皆様こんにちは。
すっかり秋らしく涼しくなってきましたね。
今回の看板娘ではまさしく秋の今しか味わえないブドウ『クイーンニーナ』を、森岡店車掌の古川がご紹介いたします。
『クイーンニーナ』は、有楽の景品コーナーに近年登場して間もないブドウです。
それもそのはず。
1992年(平成4年)に「安芸津20号」と「安芸クイーン」を掛け合わせ生まれたもので、
2009年(平成21年)に登録出願、2011年(平成23年)に品種登録された、わりと新しいブドウなのです(*’ω’*)
名前の由来は、親の「安芸クイーン」のクイーンと、「安芸津20号」の旧系統名である「安芸津27号」の「27」と、
スペイン語で女の子を意味するNINA(ニーニャ)にちなんで、『クイーンニーナ』と名付けられました。
『クイーンニーナ』の収穫時期は9月上旬頃から10月中旬頃と短く、
まだ栽培面積や収穫量が少ない為、なかなか市場に出回りにくい高級品種とのこと。
まさしく、秋の中でも「今」でしかお目に掛かれない、レアなブドウなのです。
そんなレアな『クイーンニーナ』は、新しい品種ながら、
「大粒・高糖度・鮮やかな色」と3拍子揃った高級品種として、注目されているというブドウなのですって(;゚Д゚)
見かけるようになったとはいえ、特徴をあまり良く知らない私・・・スミマセン。
というわけで、急いで調べました!!
『クイーンニーナ』は、果粒の大きい種なしブドウです。
粒の触った感じは引き締まった固さがあり、ブリブリっとした歯ごたえが味わえます。
シャインマスカットに近い食感だそうです。
皮を食べる種類のブドウではありませんが、皮は比較的薄く渋みが少ないので皮ごとでも食べられなくはないそうです。
『クイーンニーナ』の味はというと、
糖度が20度を超える深い濃厚な甘みと、後味の良さが癖になるほど美味しいと書いてあります!!
酸味が少ないので、とても甘さが感じやすいとのこと。
口いっぱいに甘さだけでなく、フォクシー香も広がるそうです。
(フォクシーとは、グレープジュースのような甘い特徴的な香りのことです。)
マスカットと同じくらいの人気がある、とても美味しいブドウなのです!
『クイーンニーナ』は、見た目も美しい鮮やかな赤色で、外観が優れているのも特徴のひとつ。
これらの「大粒・高糖度・鮮やかな色」という特徴3拍子と、なかなか店頭で見かけないレアなこともあり、
『クイーンニーナ』は「赤ぶどうの女王」という異名がつくほど、大変人気なブドウなのです!
『クイーンニーナ』には、炭水化物・食物繊維・ビタミンC・葉酸という栄養成分が含まれています。
また、ブドウ糖や果糖などの糖質も豊富で、エネルギーに変換されやすいため疲労回復に効果があるのだとか。
食物繊維で腸内環境を整えてくれ、ビタミンCで美肌に関わる効能があるなど、
美味しいばかりでなく身体にも良いという、なんてすばらしいの「女王様」!
新鮮な『クイーンニーナ』の選び方は、
・皮が艶やかで、ハリがある
・皮に白い粉(ブルーム)がついている
・触ると弾力がある
・枝が黄緑色で、枝に実がしっかりついている
上記の特徴を満たしていると新鮮なものと考えられています。
『クイーンニーナ』はやはりそのまま生で食べる食べ方が一番オススメですが、
冷凍にしてシャーベットや、フルーツサンドやブドウ大福など和洋菓子に使用しても美味しいとのこと。
私は、だいぶ涼しくなってきたので温かいフルーツティーにしてみました♪
紅茶はアッサムやセイロン、ダージリンがおすすめです。
ポットにお好みの『クイーンニーナ』を軽くつぶしたものを入れ、紅茶を入れ2〜3分待つと、
とてもブドウの香りがするフルーツティーが出来上がります♪
カップにも数粒入れて、注いでくださいね。
紅茶の種類やお好みの濃さなどで時間はアバウトですが、是非お試しあれ。
秋の香りが漂う紅茶、おススメです。
なかなかレアな『クイーンニーナ』、お近くの有楽でお見掛けしましたら、是非お手に取って下さいませ。
秋のわずかにしか味わえない「女王様」を、お楽しみくださいませ。
記事担当:青果部 看板娘 古川