『HAPPY GIFT!』
現在様々な業界で人材不足が課題となっています。
我々のパチンコ業界も例外ではありません。
パチンコ離れという言葉が囁かれるようになって久しい昨今。
スマホの普及に伴い、お金を使わずとも暇を持て余すことなく十分楽しめることが認識として広まった為だと思われます。
私が入社してから10年余りの間に、スタッフの顔ぶれも変わるとともに、生活スタイルや行動の変化を感じます。
そして最低賃金の底上げ、以前の様な高時給の代名詞であったパチンコ店に並ぶ時給を提示する業種が増えた為パチンコ店を働く場として選ぶ理由が失われました。
以前は面接に来る応募者のほとんどはパチンコが好き、馴染みがあるという人でしたが最近ではパチンコをやったことが無い、お店に入った事すらないという人も珍しくありません。
興味が無いからせっかく入社しても長続きせずに辞めていく人たちも多くいるのが現状です。
5年後の理想の会社を実現する為になにが必要でしょうか?
私はそのヒントがハッピーサイクルにあると思います。
それは楽しむ事です。
私たちスタッフが楽しく働く事でお客様にもその想いが届き楽しさの循環が生まれる。
笑顔が笑顔を呼ぶ。
今の時代だからこそ楽しむ事が根底にあるハッピーサイクルの真価を発揮できると思います。
楽しい何かがあるから頑張れる、興味が持てる。楽しむ為の余裕がポジティブなエネルギーに変わり目標を達成すことができると思います。
ではそのような会社にするにはどうしたらいいのか。
阿野店では『価値あるハッピーギフトをつくろう』というゴールを掲げています。
お客様からありがとうの言葉を貰うためにまずは私達から仕事を楽しむ為に一歩踏み出す事が重要です。
しかし入社したばかりのスタッフにそれを理解して実践してもらうのはとても難しい事です。
初めての業務を覚える事に精一杯の新人スタッフに楽しむための余裕も一歩踏み出す事もできるはずがありません。
私自身、働く全員が楽しく和気藹々とした環境を作ろうと心掛けていたつもりです。
スタッフの負担やストレスを軽減し気持ちよく働いてもらえるように考えてきました。
しかし私が思っている以上にスタッフ達はストレスを抱えていたのかもしれません。
自分自身スタッフ達の事を理解しているつもりになっていただけでまだまだ配慮が足りなかったのだと思います。
だったらまずは不安を取り除き安心してもらおう。
お客様を前にして困っていればすぐに駆け付ける。
「失敗してもいい」「分からないことがあれば何でも聞いて欲しい」など声掛け怠らず、安心感を与える。
一つ一つ丁寧に分かるまで、親身に付き添う。
これだけできていれば辞める事なく今でも働いているスタッフはいたと思います。
スタッフたちの醸し出す雰囲気は意識せずとも、店舗の雰囲気として反映されます。
活き活きと楽しく働く事が出来れば定着率も上昇し、また働いている姿を見て
パチンコ未経験の人でも「このお店で働いてみたい」「自分にもできそう」と思って貰えるはずです。
その様なスタッフが増えればより多くのお客様にハッピーギフトを提供できるに違いない。
楽しさの循環が広がっていくのです。
今来店して下さっているお客様ひとりひとりを大事にする為にも、スタッフに対しての心配りを意識して積み重ねていく事が5年後のより良い店舗の姿に繋がると思います。
来店することによってお客様はもちろんスタッフにも心が落ち着ける居心地の良い店舗をみんなで作っていきたい。
今だからこそ楽しさの循環を。
有楽からハッピーサイクルを発信しよう。
これが私の奏でる想いの一曲です。
有楽グループ 阿野店
主任 神谷 知宏