皆さま、こんにちは。
今回の青果部看板娘は大東店の萩原がお届けいたします(^^)/
寒い時期に食べたくなるものと言えば、体の芯から温まる『鍋料理』ですよね!
今回はそんな鍋料理に欠かせないアイテム!
『白菜』について調べてみました。
白菜は中国原産のアブラナ科の野菜です。
日本で栽培が始まったのは日清・日露戦争後ですが、当時は栽培維持が非常に難しかったそうで、
全国的に栽培されるようになったのは昭和に入ってからのことだそうです。
現在では全国各地で栽培されている白菜ですが、近年の生産量の約半数を長野県と茨城県が占めています。
白菜には「結球」「半結球」「不結球」と3種類の形に分かれていることをご存知でしょうか?
私はあまり意識したことがなかったので、全く知りませんでした。
結球は葉先まで葉が巻いているもの、半結球は葉先が巻かずに開いているもの、
不結球は根本からふわっと葉が伸びているもので、一般的によく売られている白菜は結球型だそうです。
形以外に色にも種類があるそうで、なんと紫やオレンジ色の白菜もあるそうです!
スーパーなどでも見たことがないので、白菜は一般的な黄緑のものしかないと思っていました。
オレンジ白菜はほんのり色づいているのに対し、紫はハッキリ紫です!
白菜は約95%が水分なので栄養があまりないと思われがちですが、実はビタミンやミネラルをバランスよく含んでいます。
特にカリウムの含有量が多く、余分な塩分を排出する作用があるので、高血圧予防にもおすすめです。
他にもビタミンCなど水溶性の栄養成分が多いので、
鍋料理や煮物などにした場合は煮汁ごと食べると栄養素を逃さず摂取できますよ!
たまに所々に黒い斑点が見られる場合がありますが、実はコレ、傷んでいるわけではないんです。
『ゴマ症』と呼ばれる野菜の生理障害で、小松菜などでも同じ症状が見られることがあります。
天候不良や急激な気温変化、肥料からの窒素の過剰吸収などが主な原因で、
野菜がストレスを感じると色素が蓄積し、黒い斑点となって現れるそうです。
この黒い斑点はポリフェノール類のため、食べても問題ありませんのでご安心を(^^)
続いて、「美味しい白菜の選び方」です。
丸ごと1個の場合は、巻きがしっかりしていて、ずっしりと重みがあり、葉にハリがあるものを選びましょう。
カットしてある場合は、切り口がみずみずしく、断面が盛り上がってないものの方が新鮮です。
保存方法の説明をする前に、白菜は収穫後も成長を続けると知っていましたか?
成長を続けるので、正しく保存しないと、すぐに傷んでしまいます。
丸ごとの場合はすぐに傷むようなことはありませんが、カットした後は傷みやすくなります。
成長を抑えるために、芯を切り取るか、難しければ芯に深めの切り込みを入れるだけでも長持ちするようになります。
ラップで包んで冷蔵庫の野菜室に立てて保存し、なるべく早めに使いきりましょう。
お店でカット売りされている白菜は予め芯に切り込みが入れてあるものがほとんどだと思います。
有楽グループで半切り販売している白菜にも、もちろん切り込みを入れていますよ!
丸ごと保存する場合は、夏場以外なら新聞紙に包んで常温保存することができます。
直射日光の当たらない涼しい場所に立てた状態で保存しましょう。
白菜は水分が多いので、
新聞紙が湿ってきたら途中で新しい新聞紙に交換すると、冬場だと3週間~1ケ月ほど保存できますよ(^^)
夏場は傷みやすいので、冷蔵庫で保存してくださいね。
その場合も新聞紙に包んで、野菜室に立てて保存しましょう。
その他に、干し白菜にして保存する方法があるそうです。
天日干しで数時間~3日ほどで干し白菜が完成します。
洗って水分を拭き取った白菜を1枚ずつぶら下げて天日干しする場合は4時間前後、
1/4カットなどの状態で干す場合は、ざるなどに置き3日ほど干すと完成するそうです。
干し白菜は密閉できる保存袋に入れ、冷蔵庫で1ケ月ほど保存できます。
煮ものなどに使う場合は、そのまま鍋に入れてお使いいただけますよ!
また、干した白菜は甘みが凝縮して旨味が増すそうなので、一度試してみてはいかがでしょうか?
干し白菜、気になったので、私も今度試してみたいと思いますp(^^)q
余談ですが、白菜は外側の葉が栄養を作り、内側の葉に栄養を送りながら成長します。
1度で使い切らない場合は内側の葉から使うようにすると、
外側の葉が栄養を送る必要がなくなり栄養を蓄えるようになるので、最後まで栄養価を高く保てるそうですよ!
有楽グループでは、全店で野菜や果物を大量入荷する時があります。
8月に野菜を大量入荷した時の様子はコチラの記事をご覧ください↓↓
数日前から店内掲示などで案内があると思いますので、気になる方はチェックしてくださいね!
このような案内が目印です。
店内で案内が掲示されてましたら、「野菜」大量入荷しますのでお楽しみに(^^♪
寒い時期は白菜をはじめ、鍋料理にもぴったりの野菜を入荷予定ですので、
店頭で見かけましたらぜひお求めくださいませ!
記事担当:青果部 看板娘 萩原