特に暑かった今年の夏もようやく終わり、過ごしやすくなってきましたね。
季節は「秋」、暑いのが大の苦手の私には何とも嬉しい季節です。
行楽や趣味、または学校行事などみなさんも行動的になっていることでしょう。
みなさんこんにちは☆今回の住吉情報局は矢野が担当します。
働き盛りの40代である私たちが子供のころのバブル真っ最中、
仕事に明け暮れた両親の「嬉しい悲鳴」という言葉、
忙しさに追われても経済的な報酬があり、
子供ながらに明るい言葉なんだろうなと感じておりました。
時は流れて現在、同じく忙しさに追われている私たち世代の世の中、
人手不足という社会問題により支障や負担の増加、
「嬉しい悲鳴」とは程遠い「本当の悲鳴」という、
何とも暗い言葉が聞こえてきそうに感じます。
先日のことです。知人と会話をする機会がありました。
誰でも心当たりあると思いますが、
そんな時に出てくる話題といえば“愚痴”や“悪い噂”。
「ちょっと愚痴聞いてよ!」…そこから出るわ出るわ他人の悪口。
○○さんの良い所を挙げてみましょう→明るい、元気……。
良い所はなかなか出ないくせに、
悪い所を言い出せば面白いことに饒舌になるもんです。
いま人の悪い所を羅列しているあなた自身はどうなの?
有楽の接客マニュアルに「10−1=0」というワードがあります。
これは10人のスタッフのうち1人の“悪印象”の存在で、
その10人全てが“悪印象”になるという意味です。
1人のちょっとした悪い対応が、お客様へ強く印象付けてしまうので、
私たちはひとつひとつの対応や所作に注意した接客対応を心掛けております。
では、残り9人の“好印象”はどこへやら…。
どうやら人(一般に)は悲しいことに、他者の誉れよりも、
欠点や失敗を探し発信することの方がよりエネルギーを強烈に放つ習性のようです。
これはお客様をおもてなしする側の私たちとて例外ではありません。
“負のエネルギー”は多少なりとも持っています。
日々、ハピプロに沿って業務に臨む私たちは、
そんな“負のエネルギー”との戦いでもあります。
私たち自身が「楽しい」気持ちでサービスに携わり、
そしてお客様や仲間、周りの人たちと一緒に「楽しい」気持ちになる。
“負のエネルギー”を封印するには、
何とも頼もしい考え方であるとつくづく実感します。
私と関わる全ての人に、“よかった”と感じてもらえたらと常に思うのですが、
なかなか「全ての人」というのは難題です。
やはり現実は“負のエネルギー”を放つ人はいるし、
それに直面した際には私自身も“負のエネルギー”を発してしまいそうになります。
気が付けば、“ハッピー”の連鎖を目指すハッピーサイクルとは真逆の、
“負のエネルギー”の連鎖に転落してしまう。
「接する全ての人が“負のエネルギー”を持っていて、自分自身にもそれがある。
そのことをしっかり認識した上で、ハッピーサイクルを追求しなければならない。」
私が新人のスタッフや後輩にハピプロを説くときには、
そうした聞きたくない嫌なことも隠さず話しています。
住吉店のキーパーみんながそれを超越し、
「10−1」の残り9人にもちゃんと目を向けられる、
強いサービスマンになって欲しいと思います。
それが私自身のハピプロであり、それの実現のためにおっさんは挑戦していきます。
記事担当:住吉店 矢野