「the Power of a Smile」
「ハッピーサイクルオーケストラの一員として、
5年後もっといいお店を作るために奏でる曲はどんなタイトルですか?」
今回のお題を聞いた時、正直に言いますと頭を抱えました。
毎日ただぼんやりと過ごしているわけではありませんが、
目の前のことに夢中で5年後、10年後を意識して仕事に臨む余裕はありませんでしたから。
なので、まず現状の把握からしてみる事にしました。
私の勤めている大東店はベテラン揃いの店舗です。
人材の入れ替わりが激しいこの業界において、
キャリア10年以上のスタッフが複数名在籍しているというのは、
働きやすい職場であるという証拠なのかな、と思っています。
新しく仲間が増えれば先輩がしっかりと指導をし、
後輩たちは先輩の背中を追いかけて成長してくれます。
また、先輩たちのように仕事をこなせるようになりたい!と頑張る後輩たちを見て、
先輩たちは自分たちが見本となれるよう襟を正す。
この当たり前に行われている先輩後輩の相乗効果の影に、
大東店のハピプロでゴールを目指すための3つの約束、
特に「輝くハートを伝播させる」がみんなにしっかりと根付いていると改めて感じました。
そんな彼らを骨格に「5年後の理想のお店像」を考えて思いついたのが、
「自信に満ちた笑顔が溢れるお店」です。
私を含め、今の大東スタッフには「自分に価値を付ける」という意識が足りないと思っています。
「自分には○○は出来ない」
「自分はこれしかできない」
といった言葉を発言してしまう事があるんですが、
これって自分の可能性を否定してしまっているんですよね。
日々、真面目に真摯に仕事に臨んでいるのに
自分を否定するような発言をしてしまうのは、すごくもったいない事だと思います。
出来ないことばかり数えていると、ネガティブになって、
「出来ない」の暗示に縛られることにだってなりかねません。
それは自分の価値を下げ、自ら限界を作ってしまう事と同義です。
反対に、「出来る」を発言して再確認していくことで根拠のある自信に繋がります。
一つずつ、「出来る」を積み重ねて出来上がった自信は自分の価値です。
出来る事が増えるたびに自分の価値も上がっていきます。
「自分には価値がある」と口にすると不遜な輩だ!と思う方も見えるかもしれませんが、
自分で築いてきたものは他人に何と言われようと揺らぐことはありません。
私は、チーフとしてここまで懸命に走ってきました。
その中で、経験したことのない仕事に対しては、つい「出来ない」と言ってしまいがちでした。
しかし、挑戦して「出来る」ようになったことは意外とたくさんあり、
その経験は、今の私の価値だと自負しています。
今後も、私の価値をさらに高める様に、
「出来る」ことを増やす努力や勉強を続けていこうと思っています。
そうすることで、チーフとしての自信を持って、
「私はこれが出来る。あなたも出来るようになろう!」と
笑顔でスタッフを引っ張って行ける存在になりたいです。
5年後もっといいお店を作るために奏でる曲のタイトルは「the Power of a Smile」。
これから少しずつ自分の価値を上げていった先で、
その価値を認め、前を向き、顔を上げたら自然と表情が明るく変わるはずです。
なんだったら、少し笑顔がこぼれているかもしれません。
そんな「自信に満ちた笑顔」には
“人を惹きつけ、人を繋ぎ、場を明るくし、人に影響を与える力がある”
と、私は想うのです。
有楽グループ 大東店
チーフ 土井 香織