『笑ム』
ついに『想いの一曲』の順番が回ってきました。
「ハッピーサイクルオーケストラの一員として、5年後もっといいお店を作るために奏でる曲はどんなタイトルですか?」というのが、今回のお題です。
9年前に私が書いた『私の想い』には、「スタッフたちやお客様としっかりと向き合い、信頼関係を持ち、“人”として成長していきたいと想います。」と最後に書かれていました。
今の自分はどうだろう。
人として成長できているかはわかりませんが、想いは今も変わっていないと思います。
スタッフ同士やお客様との信頼関係を作るうえで絶対に大切なもの。
それは、笑顔です。
笑顔は、自然と人を惹きつけ、和やかな気持ちにしてくれるパワーがあります。
ニコッとするだけで緊張が解放され、心に余裕ができれば、場が和やかになり明るい空気に変わっていきます。
空気や雰囲気は、お客様にも伝わります。
スタッフの印象が良いとお客様とのコミュニケーションも取りやすくなります。
何か聞きたいことがあっても暗い表情のスタッフばかりでは、不安でなかなか声がかけられません。
スタッフが笑顔でいる事で、お客様は安心して私たちに話しかけることができ、
それがファンを作るきっかけとなります。
お客様からよく話しかけられるということは、お客様から信頼されているという事になります。
お客様から信頼され、ファンになっていただければ、私たちも嬉しいですしお客様にとっても、居心地がいい空間となり、また来たいお店となります。
私が思う「いいお店」とは、まさにそんなお店です。
『笑ム』
これが5年後、私が思い描く「いいお店」作りに欠かせない曲のタイトルです。
「笑む」とういう言葉は、そのまま「笑顔になること」という意味なのですが、もう一つ意味があります。
それは「花が咲くこと」です。
三分咲き、五分咲き、八分咲き、のように笑顔を花で表現することがあります。
三分咲きの笑顔は、口を閉じて口角を上げ、目も笑っている表情です。
口角が上がっていてもマスクを着けていてはお客様には笑顔は伝わりません。
目が笑っていると表情が豊かになり、お客様からも好感が持たれるでしょう。
五分咲きの笑顔は、お客様へ接客をしている時の表情です。
三分咲きの笑顔よりも元気良く、笑っている感じです。
八分咲きの笑顔は、お客様と会話をして楽しそうに笑っている時の表情です。
感謝や喜びなどを伝えるときの笑顔といわれています。
私は、ホールを巡回している時や美化をしている時は三分咲きの笑顔、お客様へ接客をしている時は五分咲きの笑顔、お客様と会話をしている時は八分咲きの笑顔を意識しています。
綺麗に咲いている花を見ると心が癒され、自然と顔がほころびますよね。
私のイメージする「笑む」はまさにその状態です。
気分が前向きになったり、穏やかな気持ちになったり、思わず笑みがこぼれたり…。
花がもたらす効果と同じように、私たちの笑顔がお客様に元気を与えられたら素晴らしいことだと思います。
お客様の中には、負けて帰る方もいらっしゃいます。
八分咲きの笑顔ばかりでは、もっと嫌な思いをされるかもしれません。
その場にあった表情でお客様に接する事で、最後は「有楽に来てよかったな」と満開の笑顔で帰っていただけるよう心掛けています。
『笑ム』
私は、スタッフやお客様の笑顔の花でいっぱいのお店を目指して、この曲を奏で続けます。
有楽グループ 東浜店
主任 浜崎 剛至