幡社(入水上神社)』で初詣はいかがですか
実況したスタッフ:有楽グループ 新美健一