『誠心誠意』
「誠心」「誠意」ともに、「真心」を意味します。打算的な考えをもたず、
相手の立場に立ち、 真心を込めて接する心のことです。
この言葉は、私が中学1年生の時のクラス目標として掲げられたものです。
まだ幼かった当時は、四字熟語としての語感に惹かれただけだと思います。
しかし、この言葉の持つ意味を調べ、深く考えることによって、
現在の私の一番好きな言葉となっています。
私は、お客様と接する際、特に気を付けていることがあります。
それはお客様を「集」として見るのではなく、「個」として接することです。
例えば、ただ「いらっしゃいませ」と挨拶をするだけでなく、
「おはようございます」や「こんにちは」の一言を付け加えたり、
常連様のタバコのお使いの時に「○○でよろしかったですか」等先手の聞き方を心掛けたりしています。
果物や景品を買って頂いたお客様には、後日お会いした時に「先日はありがとうございました」と
会話の中で一言添えるようにしています。
自分がお客様の立場に立ったことを想像してみると、
スタッフがそんな対応をしてくれたらどう思うでしょうか。
しかもそのお店が数回しか行ったことがない所だったとしたら。
私だったらきっと感激し、またそのお店に行ってみようと思うでしょう。
スタッフが自分のことを覚えてくれている、嬉しそうに迎えてくれる。
それが嬉しいと感じない人はいないと思います。
店舗を運営していくためには、お客様に来店してもらうことから始まります。
数多くある職種の中で、私たちの仕事は、お客様の気持ちが極めて変動しやすく、
全てに満足のいくサービスを提供するのは難しいと痛感しています。
その為、私たちは、「どのようにしたらお客様が快適な時間を過ごせるか」
「何をしたら良いのか」等を日々考え、行動しています。
その結果、お客様から「従業員の対応がいい」や「雰囲気がいい」等の声を聞くことによって、
私たちの行っている事は確実に成果が出ていると実感できるのです。
私はその想いを基に「来てくれてありがとう」という感謝の気持ちを
一人一人に伝えるよう、日々心掛けています。
りんくう店のスタッフが目指すゴールは「全てのお客様からのありがとうに挑戦しよう!」です。
このゴールは、ただ働いているだけでは達成は不可能です。
店舗で働く全スタッフが、お客様のことを真剣に考え、【誠心誠意】を持って接する。
そしてお互いの事を考え、時に指摘し合い、励まし合い、一体感を持つことにより、
この難解なゴールを達成する事が出来ると思っています。
スタッフ全員が、どのお客様にも【誠心誠意】で接する。
そのような店舗を作ることが、私の理想であり、私の想いです。
有楽グループ りんくう店
主任 宮島 収樹