『笑顔の先にありがとう』
私が有楽グループに入社して、かれこれ今年で38年になろうとしています。
入社当初は、こんなに長く働くとは思ってもいませんでした。
右も左も分からず、失敗の連続で自己嫌悪に陥ったりしましたが、上司からの指導や、同僚からの助言で、徐々に仕事にも慣れていきました。
そしてサービス業という職業が自分には合っていて、とても好きだと思えるようになりました。
お客様が微笑んでくれた事や、『ありがとう』の言葉を頂いた事で、本当にこの仕事に就いて良かったと感じています。
長く勤めてきた私にとって、一番と言っていい大きな出来事は、2022年4月に「有楽センター」がその歴史に幕を閉じた事です。
私は有楽センターで8年間働き、この店で働くことこそが私の生活の中心でした。
長年にわたって、この有楽センターで様々な人と出会い、多くの思い出を作ってきました。
お客様と楽しい会話や、仕事を通じて築き上げた店舗への愛着の気持ち、そして何よりも一緒に働いてきた仲間と絆。
有楽センターで経験した全てのことが、私の成長を支えてくれたと思います。
閉店を知って、以前半田市に住んでいた人が、地方や名古屋から最終日前までに来店してくださり、遊技を楽しんでくれて嬉しかったです。
長きに渡って地元で愛されているお店であることが、お越しになったお客様からの話で改めて伝わってきました。
有楽センターへ遊びに来てくれた全てのお客様へ、心より感謝です。
そんな、私にとって特別だった有楽センターが閉店し、懐かしい昭和の建物が無くなってしまったことは、今も本当に残念な気持ちでいっぱいですが、私は大切な思い出を胸に、次のステージ「駅前店」で今は頑張っています。
古いシステムのお店から最新のシステムのお店への転勤で、勤務初日には久しぶりにかなり緊張しました。
そんな中、巡回しているときに、昔からの常連様から「戻ってきたの?」「元気だった?」「何歳になったの?」など声をかけていただき、とても嬉しく、自然に笑顔が出ました。
この業界も「スマスロ」や「スマパチ」の登場などで、激変の時代に突入していきます。
5年後にどのような状況になっているのか、想像すら出来ませんが、この先どのような状況になろうと、お客様への笑顔での接客は変わらないのだと強く思いました。
未だコロナ感染対策のため、マスクをしての接客で、声掛けも出来づらい状況ですが、マスク越しでも分かる笑顔の接客を目指し、日々努力しています。
5年後も、「パチンコするなら有楽グループで」と思っていただける、笑顔の溢れるお店になっていることを目指して。
『笑顔の先にありがとう』
これが、私の想いの一曲です。
有楽グループ 駅前店
班長 西家 茂啓