みなさん、こんにちは〜♪
日を追う毎に、ますます寒くなってきましたね…。
今回の青果部看板娘は駅前研究所の星野がお送り致します(*´ω`*)
最後までお付き合いくださいね。
只今、店頭に並んでいる『あんぽ柿』にスポットを当て、調べてみました。
あんぽ柿の果肉は完全に乾ききらない半生状態のドライフルーツの一種で、
干柿に比べて水分が35%程度のある干柿の事を言うそうです。
また、中身はとてもジューシーで、半熟のゼリーや、羊羹のような舌触りになっています。
ここからは少し、調べてみました!
・あんぽ柿は、ナゼ『あんぽ』って呼ぶの?
あんぽ柿は江戸時代に『天干柿』(あまぼしがき)と、呼ばれ、生産されていたのが、
昭和に入った頃に『あんぽ柿』へと呼び名が変わったそうです。
では、あんぽ柿は、どのよう作られているのか・・・?
硫黄燻蒸(硫黄を燃やし、いぶすこと)をしてから干したものをあんぽ柿と言うそうです。
このひと手間が無いと美味しいあんぽ柿が出来ないんですね(^^♪
※硫黄は乾燥中に発揮するため毒性は抜けるそうです。
あんぽ柿(干柿)は全国各地で作られており、主な品種や産地は次のようになっています。
・堂上蜂屋 完全な渋柿で、主に福島県が産地。
・甲州百目 不完全渋柿で、福島県と、山梨県、が産地。
・平核無 不完全渋柿で、福島、新潟、山形、山梨、長野が産地で、あまり種が出ないのが特徴。
・市田柿 不完全渋柿、干柿用の柿として長野が産地です。
・三社柿 完全渋柿で、主に富山県が産地です。
上記のように沢山の柿で、全国各地で作られているのだと今回も勉強になりました( ..)φメモメモ
【柿の種類も大きく分けると4種類】
・完全渋柿 種子の有無にかかわらず、渋くなる柿
・不完全渋柿 種子が出来るとその周囲が甘くなるが、全体的には渋い柿
≪刀根早生柿、紀の川柿、甲州百目柿などは渋抜きをしてから出荷されます≫
・完全甘柿 種子の有無にかかわらず、甘くなる柿
≪富有柿、次郎柿、太秋柿、早秋柿など≫
・不完全甘柿 種子が沢山できると、甘くなる柿
≪筆柿、西村早生柿など≫
私は、今回調べてみて沢山の種類があるのだと、感じ、
そのままでも食べられる物や、ひと手間を加えないと食べられないのが有るのを知りました。
・では、栄養素はどのくらいあるの?
あんぽ柿と干柿の栄養素はほとんど変わらず、干柿にすることでビタミンCの大半が失われてしまうそうですが、ビタミンAが約2倍になり、カロテンは約3倍に増えるそうです。
あんぽ柿は、硫黄燻蒸でいぶすことにより干柿と栄養素は差ほど変化は出ませんが、鮮やかな色を保ち、酸化防止の作用で保存性を高める昔ながらの方法になるそうです。
「柿が赤くなれば、医者が青くなる・・・」の、ことわざがあるように豊富な食物繊維が多くあり、便秘や美容効果も期待され、その上、活性酸素を抑えてくれる抗酸化作用の働きがある、ビタミンCやカロテン、ポリフェノールが柿には含まれてます。
このように、栄養素など期待する面も沢山ありますが、食べ過ぎは便秘を悪化させてしまうタンニンが多く含まれていて、腸の働きを弱めてしまうようで、1日1個が食べても良い目安になります。
あんぽ柿はそのまま手軽に食べられますが少しアレンジして食べてみるのはいかがでしょうか?
あんぽ柿の蒸しパンを作ってみました。
そのままでも美味しいですが、アレンジすると違ったあんぽ柿に出逢えると思います( *´艸`)
今回作った蒸しパンは駅前研究所のスタッフに人気でして、写真を撮る前に無くなってしまいました(;´Д`)
店頭に並んでますので一度、ご賞味下さい。
記事担当:青果部 看板娘 星野