『Overflowing smile』
私が入社してからおよそ20年たち、その間に携わった店舗、上司、仲間から色々な事を教わってきました。
その20年の中で接客が導入されたり、ハピプロが始動したりと様々な変化があり、お店のあり方も時代と共に変わって来ています。
更に新型コロナウイルスの影響で生活様式にも色々な変化があり、パチンコ店もその影響を受けました。
パチンコ店の接客において影響を受けたのは「マスクの着用」によるコミュニケーションの取りにくさが非常に大きいです。
マスクをしているとお互いの表情が伝わりにくいのでコミュニケーションが取りにくくなってしまい、上手く思いを伝える、受け取る事が難しくなります。
更に、接客の第一印象で大事な「笑顔」も伝わりにくくなってしまいます。
私はこの「笑顔」を大切にしていて、自身の得意分野でもあります。
しかし、マスクをする事によって顔の半分以上が隠れてしまい100%の「笑顔」を出す事が出来なくなりました。
それでも「マスク越しでも伝わる笑顔」を目標として日々努力しています。
例えば、顔の下半分が隠れて見えていなくても、顔全体で笑顔を出します。
そうする事で、無理なく目元だけでも笑顔が見えます。
しかし、それだけでは足りないと思い更に、目元を少したれ目になる様に意識する事で目元の印象が良くなり「マスク越しでも伝わる笑顔」が出来ると自分の中では感じており、手ごたえもあります。
ただ、マスクの影響は働くスタッフだけでなく、お客様にも現れているように感じます。
スタッフに自分の思いが伝わらず、イライラしてしまうお客様もいらっしゃいました。
自身の体験になりますが、お客様からジェスチャーで台の除菌を頼まれたのですが食事休憩だと勘違いしてしまい、指摘を受けてしまいました。
この時しっかりと口頭で確認していれば指摘を受けず済んだ事です。
自分に落ち度がある事は勿論ですが、マスクをしている事により表情を読み取る事の難しさを再認識しました。
この事を受けて「口頭での確認」を徹底するようになりました。
本来ならばそれは当然の事ですが、やはり「慣れ」もあり気を抜いていたのも良くなかったことだと、マスクがあったからこそ気づいた点でもありました。
自身のこの反省を踏まえて、スタッフにも「口頭での確認」を怠らない様に指導しています。
他にも、不特定多数が集まることによる感染リスク等でお客様の「笑顔」も減っていると感じます。
常に遊技台や設備を除菌しており、更にお客様が触れる可能性のある場所も徹底的に除菌し感染拡大防止に取り組んでいます。
お客様の中には除菌を頼まれる方も少しずつ増えているように感じます。
これによりお客様の感染リスクを軽減し、安心してご来店頂けるお店になれば「笑顔」はきっと増えていくと思います。
少しずつでもお客様の不安を取り除く為に努力していき、「笑顔」になってもらう。
それによりスタッフの「笑顔」も取り戻せると考えています。
この先「コロナウイルス」がどのような影響を及ぼすかはわかりませんが、「来店されるお客様、そこで働くスタッフ全員が100%の『笑顔』で溢れる。」
『Overflowing smile』
これが私の5年後「想いの一曲」です。
有楽グループ りんくう店
主任 武田 直樹