『After all ,Tomorrow is another day』
早いもので私が有楽グループに入社してから20年以上の月日が経ちました。
先年には勤続の表彰もしていただくことができました。
なかなかお世話になってきた方々にお礼も言えず失礼をしておりますが、
これからも会社に貢献できるようがんばっていきますので、よろしくお願いします。
さて、今回の想いリレーのお題が、
「ハッピーサイクルオーケストラの一員として、5年後もっといいお店を作るために
奏でる曲はどんなタイトルですか?」ですが、このお題を目にした最初の感想は
私のような何のとりえもない者もハッピーサイクルオーケストラの一員でいていいんだという安堵感でした。
もちろん真面目には努めてきたつもりですが、
会社の一員だと改めて認められたようで少しホッとしました。
過去20年有楽グループで勤務してきて、辛かったことも多かったです。
今とは設備も違い、ただ単純に体力的にキツイと感じたことも多くありましたし、
人間関係がうまくいかず思い悩んだこともありました。
プライベートな問題で精神的につらかったこともありました。
真面目に仕事に取り組んでも、思うような成果を上げることができず、思い悩んだこともありました。
失敗もたくさんしました。
「風と共に去りぬ」で有名な作家のマーガレットミッチェルさんはこう言いました。
『After all , Tomrrow is another day』
何があっても、明日は又必ず来るし、明日は必ず今日ではない別の日である。
といったような意味でしょうか。
昔の私は、感情の振り幅が大きく、刹那的で、そのくせ正義感が強く、
周囲に気を遣わせてしまう存在だったように思います。
プライベートに問題を抱え、どうにも仕事に集中する事ができない時期が続いた時期がありました。
もう何事もどうでもよく、無気力なまま惰性で仕事に取り組んでいました。
そんな時に私に立ち直るきっかけを与えてくれたのは、当時勤務していたお店の上司でした。
とにかく厳しく叱ってくれました。
私の態度をきちんと問題にしてくれて、役職を降格するよう勧告もしてもらいました。
入社以降、周囲に気を遣わせるタイプであった私に面と向かって注意したり、
叱ってくれる方はいなかったので、当時は若干の反発もしたかと思いますが、
今となっては感謝しかありません。
その後、環境を変えて働くようにと異動転勤もさせてもらいました。
異動先のお店の店長にあいさつに向かった時には、
「もう仕事なんか別に辞めてもいいし・・・」のような発言をしてしまい、
初対面の店長に一喝されました。
「二度と辞めるなんて口にするな!」
いや、本当に嬉しかったのを思い出しました。
無視されたり、ほっとかれたりするのに慣れた20数年がこの一連の出来事で覆されました。
現在次長にまで昇格させてもらい、5年後の未来を考えることができているのも、
この失敗と出会いがあったからこそだと思います。
「何があっても、明日は又必ず来るし、明日は必ず今日ではない別の日である。」
今思っている自分も、もしかしたら、もっといい自分に生まれ変わるチャンスが来るかもしれません。
これまで有楽グループでの勤務を続けてこられたのは、不正や怠慢には厳しくても、
失敗には必ずセカンドチャンスを与えてくれる企業風土に助けられたからだと思います。歴史のある企業にはやはりそれなりの理由があるのだと思いますが、
私なりに思う有楽グループの長所はこれだと思っています。
5年後にはもっといい自分に出会えるように日々の仕事に真摯に取り組み、
失敗を恐れず、少しでも会社に貢献できる人材になっていこうと思います。
それがハッピーサイクルオーケストラの一員として、
5年後もっといいお店を作るために自分が取り組めることだと思います。
とはいえ、どうしても過去にとらわれ、失敗を反省しすぎ、
後ろ向きなメンタリティーに陥りやすいのが私の特徴でもあります。
そんな時は定期的にこの記事を読み直し、
ハッピーサイクルオーケストラの一員として働ける喜びを思い出しながら
明日は必ず今日ではない別の日にしていきたいと思います。
『After all ,Tomorrow is another day』
これが私のハッピーサイクルオーケストラの一員として、
5年後もっといいお店を作るために奏でる曲のタイトルです。
有楽グループ 阿野店
次長 三谷 起生