令和元年。
世間は空前の写真加工ブーム。
『Snow』『Snap chat』といったアプリで、
誰でも簡単に顔をアレンジできてしまうこの時代に、
ぜんまい仕掛けのオモチャのように顔面のあちこちのパーツだけを動かし、
その繊細かつエレガントな独特の風合いで、
“一度観れば必ず虜になる”とも言われることから『変顔界の風雲児』との異名を持つ男、浜崎。
誰かの想いを表情にして、深い共感を呼ぶ“Funny Face”は、
一体どのようにして生まれるのか?今回はその舞台裏に密着。
浜崎は、2008年に有楽グループにアルバイトとして入社。
2009年に正社員となり今年で入社10年目。
当時の彼を知り、学生時代からの友人でもあるMさんに、
“浜崎という男”について、今回特別に話を聞いた。
友人Mさん:
彼とは中学・高校の同級生として6年間仲良く過ごしました。
当時、彼は基本的にもの静かなタイプで、
当然、現在の様に変顔などするようなキャラではなく、
面白い事の一つも言えないような大人しい人物でした。
高校生活の3年間は一緒に登下校するほどの仲でしたが、
受験を控えた3年生の後半に事件が起こりました。
自主的に居残りをして勉強をする「図書館学習」的なものがあったのですが、
彼はそれに参加しようと言ってきました。
しかし私は正直面倒だったので断ったところ、口論になってしまい、
卒業までの期間気まずい関係になってしまった記憶があります。
その頃はかなりビミョーな間柄になってしまったような気がするのですが、
何時からまた楽しく会話できるようになったのでしょうか?
そして、どうして変顔を得意技とするような人物になってしまったのか?
今度ゆっくりご飯でも食べに行ってこれらの謎を解決したいですwww
今では想像もできない、若かりし日の姿(笑)
どのスタッフに対しても常に笑顔、常にサービス精神旺盛で、
取材中に近寄ってきたお客様とも楽しそうに会話をする姿が印象的な浜崎だが、
果たして本当の彼はどんな男なのか?
試行錯誤しながら鏡と対話し続ける浜崎の知られざるその素顔に迫る。
~始めたきっかけは?~
浜崎:
人生なにもかもうまくいかず、「もはやこれまで」と追い込まれた2011年・・・
未来に希望を持てず、
「自分の人生はもうダメなのかもしれない・・・」
という絶望感に心を支配され、一歩も前に進むことができませんでした。
そんなどん底を味わった僕が這い上がれたのは、
やっぱり砂川店のグランドオープンが大きいですね!!
オープンのメンバーとして声をかけて頂いたM店長とK店長には今でも感謝しています。
それがきっかけで、僕の中で何かが芽生えたんです。
最後のピースが揃った!というか、歯車が噛み合ったという感じでした!!
~どういうイマジネーションから生まれてくるのですか?~
浜崎:
クリエイティブな才能を大きく花開かせるためには、『環境』がとても大切だと思います。
才能と言う芽に水と栄養をたっぷり与えて花開かせるか、
それともその芽を根こそぎ摘んで枯らしてしまうかは、
才能を取り巻くまわりの『環境』が鍵をにぎっているのかもしれません。
『環境』には“場所”というニュアンスが強いかもしれませんが、
もちろんそこには「人」も含まれています。
そして「人」がいるところには出会いがあります。
その一つ一つ出会いが、私のイマジネーションの源であり、
新たなモノを生み出すためのエネルギーとなっています。
~毎日努力していることはありますか?~
浜崎:
これと言って努力していることはありませんね。
強いて言えば、『ひとりの時間』を大切にする。と言う事ですかね。
ひとりが好きというと、寂しい人と思われたり、
協調性がない人だと思われたりすることもありますが、
職場の仲間やお客様、家族や友達と過ごすことが、嫌いという訳ではありません。
人との出会いを大切にしているからこそ、一日10分でも、20分でも良いから、
ひとりの時間を大切にしたいなと思っています。
ひとりの時間を思いっきり楽しんでいる時ほど、感情がアクティブになり、
喜怒哀楽の気持ちを気にしなくてもいいので、表情も豊かになります。
誰にも見られていない、ひとりの空間で心を動かせることは、意外と清々しいですよ~♪
~越えるべき壁は何ですか~
越えるべき壁はたくさんあるとは思いますが、今最も近くにあって、
絶対に越えなくてはならない壁は、ズバリ!T次長です。
私の直属の上司であり、心の師匠でもあります。
まだT次長が他店舗で勤務していた頃、
私はデココンの見学でその店舗に伺う機会がありました。
その時の写真がこちらです!
・・・っと、残念ながら写真は残っていませんでしたので、
次長に再現して頂きました。
見て下さい! ハッキリ言って反則です。
出会ったと同時に敗北感を味わうという地獄の瞬間でした。
それから私は勝手に師匠として仰ぐようになりました。
その出来事から暫くして、師匠が砂川店に転勤してきたのですが、
やはり差は歴然!とても敵う相手ではありませんでした。
もう少し師匠の下で修行を積み、
そして、いつか師匠を越えてやろうと心に誓いました。
という訳で、私は実はまだまだ修行中の身なのです。
~今後の目標は?~
浜崎:
これからも真面目に“バカバカしい事”をしていきたいです。
“バカバカしい事”って楽しいし、何より“バカバカしい事”を発信していった方が、
気持ちいいじゃないですか…(^^♪
「スキージャンパーに例えると、K点越え。
どこまで着陸せずに飛び続けられるか。ということが今後の目標ですかね。」
と呟いて、彼は今日も鏡の前で“Funny Face”を探求し続けた。
野田:
・・・ただの“おふざけ”やないかっ…!!∑(・・;)ォィォィ
記事担当:砂川店 浜崎・野田