皆様、こんにちは。
令和元年もあと残りわずか。このところ本当に寒い日が続いていますね。
なかなか寒くてコタツから出られない「コタツムリ」となっております私が、
今年最後のおすすめ果物をお伝えいたします。
最後までお付き合いくださいませ。
コタツと言えば普通は「みかん」でしょうが、
私がこの時期コタツで食べたくなるのは、「デコポン」です。
なぜならば、私は柑橘系の中で一番「デコポン」が好きなのです。
という事で、今回はそのデコポンの変わり種とも言われる【大将季】をご紹介します。
清見オレンジとポンカンの掛け合わせが、デコポン(不知火)です。
1997年(平成9年)に、鹿児島県阿久根市にある大野孝一さんの農園で、
「不知火」の変わり枝(突然変異が1本の枝に現れること)が発見されました。
これを増殖育成させ、2006年(平成18年)に品種登録されたものが【大将季】です。
【大将季】は鹿児島のオリジナルブランドで、わりと新しい「デコポン」なのです。
突然この世に生まれたとは、なんて運命的な果物なのかしら( *´艸`)
名前の由来も素敵なのですよ♪
この【大将季】という名前、出願時は「紅将季」だったらしいのですが。
この変わり枝を育てた大野さんのお孫さん「まさき君」の、お名前をもとに名付けられたそうです。
とても愛情が感じられますよね(*^^*)
【大将季】は、これまでの不知火よりも果皮と果実の紅が濃く、鮮やかな橙色をしているのが特徴です。
なんて綺麗な橙色でしょうね~♪
一般的なデコポンに比べ頭のデコはやや低いのも特徴の一つ。
ちなみに頭のデコこぶが合っても無くても、品質に差はありませんので、ご安心を。
早速食べてみましょう(≧▽≦)
外の皮は一見ゴワゴワした感じで厚そうに見えますが、意外に薄く柔らかいので、手で簡単に剥けます。
皮が剥きやすく種が少ないのと、甘みと酸味のバランスが良いのも、「不知火」から受け継がれています。
果肉はジューシーで、濃厚な甘さが最高~♪
薄い皮(じょうのう膜)からはじけそうなプリプリの果肉が、お口の中に広がります。
薄皮のままでも十分美味しく食べられますが、薄皮を剥いて果肉だけを口にすると、
柔らかい弾力のある粒々がさらに感じられて、至福のデザートに(*’ω’*)
個人的にはそのままで食べるのが好きですが、とてもジューシーな果物なので、
果汁をしぼりジュースやゼリー、シャーベットになどもGOOD。
適度な酸味なので、ジャムにするのもおススメ♪
日持ちもよく、外観と希少性から贈り物としても重宝されます。
美味しい大将季の選び方のポイントは、皮に鮮度があり重さがあることです。
サイズが同じなら、重い果実のほうが果汁を多く含んでいます。
また、外皮が浮きやすいですがフカフカになりすぎると、水分が抜けていることがあるので気を付けてくださいね。
保存性は良いので、冷暗所に置いておくだけで大丈夫です。
4月頃になり、気温が高い場合は冷蔵庫へ入れます。
その際は、ポリ袋に入れるなどして乾燥を防いでください。
【大将季】は豊富なビタミンCとシネフィリンとともに、風邪予防に大きく効果があるそうです。
またクエン酸効果により、疲労回復と血を綺麗にする働きがあります。
ジョウノウにはペクチンが多く含まれていて、整腸作用があり、便秘やお腹を壊している時にも効果があります。
美味しいうえに、身体にも良いとはなんて素敵な果物なのでしょう。
皆さまこの時期有楽の景品コーナーにお見掛けしましたら、ぜひ手に取っていただき、ご賞味くださいませ。
お口に入れたとたん、幸せなひと時が訪れますよ♪
記事担当:青果部 看板娘 古川