『いつまでも変わらぬ笑顔を~ありのままの私で~』
「想いリレーの第二弾を書く順番が、回って来ましたよ~」
その出されたお題が、なんと【5年後の理想のお店像】とのこと。
この難題に思わずフリーズしてしまった私。
年末年始恒例の、今年の反省と来年の抱負でさえ有耶無耶になってしまうというのに・・・。
果たして5年後を思い浮かべることが出来るのだろうか。
未来どころか目先の目標を模索している日々の中、先日ちょっとした出来事がありました。
久しぶりにとある店舗へ、応援として行かせていただいた時の事です。
一人のお客様から、笑顔で声をかけていただきました。
「久しぶりだね~。また応援に来たの?」
以前そちらの店舗へ、同じように応援へ行かせていただいたのは2年も前になります。
2年前の数日のみの応援にも関わらず覚えて頂けていたことに、声をかけていただいた嬉しさ以上に、驚きました。
「覚えていてくださったのですか?」
思わず声にだしてしまいました。
「もちろん!どの辺から来ているの?」
お客様から更に笑顔でお返事いただき、嬉しい気持ちが募りました。
「有難うございます!今は大府のお店からです!」
このやり取りは、私の心にとても響き、様々な想いがこみ上げてきました。
嬉しさと照れと、以前にお会いした際はどんな場面だったか思い出せない申し訳なさと。
以前お会いした時と「変わらない笑顔」で対応できたのだろうかという心配と。
次にもしお会い出来たら、今と「変わらない笑顔」でこちらからお声をおかけしたいという想い。
この後も応援先のお客様に色々、笑顔でのお声をいただきました。
島内での巡回をしていて、視線が合い笑顔で会釈した際に
「応援で来たの?頑張ってね」
遊技台の除菌作業中に、お隣でご遊技されているお客様より
「作業が増えて大変だね~」
いずれのお客様との会話も、自分の出来る限りの笑顔でお返事いたしました。
この場面を覚えていよう、そしてまた覚えて頂けてお声をかけていただけるようにと。
その時は今と変わらぬ笑顔でいたい。
この出来事により、年数や場所を超えても、有楽グループ全体で取り組んでいる
「ハッピーサイクル」が成り立つのだなと実感いたしました。
2年前の自分の笑顔でお客様を笑顔にし、今その笑顔をいただいて更に笑顔が生まれているなと。
応援の日の帰り道、そういえば私が勤務している店舗で、同様の体験があったと思い返しました。
よくご来店されていたお客様がしばらくお見えにならない時があり、久しぶりにご来店された時のことです。
「久しぶりに来たよ~」とお客様からお声をかけていただける場面や、
「ご無沙汰しています!お元気でしたか?」と私の方からお声掛けする場面など。
いずれの時も、久しぶりにも関わらず「変わらない笑顔」でのご来店、お出迎えで私自身とても心温まる瞬間でした。
実は、普段の日常の中にも「ハッピーサイクル」は溢れていたのです。
「変わらない笑顔」は不思議ととても安心感が生まれます。
安心感なくして、笑顔はもちろん「嬉しい」や「楽しい」など幸せ感もないと思います。
お客様にはもちろん、スタッフの仲間たちとも「変わらない笑顔」のやりとりがいつまでもできるように、「変わらぬ笑顔」が溢れている場でありたい。
この出来事をきっかけに、私なりの理想像と曲名が浮かんできました。
『いつまでも変わらぬ笑顔を~ありのままの私で~』
以前書いた“私の想い”の通り、私は考えや言葉を伝えるのが苦手です。
なので、他の皆様みたく立派な想いを上手く伝えられません。
不器用な「ありのままの私」でも唯一出来ること。
それが「変わらぬ笑顔」だと。
精一杯の想いを、そのまま曲名にしました。
いつまでも、お客様だけでなく仲間のスタッフ達にも「変わらない笑顔」でいたい。
いつまでも、お客様を「変わらない笑顔」でお迎えできる場(お店)を提供したい。
いつまでも、例え場所が違ったとしても、年数が経ったとしても「変わらない笑顔」を、背伸びしすぎない「ありのままの私」が精いっぱいできる、最高のおもてなしをしたい。
いつまでも、「変わらない笑顔」で溢れているお店でありたい。
これが私の理想像です。
有楽グループ 森岡店
チーフ 古川 さやか