『百折不撓』
「自分のためにやるからこそ、それがチームのためになるんであって、
『チームのために』なんて言うやつは言い訳するからね。
オレは監督としても、自分のためにやっている人が結果的にチームのためになると思う。
自分のためにやる人がね、一番、自分に厳しいですよ。」
これは王貞治さんの名言であり私が常日頃意識している言葉です。
色々な解釈があるかと思いますが、
私はこの言葉をチームや全体ありきで頑張ろうという事がダメな事ではなく、
“まず自分からやろう!
周りがやる、する、変わるのが先じゃなくて、自分からが変わっていく事で、
1人1人がプロ意識を持ってやっていけばきっとチームとしても結果が伴ってくる”
と、このように解釈しています。
現在有楽グループで取り組んでいるハッピーサイクルプロジェクトでは、
私自身何を始めるにあたっても、これがなきゃ始まらないと感じる一番基本的な事があります。
それは自分から踏み出す最初の一歩。
ホールに一歩出れば、そこではアルバイトも社員も役職者も、お客様から見れば関係ありません。
サービスを楽しめるかどうかも、お客様に楽しんで頂けるかどうかも、
全てはまず自分からやってみる事が大切だと思います。
と、簡単に書いては見ましたが中々最初に踏み出す一歩は自信が持てなくて、
失敗したらどうしようと足踏みしてしまうものですが、
以外と踏み出してみたら大した事無くて拍子抜けしてしまう事が多かったように思います。
私自身、過去沢山の失敗がありましたが、結果的にいつか成功する為の失敗なら何度だって失敗すればいい。
失敗を恐れずやらないよりやって良かった事、諦めずに何度でも取り組んできた事は、
今の自分を作る財産になっていると感じます。
共和店のコンセプト『ウキウキ下町リゾート』、ゴール『思いやりを楽しもう』は、
スタッフもお客様もウキウキでき、自分達の仕事を楽しくしていける工夫が沢山あります。
『ウキウキ下町リゾート』には、親切、綺麗、楽しいという3要素が含まれており、
『思いやりを楽しもう』は、このコンセプトの3要素に“心”を込める事によって、
親切は親切心、綺麗は愛着心、楽しいは心地よいになります。
共和店の中でどれが一番大切か悩みましたが、この3つの内1つでも欠けるとゴールを達成するのは困難になってしまいます。
得手不得手人それぞれでしょうが得意な部分だけでなく不得手な部分にも失敗に怖がらず挑戦して欲しいです。
思いやりの楽しみ方も新しい発見や失敗を繰り返し、
進化する下町リゾートへ向けて自分から踏み出す最初の一歩がチームを変える一歩に、
お客様にとって最高の一歩になるよう日々精進していきたいというのが私の想いです。
有楽グループ 共和店
店長 加藤 大知