皆さま、こんにちは!
今回の青果部看板娘は、大東店の萩原がお届けいたします(^^)/
今回皆さまにご紹介するのは『なつっこ』という桃です。
まだまだ希少性が高いですし、スーパーなどでは桃は品種名で売られていることが少ないので、
あまり馴染みがないかもしれませんね。
なつっこは長野県で生まれた桃で、2000年に品種登録された比較的新しい品種です。
長野県生まれですが、現在の生産量の約6割が山梨県で生産されており、長野県の生産量は3割程度です。
まだ桃のシェア全体での生産量は3.5%程で多くありませんが、
病気に強い品種らしいので、これからもっと生産量も増えてきそうです。
なつっこは、最も多く生産されている人気品種の『あかつき』と、
桃の王様とも呼ばれる『川中島白桃』を掛け合わせて誕生した品種です。
2つの人気品種を親に持つなつっこはまさにサラブレット!
親であるあかつきは、肉質はきめが細かく果汁も豊富で、糖度が高く甘いのが特徴です。
もう一方の親の川中島白桃は実が250g~350gと大きめで、
しっかりした歯触りの硬めの肉質で日持ちも良く、とても甘いのが特徴です。
2つの親のいいとこ取りをしたなつっこは、糖度13~17度と高く、酸味も少なめでとにかく甘みが強いのが特徴です!
(ちなみに、白桃の平均糖度は10~12度だそうです)
果実の大きさは300g~350gと大きく、ずっしりしています。
肉質もあかつきのきめ細やかな緻密さと、川中島白桃のしっかりした硬さを受け継いでいる為、
硬すぎず滑らかな口当たりで、噛みしめるたびに甘い果汁が口いっぱいに広がります。
やや硬めの品種なので、やわらかい品種に比べて日持ちが良いのもうれしいポイントです。
7月下旬頃から出荷され始めるので、日持ちの良さを活かしてお中元などの贈り物にもオススメですよ!
また桃は、夏バテしやすい今の時期のエネルギー補給としてもオススメです。
桃の主成分であるフルクトースという果糖は、体内で代謝の過程を経ずすぐに吸収されるので、
食欲が落ちた時のエネルギー源として食べるのに向いています。
冷やした桃ならあっさり食べられるので、夏バテ気味の方は桃からパワーをもらってくださいね(^^)
今回私は、フレッシュななつっこを使って「パフェ作り」にチャレンジしました(´p・ω・q`)
パフェ自体初めて作りましたが、なかなか楽しかったです!
桃は1個をアイスクリームに、もう1個はそのまま使用しました。
アイスクリームの作り方は超簡単です。
ジッパーの袋にカットした桃を入れて揉みほぐして少し潰してから、
牛乳、生クリーム、はちみつ、レモン汁を加えて、更によく混ざるように揉んだら冷凍庫で凍らせます。
途中30分毎くらいに揉みほぐすとなめらかな仕上がりになります。
ちなみに、アイスを早く完成させたい!!という場合は、
もう一回り大きなジッパー袋に氷と塩を入れてアイスの材料入りの袋も入れて、
10分程シャカシャカ振ると出来上がります(^^)
振る際は氷が冷たいので、タオルに包むか軍手をはめてくださいね!
カットした桃は変色しやすいですが、塩水に5分~10分漬けると変色しにくいです。
塩辛くなりそうと思われるかもしれませんが、味への影響はほぼありませんのでご安心を!
※水1カップ(200ml)に対してひとつまみ程度の塩でOKです。
スポンジケーキ、ホイップクリームも使って、カップに盛り付けて完成です♪
撮影中にアイスが溶けました…(-ω-;)
アイスやホイップは甘さ控えめにして、なつっこ本来の甘みを存分に楽しめるようにしました。
なつっこは噛んだ瞬間に甘い果汁が口いっぱいに広がって、
滑らかで食べ応えもたっぷりで、とても美味しかったです(*´v`*)
有楽グループでは7月下旬頃から8月にかけて入荷しています。
ちなみに、最近入荷したなつっこの糖度は、
高糖度です(*´▽`*)
少し追熟させると、もっと甘くなると思いますよ❤
店頭で見かけましたら、ぜひお手に取ってみてくださいね!
記事担当:青果部看板娘 萩原