『GET OVER ~乗り越えろ、そしてその先へ~』
私が有楽にお世話になって、早30年以上が経ちます。
その間にこの業界は様々な危機に襲われました。
セブン機の出玉規制、一発機の撤去、社会的不適合機の撤去、そして一昨年のMAX機の撤去等がそれです。
しかし、その度ごとにそれを乗り越え、より大きく成長を成し遂げてきたのがこの遊技業界です。
5年後の想いを語る前に現実的ではありますが、その前に訪れる業界の問題点を少し話したいと思います。
今問題となっているのは「2020年問題」と言われ、この年には、
昨年から今年認定を受けた遊技機の認定が全て切れる年となります。
認定切れになる前に当然それらの遊技機を撤去しなければなりません。
今現在、一番稼働の有る遊技機、今後も一線級の稼働を維持していくと思われる遊技機を外し、
新台に入替なければなりません。
これには莫大な経費が掛かります。
そして、その時やってくるのが「東京オリンピック」。
この様な国家的イベントの際には必ず付きものなのが、入替の自粛です。
短くても三か月、長ければ半年の自粛要請がなされると予測されています。
パチンコ店舗だけでなく、各メーカー、運送業者等、パチンコ関連業者が軒並み死活問題と捉えています。
そして追い打ちが本年可決された「IR法案」。
本格的にカジノが日本で解禁され、「ギャンブル」と「娯楽」、
「カジノ」と「娯楽としてのパチンコ」の住み分けがはっきりさせられる事となるでしょう。
娯楽性が高まれば店舗の売り上げにも響き、業界全体が厳しい状況となると予測されます。
この近い将来訪れる大問題を、私たちは乗り越えていかなければなりません。
しかし「娯楽としてのパチンコ」化、考えようによっては有楽にとってはプラスに向かうものだと思えます。
元来、有楽の営業方針は“お客様に遊んで頂く低価営業”がもと。
今まで培ってきた有楽の接客
『お客様に「ありがとう」と言っていただける接客』をもってすれば娯楽性が増すほどに固定客は増えます。
そしてこの仕事のやりがい自体が、
モチベーションアップに繋がる様な仕組みを作り上げているハピプロの取り組みがあります。
必ずや、娯楽化はプラスに動きます。
「GET OVER」これから来る様々な壁を乗り越え、そして乗り越えた先にあるチャンスを掴む為、
今できる業務をしっかりこなし、サービスのプロ、接客のプロとして、
又仕事の楽しみがモチベーションに繋がる様に従業員みんなを後押しする。
それを、社員一丸となって乗り越えていく。
これが私の想いの一曲です。
有楽グループ
営業部長 高橋 善光