『どんな小さな事でも喜びと感謝を』
―5年後の理想のお店像―
「今より女性がキラキラと輝いているお店」
お題をいただいて真っ先に浮かんだ言葉がこれです。
これには2つのキッカケがあります。
1つ目は、現在有楽グループで取り組んでいる「デコレーションコンテスト」という、
主に景品カウンター周りの装飾を行い、各店舗その出来栄えを競い合う行事です。
私が勤めている店舗もそうですが、毎回季節に合わせてテーマを決めて作品を作り上げていて、
その中心に立っているのが景品売り場を任されている女性たちです。
どの店舗も限られた時間の中ですばらしい装飾や作品が完成してあり、
毎回とても感心しています。
こんなに素晴らしいものを作り上げているのならきっと作成中は無我夢中でしょう。
その時の姿はとても輝いて見えてきます。
ならば違う場面でももっと力を発揮できるのではないかと思いました。
2つ目は2012年に現在の社長が初めて女性役職を発足したことです。
たった4名から始まり何もないところから土台を作り上げていく様子は、
当時一般社員であった私にとっては憧れがあり、キラキラと輝く姿に映っていました。
そんな輝いている姿に私もなりたい。
「輝いている姿」とは、もちろん偉そうにしていることではありません。
キラキラと輝いて見えるのはどんな仕事でも一生懸命に取り組み、悩み考え、
思考錯誤を繰り返し、たとえ失敗してもこれからどうするべきか違うパターンで何度も挑戦していくこと。
その誇りそのものだと思います。
では実際にどんな行動をすべきか?
まずは「自分自身が輝いて働いている人」だと思わなければなりません。
そのヒントになったのが2017年に新たにはじまった「チーフハピプロ」です。
当初これから何がはじまるのかとドキドキしていたのを覚えています。
蓋を開けてみると、
「チーフ全員が“チーフという存在の共通の認識”を持つための話し合いを行いたい」
「そしてこれからチーフになりたい人が目標とすべきガイドラインを作っていただきたい」
との事でした。
当時のチーフ仲間と一緒に、まずは「チーフとは」何が必要で
どのような人物なのかと意見を出し合い1年間掛けて完成しました。
それが「リーダーシップを発揮するための3つの魅力」です。
3つの魅力「印象力」「包容力」「営業力」の意味を噛みしめて
日々取り組むことが近道であり、道しるべだと信じています。
つまり私自ら「リーダーシップを発揮するために3つの魅力」という目標に向けて
行動することからはじまり、その上で周りも楽しくやりがいがあってキラキラと
輝く姿に持っていくのが次のステップです。
私のモットーは「人は十人十色で得意不得意があり、得意なことは伸ばして率先して行い、
苦手なことはせめて嫌いにならずに仲間たちがフォローし合えればいい」です。
得意なことはどんどんやりたくなると思いますから、
ここで楽しいと感じてもらえればこっちのものです。
例えば
絵が得意ならPOP作成。
人と話すことが好きならば接客。
教えることが好きならば指導係、と。
「仕事が楽しいな」と思うきっかけは何でもいいのです。
ここで必要になっていくのが、一人一人の行動を日々注意深く観察することです。
誰が、何を、得意そうで苦手そうなのかを見極めることが大切になってきます。
いきなり苦手分野に無理難題な仕事を振ったところで、
モチベーションを下げるきっかけになりかねません。
それでは意味がありません。
まずは得意分野から伸ばして自信がついた時、
初めて次のステップを用意し挑戦してもらうのです。
その際にはフォローは不可欠で、互いにモチベーションを上げていきます。
そこで達成できた時はこれまでの経緯を思い出し感動することになるでしょう。
ここからさらに次に行こう行こうと思ってもらえば最高に嬉しいです。
『どんな小さな事でも喜びと感謝を』
この曲名に込めた意味それは、
人は認められると自信がついていき成長していきます。
理想のお店像に近づくための一歩には、決して自分一人だけで仕事をしているのではなく、
仲間と共に仕事をしているという事を念頭に置いて、
まず私自身が仲間の日々のどんな小さな出来事や成長でも見逃さず喜びを感じ、
必ず感謝することを心掛けることが必要だと思います。
時には上手くいかないこともあるかもしれませんが柔軟に対応していき、
「母親」のような立場で見守り成長を応援していきたいです。
そしてキラキラと輝いている姿を一人でも多く出しいき、そのきっかけを探し続けます。
これが私の奏でる、想いの一曲です。
有楽グループ 阿野店
チーフ 下越 緑