“島時間を感じる癒し旅 ~ 日間賀島で見つけた、魚介とスパイスが織りなす極上カレー体験!”
今回のちた散歩は、南知多町の島、『日間賀島』へ行ってきました!
日間賀島は愛知県の三河湾に浮かぶ離島で、漁業と観光が中心の島です。
また全域が三河湾国定公園に指定されており、豊かな自然と人々の暮らしが魅力です。
海風が心地よいこの島は、「タコとフグの島」として知られ、地元の方々や観光客に長く親しまれています。
訪れたのは10月初旬。
少し薄曇りの一日でしたが、潮の香りとやさしい風がとても心地よく、散策するにはぴったりの気候でした。
ちた散歩の取材には1人で伺うことが多いのですが、今回は心強いお供2人 (A研究員とT研究員) と一緒に、少し特別な“島旅気分”で出発です!
◆ 河和港から、名鉄海上観光船で日間賀島へ
出発地点は駅前店の最寄り駅「名鉄 知多武豊駅」から。
河和線に乗り、終点「河和駅」へ、そこから徒歩約7分で「河和港」に到着します。
港からは「名鉄海上観光船」に乗って約20分の船旅です。
海を眺めながらの船旅は、非日常感たっぷり。
楽しく過ごしながら海を渡る、あっという間に感じる船旅で、やがて日間賀島の「東港」が見えてきました!
到着!!
ここで往路の船とお別れです。
◆ 島の人の笑顔に迎えられて
船を降りると、どこか懐かしい港町の風景が広がります。
島内唯一の信号機と、大きなタコのモニュメントを目印に右へ歩いて行きます。
のんびり歩いていると、道すがら出会う島の人たちが笑顔で声をかけてくれたりーー
そんなあたたかい交流に、心がふわっと和みました。
◆「ヒマカーズキッチン 萬丸(まんまる)」さん
今回の目的地は、東港から徒歩約5分の場所にある人気店「ヒマカーズキッチン 萬丸」さん。
気持ち良い潮風に吹かれながらの道中には、手作りのかわいいみちしるべが。
ヒマカーズキッチン 萬丸さんは、木の温もりが心地よいウッドデッキ調の建物と、かわいらしい看板が目印です。
店内はナチュラルで開放的な雰囲気で、テラス席からは海を眺めながらお食事を楽しめます。
また隣には海外のスクールバスを改装したキッチンもあり、そちらでのみ提供されるメニューもあるようです。ワクワクしますね!
平日でも観光客や地元の方でにぎわう、まさに“島の人気スポット”といった感じです。
◆魚介とスパイスの“島のごちそう”
到着したのはお昼過ぎ、みんなおなかペコペコです。
さっそくお品書きをチェックしていきましょう!
お天気もいいので、もちろんテラス席でいただきます!
メニューが豊富で迷ってしまいますが、お店の方におすすめを伺うとーー
萬丸さんといえば、やっぱり地元魚介を使った料理とスパイスカレー!
そしてこの日のおすすめは、地元漁師さんから直接仕入れた新鮮な「シラス」や「ハモ」、とのこと。
さっそく「しらす丼」と「はも丼」を注文しました!
シラスは日間賀島の名産品のひとつ。
「しらす丼」は新鮮なシラスがホカホカご飯の上にたっぷり乗った一品で、A研究員がとても美味しそうに食べていました!
一方の「はも丼」は、あまり一般の料理店ではお目にかかれない貴重なメニュー。
丁寧に下処理されていて、素材の旨みがダイレクトに伝わる絶品です。
「食べてるところを写真に撮りたいから、ちょっと待っててね」と言ったのに、わんぱく坊やのT研究員は待ちきれずに完食してしまいました。
よほどおいしかったんだね!いいよ、写真はあきらめますよ(笑)
そして忘れてはいけないのが、日間賀島名物の代表格「タコ」。
萬丸さんの「たこ焼き」は、島のタコを使用し、昆布と鰹節から丁寧に取っただしを使用。
しょうゆ味とソース味、どちらもやさしくてどこか懐かしい“家庭のぬくもり”を感じる味わいでした。
◆気になる「南インドカレー」と“たまりんどう”とは?
もう一つの看板メニューが「南インドカレー」。
先ほどのスクールバスから提供されるこのカレー、南インドで修行もされたという店主さんがスパイスを自家調合し作られているとのこと。
カレー好きの私にはたまりませんな!
このカレーの特徴は、「たまりんどう」という南国原産の果実を使っていること。
日本ではなかなかお目にかかれない珍しい食材で、ほんのり甘酸っぱく、スパイスの香りと合わさることで爽やかな深みが感じられます。
★たまりんどうとは、南インドやスリランカなどでポピュラーな果実。見た目は小ぶりのマンゴーに似ており、現地ではチャツネやカレーの酸味づけにも使われるそうです。
この“南国のエッセンス”と“地元の魚介”とのハーモニーが、萬丸さんの南インドカレーを特別な一皿にしていました。
あっというまに完食!ごちそうさまでした!
◆店主さんにお話を伺いました!
「ここは小さな島だからこそ、人とのつながりを何より大切にしています」と話す店主さん。
季節ごとに漁師さんと直接やりとりをし、その時期に一番おいしい魚を仕入れているんだそうです。
また、南インドで学んだ“手で食べるカレー文化”も日本で体験してもらいたいとのこと。
「せっかくなら、手で食べる楽しさも味わってみてほしいですね!」と笑顔で話してくださいました。
異国のエッセンスと地元の素材が融合した、まさに“島のごちそう”たちでした!
◆電動キックボードで島めぐり!
おいしい食事のあとは、帰りの船まで少し時間があったので西港方面までお散歩。
西港へ向かったのにはとある理由があり、実は日間賀島では電動キックボードのレンタルができるんです!
お供の2人には「せっかく日間賀島まで来たんだから、これ乗って楽しもうよ〜!」という私のワガママに付き合ってもらうことにしました!
西港の船着場の前でレンタルしていざ出発!です。
電動キックボードに乗ると、島を一周するのに約30〜40分の島内散策が楽しめます。
途中には、ピンク色の「どこでもドア」や、まるで空に飛び出すような「恋人ブランコ」など、SNS映え間違いなしのスポットもたくさん!
海風を感じながら走るキックボードの旅は、まさに“島時間”そのもの。
「恋人ブランコ」は、A研究員に「恋人と来た時に乗るんだ!!」と断られてしまったので、残念ながら乗れませんでしたが、日間賀島ならではのタコを形どったマンホールを探したりと、島らしい発見があちこちにあり、小一時間の散策は楽しいものになりました。
◆夕暮れの海に包まれて
帰り際、河和港に向かう船から振り返ると、夕陽に染まる海がキラキラと輝いていました。
島の人たちのあたたかさ、萬丸さんの丁寧な料理と優しい接客、そしてゆったりと流れる時間ーー
どれも心に残る素敵な一日でした。
日間賀島へ行かれる際は、ぜひ「ヒマカーズキッチン 萬丸」さんに立ち寄ってみてくださいね。
きっと、“島のやさしさ”と“食の豊かさ”を感じられるはずです。
◆ 今回いただいたメニュー
・島魚介でつくる南インドカレー
・しらす丼
・はも丼
・赤車えびの唐揚げ
・たこ焼き(しょうゆ味&ソース味)
・知多産レモネード(A研究員のお気に入り♥)
「ちた散歩」では、これからも地元の“すてき”を探して紹介していきます。
次回もお楽しみに!
散歩したスタッフ:駅前店 堀川