日を追うごとに、寒くなってきましたね・・・(∩´∀`)∩
秋と言えば、食欲の秋!味覚の秋!ですよね?
突然ですが!サツマイモは、お好きですか?
サツマイモは種類によって、舌触りが違うのは、ご存知ですか?
大きく分けると3つに分けることができるんです(*´ω`)
ねっとり系や、しっとり系、ホクホク系があります。
どの舌触りがお好みですか?
今回は、ねっとり系の「紅はるか」を、ご紹介していきたいと思います。
まず初めに、サツマイモのお勉強をしましょう。
サツマイモは、ヒルガオ科サツマイモ属に分けられていて、
ヒルガオ科の植物の肥大した根の部分、甘藷(かんしょ)と呼ばれている所を私たちは、口にしています。
原産地は中米ですが、今では世界中の生産の9割ほどは、アジアで作られているそうです。
日本には、原産国の中米からではなく、中国を経由して伝わったと言われています。
初めに伝わったのは1604年、琉球に伝わり、
その100年ほど後に種子島へ伝わり、薩摩藩が栽培を始めるようになったのがきっかけです。
琉球や、鹿児島、九州各地では、中国から伝わった芋、
と言うことで「唐芋(からいも)」と、呼んでいたそうです。
では、ここからは、本題に入ります( *´艸`)
紅はるかは、外観が優れている「九州121号」という品種に、
皮色や食味が優れている「春こがね」を交配させ、育成されたサツマイモで、2010年に品種登録されました。
紅はるかは、ねっとり系に分類され、比較的新しい品種なのですが、
クリーミーさも兼ね備えているため、人気が高い種類になります。
◇名前の由来◇
同じねっとり系に、分類される安納芋よりも「はるかに甘い」と言うことから名前が付き、
「紅はるか」になったそうです。
名前の由来通りに、焼き芋にすると、しっかりとした甘さが、口全体に広がります。
ねっとりの中にも、十分に水分があるので、滑らかな口当たりも特徴のひとつになります。
紅はるかは、生芋の状態で、40度前後の糖度があり、じっくりと焼く焼き芋にすると、
50度~60度ほどの甘さがあり、安納芋を超えることもあるそうです。
あの、安納芋より甘いってスゴイ!( ゚Д゚)
これだけの糖度があると、サツマイモと言うより、スイーツを食べている感覚になってしまいそうですね(*´ω`)
紅はるかの、糖度の高さが分かってきましたね。
次に、気になるのが、カロリーです・・・
甘い=「カロリーが高い」と言う、イメージが湧きますが、
普通のサツマイモは、100グラムあたり、132キロカロリーほどで、あまり高くはありません。
肝心の紅はるかは、100グラムあたり163キロカロリーになります・・・(涙)
スイーツのように甘い、紅はるかで、スイーツを作りました( *´艸`)
数字だけで見比べると、紅はるかは、サツマイモの中では、カロリーが高いほうの品種になると思います。
次に、紅はるかの産地などを、お伝えします(*´ω`)
◇生産地◇
九州地方で多く栽培がされているそうですが、全国的にも栽培は、されています。
さらに、オリジナルブランドを作っている地域もあるようでして、人気の品種と言えます。
◇特徴◇
果肉の色は、黄白色で、やや粉質。
加熱すると、しっとりとした食感になり、安納芋と比較されるほど。
非常に甘く、美味しい焼き芋の素質を備えています。
◇効能◇
紅はるかは、たくさんのヤラピンが含まれています。
ヤラピンとは、生のサツマイをカットしたときに見られる白い乳液状のもので、
熱にも強く、加熱しても壊れにくい成分です。
このヤラピンは、お通じを良くし、便秘解消に役立ち、食物繊維と共に、非常に高い効果が期待できるそうです。
◇保存方法◇
サツマイは、暖かいところで栽培されているので、
冷蔵庫で保存をすると、低温障害を起こしてしまい、傷みが早くなってしまいます。
新聞などに包んで、10度~15度ほどの涼しい場所で保存するのがオススメです。
また、18度を超えてしまうような場所では、芽が生えてきてしまう為、注意が必要です。
適温での保存の場合、数か月の保存が可能です。
◇紅はるかの旬◇
紅はるかの収穫時期は、九州地方などの暖地では、10月頃から始まり、
本州では11月初旬あたりから収穫が始まるそうです。
美味しくなるのは、収穫されてから2~3週間ほど経ってからなので、食べごろの旬は11月から1月頃がベストです。
また、サツマイは採れたてよりも、2~3か月ほど貯蔵して、
余分な水分を逃してからが甘みが増すので、とても美味しく食べることが出来るそうですよ。
サツマイモについて、たくさんのお勉強をしましたので、美味しい秋の味覚、サツマイモはいかがですか?
記事担当:青果部看板娘 星野