こんにちは、新田情報局です。
何だかんだで来月はもう12月。
元号が『平成』から『令和』になった歴史的な2019年も終わろうとしています。
12月と言えば!
そうです、会社勤めされている方たちの大半がするであろう、『忘年会』がありますね。
有楽グループ各店でも毎年12月の店休日を利用して、
お互い1年間お疲れ様でしたと飲食交えながら労を分かち合います。
今回の新田情報局では、まずそんな年末に向けて、
皆様にくれぐれもご注意願いたいことがございますので、
ご存知の方も多いと思いますがお付き合い下さいm(__)m
『忘年会』、1年間の苦楽を共にして頑張ってきた会社の上司や同僚、部下たちみんなで、
美味しい食事を囲みながら、乾杯~ってもはやこれを楽しみに1年間頑張る方もいますかね。
職場の人間が大勢揃って食事する機会はなかなかないですから、
この日だけは「無礼講で!」とよく聞くフレーズから始まり、ワイワイ楽しい時間を共有し合います。
ここで一つ、「無礼講で!」。
解釈を間違えるとトラブルの元になります。
まず第一に、このフレーズは上司や目上の人間が言う言葉なので、
部下や後輩が言うのは失礼に当たります。
そして、『無礼講=無礼をしても構わない』という意味ではありません。
漢字をよく見て下さい。
無礼構ではなく無礼講、『講』なんです。
さらに語源の区切りは『無礼・講』ではなく『無・礼講』になります。
つまり「身分や地位、立場を気にせず楽しもう!」という意味で、
決して礼が不要というわけではありませんのでご注意を。
さて、今回一番皆様にご注意して頂きたいこと、それは『飲酒運転』についてです。
個人的な話ですが、つい先日、勤務先近辺で生まれて初めて飲酒検問を経験しました。
もちろん特に問題なく通過できましたが、
とりあえず警察官の方に「遅くまでお疲れ様です」と敬礼して挨拶しておきました。
車の免許保持者ならば、誰もが言われなくても分かっている飲酒運転の禁止、
しかし残念ながら、道路交通法改正の度に厳罰化されているにもかかわらず、
減少傾向にはあるものの未だに後を絶たないのが現状です。
自分はそもそもお酒が一滴も飲めないゆえ、いついかなる時でも絶対に飲まないので、
一生死ぬまで飲酒運転とは無縁ですが、
飲んだら運転してはいけないと分かっているのになぜ飲酒運転してしまうのでしょう。
主な理由はこんな感じです。
・「近いからいいだろうと思った」
検挙された人の動機で圧倒的に一番多い理由です。
・「代行代がもったいない」
倹約はいいですが、検挙されれば罰金は代行代の何十倍です。
・「警察官に見つからないと思った」
見つからなければいいという問題ではありません。いずれ必ず見つかります。
・「時間が経っているのでアルコールが抜けていると思った」
自己判断であり、抜ける時間にはあくまで平均ですが体重別に個人差があります。
お酒を飲まれる方にとって、飲酒は至福のひと時であり、
一日の疲れを癒す自分自身へのご褒美でもあることでしょう。
しかし、軽はずみに大丈夫だろうと運転したばっかりに、
その先にある代償は、計り知れないほど残酷なことが待っています。
飲酒運転で検挙された人が社会的に、さらには人として失うものをいくつか抜粋しました。
★全ての運転免許
万が一呼気検査検査で0.25㎎以上のアルコールが検出された場合、1発で免許取消です。
★お金
罰金はかなり高額かつ内容次第で若干違いはありますが、平均約50万円~100万円です。
原則一括納付で分割は×、払えない場合は収監→刑務所行きです。
★仕事&社会的地位
一般的には懲戒解雇理由に該当し、退職金ももちろん受け取れません。
車関係、公務員などは特に確実に懲戒免職となりますし、
免許が無くなるので再就職も困難になります。
★家族&人間関係
会社をクビになれば無職となり収入が0になります。
築き上げてきた幸せな家庭が一瞬にして崩れ、
免許が無いので子供がいる場合どこにも連れて行けないし、
夫婦の関係も最悪離婚に発展し兼ねません。
あなたの愛する家族が路頭に迷い、悲しませることになります。
世の中誰もが生きていく為、大切な家族を養い守っていく為に働いています。
その中で免許証は、一般的に個人信用上最低限な身分証明となる物なので、
無ければ雇う側としても信用に欠けますので、その分不利になります。
面接の際にはほぼ確実に免許が無い理由を聞かれると思います。
検挙されれば、とにかく一瞬でいろいろなものを失うのが飲酒運転です。
だからと言って、自業自得ですから当然誰も助けてはくれません。
今の時代これだけ厳罰化されてきている『飲酒運転』。
細かな規定はあえて述べませんが、基準値を上回らなければ免許停止で済むからとか、
安易な考えも非常に危険です。
そもそも酒気帯び運転、酒酔い運転は、正常な判断や動作ができない状態ですから、
事故を起こす可能性がとてつもなく上がります。
万が一、人身死傷事故など起こせば、はっきり言ってそれこそ人生終わりです。
事が起きてからでは何もかも遅いんです。
人生やり直しなど到底無理なんです。
一生後悔します。
『飲酒運転』、法律で禁止されている以上それは立派な犯罪なんです。
検挙の有無にかかわらず、自分自身、会社、家族、友人などあらゆる人たちに、
一生かかっても償えない迷惑をかけること、どうやっても消す事のできない代償を、
背負って生きていかなければならなくなることを、今一度留意しておいて下さい。
記事担当:新田店 小久江