『洪庵のたいまつ』
「洪庵のたいまつ」は私の好きな作品の題名です。
司馬遼太郎の随筆で、小学校の国語の教科書に載っています。
江戸末期に活躍した緒方洪庵の事を書いた作品で、洪庵は蘭学者で「適塾」という私塾を開いていました。
塾生に明治期に活躍した著名人が多く、様々な分野で活躍しました。
洪庵は自宅を塾として、塾生の生活の場として提供し、教育の場としました。
今でも大阪に現存するその塾は、なんの変哲もない2階建ての民家です。
そこで多くの門下生が学び、巣出って行きました。
なんの見返りも求めず、ただただ、学んだ事を伝える事に生涯を費やした洪庵
そうして伝えられた「たいまつ」がやがて近代を照らしていきます。
そんな緒方洪庵という人物に、ものすごく興味をもち、感銘を受けました。
前置きが長くなりましたが、想いは「たいまつ」です。
私がここ有楽グループで学んだ事を「たいまつ」として、さらに燃え上がらせ
そして、後輩たちに伝えていく事。それが「私の想い」です。
これまで、たくさんの「私の想い」がリレーされてきました。
想いを次に繋げていく事、全てが繋がっていく素晴らしさを感じています。
「たいまつ」を燃やし続けるかの様に、様々な想いが込められています。
それはさながら「洪庵のたいまつ」です。
その想いは、大東店のコンセプト「ときめき∞パズル」にも生きています。
「たいまつ」を繋げていくように、「パズル」を繋げていくのです。
パズルの1ピースに、それぞれの想い「ときめき」を込めて・・・
そして、自分らしさを「たいまつ」の様に燃え上がらせて
ゴールである「かけがえのない1ピース」になっていくのです。
この先、自分も洪庵の様に「たいまつ」を燃やし続けているか?
そしてその「たいまつ」を与え続けているか?
まだまだ、洪庵には遠く及ばない私ではありますが、自問自答を繰り返し
これからも知識・経験・そして情熱を「たいまつ」の燃料にして、
大東店を照らし続ける「大たいまつ」を目指します!
有楽グループ 大東店
次長 国府 望