みなさんこんにちは、りんくう情報局のお時間がやってきました。
今回は小谷が担当します。
この情報局がアップされる頃には、1月1日に起きた石川県能登半島地震から約2ヶ月が経った頃と思われます。
未だに避難生活を余儀なくされている方々、地震や津波の被害に遭われた方々には心からお見舞い申し上げます。
私は生まれが石川県羽咋市で、知り合いも親戚もいる為とても心配でしたが、みんなすぐに避難所に避難し無事でした。
今回の能登半島地震は震度も大きかったですが、津波の被害も多かった為、改めて避難の重要性を再確認しました。
そこで思ったのが、「私が今住んでいる愛知県常滑市で、津波警報が出たらどこに避難すればいいんだ?」という疑問が浮かびました。
海が近いので高台に避難するのは当たり前ですが、地震が発生した瞬間にいる場所に高台が無い場合はどうすればいいか?どこに向かえばいいか?
分からなかったので調べてみました。
まず避難所といっても色々あるそうです。
常滑市のホームページによると大きく2つあります。
「指定緊急避難場所」と「指定避難場所」です。
~常滑市のホームページより引用~
指定緊急避難場所(学校のグラウンドや公園が多い)
① 一時避難場所・・・地震等が発災した場合に、避難者が一時に集合する場所、又は一時的に待避して身の安全を確保する場所。
② 広域避難場所・・・大規模地震や大規模火災が発生した場合、炎や煙から身を守り、安全を確保する場所。
指定避難所(学校や体育館、公民館が多い)
① 指定一般避難所・・・災害などにより被災した市民等が、屋内の施設で身体や生命を守る施設。 災害発生時には、被災者が一定期間滞在することができる施設。
② 指定福祉避難所・・・避難行動要支援者など、通常の避難所では支障を来す方向けの施設。原則として大規模災害発生時に開設する。
それぞれの避難場所が常滑市のホームページで確認でき、指定緊急避難場所においては、
「施設・場所名」
「住所」
「対象とする異常な現象(洪水・地震・津波など)に対応可能かどうか」
「指定避難所との重複が可能かどうか」
「想定収容人数」
に分かれて掲載されています。
特に指定緊急避難場所に関しては、私が思っていた以上にたくさんあります。
避難場所が分からない方は、お住いの近くだけでも確認することを強くお勧めします。
避難所以外にも「津波避難ビル」という建物もあります。
津波が予想されるときは高台や頑丈な建物に避難するのが基本ですが、道路が寸断されて避難が困難な場合などに、広く一般の人にも利用できるのが津波避難ビルです。
全部で5か所あり、ボートレースとこなめ、イオンモール常滑などりんくう店からも近い場所に全てあります。
利用は市に津波注意報や津波警報、または津波の襲来が予想されるとき限定ですので注意してください。
こちらも5か所全て写真つきで常滑市のホームページに掲載されているので、海沿いにお住まいの方に確認を強くお勧めします。
~常滑市ホームページ 津波避難ビルについて~
https://www.city.tokoname.aichi.jp/kurashi/bousai/1003742/1005963.html
ちなみにりんくう店から近い避難場所はと言うと・・・
① 多屋公園(常滑市虹の丘2-156)
・・・カインズ・ベイシアの裏手の公園。ここは指定緊急避難場所になっていて、とにかくすぐに避難する場所に適しています。大規模な火災以外全ての異常な現象に対応可能な避難場所です。大きい公園だけあって想定収容人数が2000人となっています。
② 多屋公民館(常滑市虹の丘5-74)
・・・ここは指定一般避難所になっていて、海椙神社のお隣で山車倉が目印の公民館、想定収容人数は130人になっています。
③ 海椙の郷デイサービスセンター(常滑市森西町1-16)
・・・りんくう店から一番近い福祉避難所、災害時に利用可能ですが、元々の利用者も被災しているので新たな受け入れができないこともあるそうです。
少しですが載せてみましたが、私みたいに常滑市に移住してきた人は、建物の名前や住所だけでは「あ~あそこね!」とならない人もいると思います。
ドライブや買い物ついでに生活圏内の避難場所を確認することもお勧めします。
なお避難場所の情報は、令和4年1月31日時点での情報となります。
また常滑市ホームページからハザードマップも確認できます。
避難先の場所や、標高がわかるので参考にしてみてください。
~常滑市ホームページ ハザードマップ~
https://www.city.tokoname.aichi.jp/kurashi/bousai/1000390/1000392.html
いかがだったでしょうか?
いざ地震が起きた時に調べようとしても、スマートフォンが使えなかったりして情報が得られない状況になってしまったら避難が遅れてしまいます。
ニュースやYouTubeで津波のギリギリの映像を見たことがありますが、津波から避難する時にもたもたしていたら一分一秒を争う状況になるかもしれません。
その時に避難場所を知っていることで状況が変わることも当然あると思います。
今後愛知県も南海トラフ地震が起きると予想され、震度6~7前後・津波が5メートルから場所によっては10メートルと予想されています。
防災グッズの準備はもちろんの事、これを機にしっかりと避難場所を確認してみてはいかがですか?
そして
頑張ろう!北陸!!
記事担当:りんくう店 小谷