みなさん、こんにちは☆今回の「ちた散歩」は住吉店の矢野が担当します。
季節は6月…夏が始まろうとしてます。夏というよりイヤ~な梅雨ですよね。
暑いのもジメジメも苦手な私には、何とも憂うつな気分になる時期です。
そんな憂うつを解消する癒しを求める中、
冬のイルミネーションが有名な某観光スポットのテレビCMでホタル観賞ができることを目にしました。
「いいねー、ホタル」→「知多半島でホタルが見れるとこないかな?」となったわけです。
調べるとすぐ出てくるのが…阿久比町なのです。へぇ~知らなかったー。
https://www.town.agui.lg.jp/category_list.php?frmCd=8-5-3-1-0
ホタルの養殖?町内の大型公園の一角でホタル養殖施設がある…
のは分かりましたが、さらに調べると住宅街の奥地にもホタル養殖をしているスポットを見つけました。
これは穴場スポット!ということで、現地に行ってきました。
ん?ここかな?…普通の畑っぽいのですが…。
調べた通り知多半島道路のすぐ横なので間違いないと思いますが…。
間違いない、「白沢ホタルの里」ここでした☆
名鉄河和線白沢駅から住宅街を奥に進み、知多半島道路のすぐ脇にあるここは、
ひっそりとしたホタル観賞の穴場スポットです。
看板の日付は隠してあるので、まだ早いのでしょう。
でもせっかく来たのでお邪魔することにしました。
知多半島道路のトンネルの横から「入っていいのかな」…とドキドキしながら進むと、
中では人工の水路とアジサイが広がります。
ここにホタルが飛ぶのかー、と見ていると奥の畑に人影発見!
「こんにちはー、お邪魔してすみません。ホタルの時期は?」
『まだ早いよー、今年はちょっと数が少ないかも』
ホタル養殖を手掛ける管理人のおじさんに取材交渉すると、
『んーどうだろう?』
とすこし難色を…その理由を話していただけました。
『紹介してもらえるのはありがたいけど、過剰な期待をされても…』
あまり余計なことをしない方がいいのかなぁと思いながら、おじさんの話は続きました。
『観光目的でゲンジボタルを養殖するところは多いが、うちは観光目的じゃないもんでね。
知っている人が見に来て喜んでもらえたら嬉しいだけ。ボランティアだからねー。』
『でもうちはヘイケボタルなんだけども、ヘイケボタルをやっている数では日本一!』
おじさんの顔も明るくなってきましたので、
「誇りを持ってください!」
と伝えました。
『ボランティアだけどせっかくやっとるもんで見てもらいたいわねー。』
おじさんの思いを聞いて、ぜひ紹介したいと再度交渉したら、
『やってもらえるのはいいよ』
との回答をいただけたので、今回紹介したわけです。
話によれば町内の小学校の児童が課題で毎年見学に訪れるそうです。
これだけ近くで観察できるところもあまりないですものね。
奥の小屋ではいま養殖の真っ最中ということです。
ホタルが見れる期間はもともと短いのですが、今年は気候の影響で特に短く、
白沢ホタルの里では6月16日から約10日間見られるそうです。
テレビで紹介されるようなメジャーなスポットではありませんが、
おじさんがボランティアで思いを込めて育てた日本一のヘイケボタルがいます。
みなさんも今が旬のホタル観賞を、知多半島の阿久比でどうですか?
散歩したスタッフ:住吉店 矢野