「相手の気持ちを考えること」
私は常にホールではお客様を見て、そのお客様にとって
どういう接客をしたら喜んで頂けるのかを考えながら仕事をしています。
それはお客様、言い換えれば人とは十人十色であり全く同じではないからです。
よって、接客はお客様の数だけあると私は思います。
例えば、普通は笑顔で元気よく接客してもらった時には、多くの方が気持ちよく感じると思いますが、
全く大当たりが引けず、機嫌があまり良くない時にそのような接客をされたらどうでしょうか。
逆にイライラしてしまうかもしれません。
一日に何百人それ以上ものお客様と接するので、
一人一人のお客様に本当に合った接客をすることがどんなに難しいかは実感していますが、
それが私の理想の接客であり、今までのそしてこれからの目標でもあります。
このような思いに至った経緯は、今から10年ほど前に遡ります。
私のある言動により、お客様をとても怒らせてしまったことがありました。
そのお客様は当時スロットを打っており、私は丁度レバーを強く叩いていたのを見たので、
レバーを強く叩くのをやめて頂くようお願いしました。
その途端お客様はとてもご立腹になり、こういう主旨の言葉をかけられたのを覚えています。
「君は真面目な社員で上司の言う事をちゃんと聞いていると思うが、今の言葉には納得がいかない」と。
その後お話を伺うと、レバーを強く叩いたことは事実ですが、まだその台に座ったばかりで、
その一回しかやっていないとのことでした。
その時の私はまだ20代前半で、お客様は私より大分年上の方だと記憶しています。
もちろんレバーを強く叩かれることは他のお客様に迷惑がかかったりして良くないことではありますが、
そのお客様の気持ちを考えれば、打ち始めたばかりなのに、
まだ若造の店員にいきなり上から注意されたと思われても仕方がなかったと思います。
今ならば、しばらく様子を見たり、もっとお客様の立場に立った言葉がけをしたりしていたことでしょう。
今でもこの失敗は忘れられません。
その頃から私の接客に対する気持ちが変わっていきました。
お客様には大変申し訳ないことをしましたが、その失敗があったからこそ、
もっとお客様の気持ちを考えて接客しようという今の自分があると思います。
新田店のゴール『ここでしか味わえないSSS品質を育てよう!』のSSSとは、
新田店スタッフが考える最高の接客に必要な要素『Super』『Special』『Smile』
これら3つの頭文字から成っています。
その中の一つ、私の想いと重なる『Special』には、お客様に対してもスタッフ同士でも
目配り・気配り・心配りができるお店は自然にまた行こうと思ってもらえるはず!
おもてなしの心で新田店を作りつづけよう!
=『Specialなお店にしよう!』という熱い思いが込められています。
一人では無理かもしれませんが、新田店が大切にしているスタッフ全員の『チームワーク』があれば、
本当にSpecialなお店が出来上がるのではないかと考えています。
これからも、お客様、そして一緒に働くスタッフの気持ちを考え、
おもてなしの心で今まで以上の接客が出来るよう成長し続けたい!
また、その気持ちを他のスタッフやこれから入ってくる後輩に伝え、
私の理想の接客が出来るSpecialなお店作りをしていきたい!
これが私の想いです。
有楽グループ 新田店
班長 堀 秀幸