こんにちは、新田情報局です。
私事ですが、ちょうどこの記事を書いている次の日は、最愛の息子が誕生日で6歳になります。
今月から幼稚園の年長さんとなり、日々たくましく成長していく姿が、
父親にとって本当にこの上ない喜びであり励みでもあります。
そんな幼稚園児の息子が暇さえあればノリノリで熱唱しているのは、
菅田将暉の「さよならエレジー」。
♪「愛が僕に噛みついて 離さないと言うけれど
さよならのカタチは変わらないみたいだ
舞い上がって行け いつか夜の向こう側…」♪
いやいやいやいや、幼稚園で習った歌さえ微妙なのに、ほぼこれ完コピって…(;一_一)
絶対母親の影響だと確信しています。
さて、この記事を書いている今現在、実は39℃近い発熱状態の中で書いています…?!
38~39℃を行ったり来たりが3日間ぐらい続いてて…。
さすがに前日かかりつけの医者に行ってきましたが、幸いインフルエンザではなかったので安心しました。
病名は「溶連菌感染症」。正式にはA群β-溶血性連鎖球菌感染症。
何だか漢字ばかりで、あまり聞き慣れない方も多いかと思われますが、
実は昨年も同じ病気にかかりまして…。またかよって思いました(-_-;)
お子様をお持ちの方はご存知かもしれませんね。
この感染症は子供がよくかかる病気で有名ですが、
免疫力が低下している場合には大人も十分感染し、
症状が風邪やインフルエンザと非常によく似ているので注意です!
症状としては38~39℃の発熱、のどの痛みが主なので、自己判断が難しいところです。
では少し詳しく掘り下げでみたいと思います。
溶血性連鎖球菌、略して「溶連菌」が主に【のど】から感染して、
【咽頭炎】や【扁桃炎】を引き起こし、40℃近い高熱が出るのがいわゆる「溶連菌感染症」です。
この「溶連菌」には、体に害のないものから病原性の強いものまで様々な種類が存在します。
感染を起こさず常在菌としてただ単に存在している健康保菌者も多いようですが、
自分みたいに抵抗力が弱っている時に感染してしまうと、大人でも発症してしまうんです。
一般的にインフルエンザや風邪は「ウイルス」が原因であることはよくご存じかと思いますが、
インフルエンザと同じような時期にかかりやすい「溶連菌感染症」は、
それらと違って細菌感染によって発症します。
ここで厄介なのは、大人が「溶連菌感染症」にかかった場合、
同時期に流行するインフルエンザの検査は陰性となるので、
ただの風邪だと判断されてしまいがちなのです。
自分がまさにそうで、市販の風邪薬を服用しても、
発熱やのどの激しい痛みと関節痛が2日経ってもまったく改善されませんでした…。
おかしいなと思い、発症3日目にかかりつけの医者に行ったら、のどを見て一発診断でした!
陽性の検査結果も出て、すぐ抗生物質を点滴してもらいました。
ちなみに皆様、この「溶連菌感染症」はウイルス性の風邪などと違い、
時間の経過によって自然に治ることはまずありません。
さらには、感染症なので「抗生物質」を投与しなければ、
完治しないのはもちろん合併症を引き起こすリスクがあります。
また、この「抗生物質(抗菌薬)」は処方された量を必ず飲み切らなければなりません!
初めにその抗生物質に抵抗力のない菌がやっつけられていき、
続いて抗生物質に少し抵抗力のある菌が…という順番でやっつけられていくので、
症状が治ったからといって途中で飲むのをやめてしまうと、
残っていた菌が増殖してぶり返すとともに、
更に厄介な薬剤耐性菌を生むきっかけになってしまうからです。
とにかく疑わしい症状が2日以上続く場合は、必ずすぐに医療機関を受診して下さい!!
そもそも子どもがなぜこの「溶連菌感染症」になりやすいかと言えば、
大人より免疫力がまだ弱いからと考えられているそうです。
昔を思い出してみて下さい。
小さい頃、よく周りの友達などが扁桃腺腫らして高熱を出してたことないですか?
意外に「溶連菌感染症」だったケースが多いみたいですよ。
それに比べて大人は溶連菌に対する抗体を持っている人が多いので、
例え感染しても発症せずに症状が出ない人が多いようです。
いわゆる感染してても気づかない「無症状感染者」です。なんかのどが痛いなぁぐらいで終わったり。
しかし、大人で発症してしまうと、子どもより症状が重かったり、
重症化して死亡する割合も高いとされています…って、ちょっと笑えないんですけど…。
どうですか皆さん、明日は我が身だと思ってもらっても問題ないぐらい本当に身近にある病気なんです。
決して他人事と思わないで下さい。発症したから言えるんですが、結構シンドイですよ…。
一時的に睡眠不足が続いていたり疲れがたまっている時は、
たとえ健康体でも抵抗力が低くなっていますので、
運悪く感染したら誰でも発症する可能性は十分ありますから。
ウイルスにしても細菌にしても肉眼で確認することができないのでホント困りますよね。
とにかく手洗いやうがいは常日頃からもちろんですが、
体の免疫力が下がらないよう生活リズムに日々気をつけながら健康管理に努めていきたいものです。
記事担当:新田店 小久江