『Full of compassion ~ウキウキなステージへ~』
約20年前程になりますが、自分は対面販売がメインな八百屋さんで働いていました。
その時に、「お兄ちゃんに会いに来たよ!」とか「アンタが勧める果物は美味いねぇ~」等
お客様からダイレクトにくる【お褒めの言葉】や【喜んでくれる笑顔】で仕事が楽しくなり、
「サービス業」が大好きになったきっかけを作ってくれた記憶があります。
有楽グループに入社したのも個人的にぱちんこが好きというのもありましたが、
一番の理由は、『自分は常にお客様と関わる仕事をしたい!』という思いが強く今に至ります。
有楽グループでお世話になり13年とまだまだ未熟者ですが、
入社してから色々な事を経験させてくれた上司の方々や、
困った時や上手くいかなかった時に相談に乗ってくれる先輩や仲間たち、
そして今の立場になって思うのですが自分を成長させてくれているお客様やホールスタッフなど、
今までかかわった方々にはとても感謝しております。
以前の「想いのリレー」でも書かせて頂きましたが、本当に多くの「人」に支えられているからこそ
楽しく仕事が出来ている毎日で、中でも「ハッピーサイクルプロジェクト」との出会いは、
より一層自分自身仕事が楽しむ場面も増えた事、一緒に働くスタッフや新しく入社してくるスタッフにも
「サービス業」に携わる上で必要な「自分自身が楽しむ!」を伝えやすくなった事で
更に楽しい環境を作っていると感じております。
有楽グループ各店には「コンセプト・ゴール」があり、今勤務している共和店のゴールは
「思いやりを楽しもう」と掲げており、楽しむためには「心」が必要だと感じております。
例えば、人に言われてやる作業は機械的になってしまいますが、
自分自身で「どの様にすれば、お客様が喜んでくれるかな?」と考える事で責任感が生まれ、
実行する事によって、ゴールの「思いやりを楽しもう」を達成する事ができると思います。
この考えはお客様の対応に限った事ではありません。
お店で働くスタッフにも同じことが言えるのです。
特に新しく入社したスタッフは、何もわからず不安しかないと思います。
不安を取り除き、楽しく働いてもらう為に思いやりを持って接するように心がけております。
5年後の理想のお店像の考えた時に、
『Full of compassion』すなわち『溢れる思いやり』のある楽しい場所を作ることが自分の使命だと思っています。
今まで自分が多くの人に支えられてきた分、人に対しての思いやりの心は常に持ち続けており、
この積み重ねこそが、「サービス業」が大好きな人を増やし、又
自分が楽しいと思える場面の一つではないかと考えているからです。
しかし、近年どの業界も人材不足が付きものになっております。
私たちの有楽グループでも同じ状況になっておりこのままだと、
『溢れる思いやり』のある楽しい場所を作ることは簡単ではありません。
そんな場所を作る為には、教える側の人を育てる「トレーナー制度」の取り組みは、
今からの有楽グループに必ず必要となってくると思います。
入社してきたスタッフの不安を取り除いてあげる事、楽しく仕事を続けてもらう事、
自分をはじめ誰もがそうだったと思います。
「どんな事をするのだろう?」
「どんな人たちがいるのだろう?」
「ちゃんとできるのかな?」
「もし、失敗したら…?」等
初めて勤める仕事場で、沢山の希望もありますが多くの不安もあったと思います。
そんな時、まるで父親のように温かく見守ってくれる人、
母親のように優しく親身になって話せる人が近くにいてくれたら、
どれ程心の助けになるでしょうか。
仕事で躓いた時やどうして良いのか解らなくて悩んでいる時など、
一人で抱え込まずにお互いに話せる状況、信頼関係を作り成長していく事が大切だと考えています。
そうすることによって、仕事に楽しく取り組むことができ、
周りの人にも思いやりを伝える事が出来てくると思います。
こんな考えを持った人達(トレーナー)が溢れる楽しい場所を作りたいのです。
各店舗では、それぞれのやり方があると思います。
ですが、この「トレーナー制度」をまずは自分がいる共和店でしっかりと進めていき、
他店舗にもトレーナーが増えていく事で会社全体が一つに纏まり、
更に楽しく仕事ができる環境ができると思います。
その時に私が思っている『溢れる思いやり』が出来上がる事でお客様にも思いやりがしっかりと伝わり、
お客様も働くスタッフも更に楽しいと思える場所が出来ると信じております。
自分が「サービス業」が好きになったきっかけを作ってくれたように・・・
『Full of compassion』
これが私の奏でる想いの一曲です。
有楽グループ 共和店
次長 岩田 優