皆様、こんにちは。
今回の有楽青果部看板娘は森岡号の車掌の1人、古川がお届けいたします。
ご紹介する果物は、秋に様々な種類が登場する『梨』からとある品種を選びました。
『梨』といえば、今まで看板娘で、
「幸水」「豊水」「南水」「二十世紀」「ラ・フランス」と、すでに5種類取り上げられております。
ですが、ご紹介しきれていない品種がまだまだ沢山あります。
今回選んだ品種は、ジャジャジャジャーン♪
その名も『あきづき』です(・∀・)
この『あきづき』は、「最上級の梨」「梨の完成形」「梨世界のサラブレッド」など、
評価がとても高い梨なのをご存知ですか??
もちろん看板娘の一員の私は、し、し、知りませんでした(T_T)
どころか、実は食した事すら記憶にありません。(ごめんなさいっ)
これは勉強せねば!!
時は2001年(平成13年)、生まれは農研機構果樹研究所にて、品種登録された比較的に新しい品種の梨です。
秋に収穫されることと月のように丸いことから、『あきづき』と命名されました。
店頭では「秋月」と漢字で書かれていることもあるようです。(ウィキペディア参照)
なぜ、「最上級の梨」「梨の完成系」「梨世界のサラブレッド」と呼ばれているかというと、
『あきづき』は、甘みの強い赤梨のトップ「幸水」、大きさが自慢の「豊水」、
傷みにくく長期保存ができる「新高」を掛け合わせた品種とのこと。
それぞれの親の長所を持って生まれた『あきづき』は、糖度が高くて酸味は少なく、果汁も豊富なのが特徴です。
また、ほどよいシャキシャキ感を残した果肉の柔らかさは、数ある梨の中でも特に食感が良いと評されています。
そして形はずっしりとしていて丸く大きめサイズです。
な、なんてゴージャスな血筋で良いとこ尽くめの梨なのでしょうねΣ(゚Д゚)
3種の梨の良いところを受け継ぎ、糖度・食感・サイズ・見た目のバランスに、優れているからこその高評価なのですね。
なるほど!!
これは是非味わいたい梨です。
『あきづき』は、栽培面では花がつきにくいなど苦労が多く、
生産者が少ないため市場にあまり出回らない希少な梨とのこと。
店頭で見かけましたら、チャンスです!!
美味しい『あきづき』の選び方のポイントは、4つです。
① 全体に丸みがあり、お尻が広めでずっしりしているものがおススメです。
② 『あきづき』は完熟すると果皮が褐色になるので、ほどよく色がついているものがよいそうです。
③ 持ったときに重みを感じるものは果汁がいっぱいだそうです。
④ 果皮に色ムラや傷がないかも要チェック!
さて、いざ実食!!
美味しく食べるポイントは・・・
① 梨は皮の近くに甘みがあります。薄くむいてください。
② 種の辺りは酸味があります。種の辺りは少し大きめにカットしてください。
③ 縦に4/1~8/1くらいのくし形切りにしましょう。
そのままで食べるのはもちろんのこと、コンポートや肉料理のソースなど、
『あきづき』は比較的糖度が高い品種なので、素材の甘さを生かした食べ方が楽しめるそうです。
そこでちょっとしたデザートを作ってみました。
① 『あきづき』をいつもより薄めの(1~1.5センチくらい)くし形切りにします。
② ピッタリとラップにくるみ、冷凍保存パックに空気を極力抜いて入れます。
③ 冷凍庫で凍らせます
④ 室温だと30~40分、冷蔵庫だと1時間くらいで解凍します。
時間は温度にもよるので、あくまで目安です。
ベストな解凍は、半分くらい凍っている状態です!!
凍りすぎていると、舌がマヒして甘みが感じにくいですし、
解凍しすぎると梨のおいしさのシャリシャリ感がなくなります。
出来上がり~♪
森岡店の仲間たちに、試食してもらいましたら、「美味しい♪」の声をいただきました。
甘さが感じられるのか、また食感はどうなるのか心配でしたが、どちらも損なわず美味しく食べられました。
食べ終わった後でも、とても梨の優しい甘みが広がります(*^^*)
暑い夏は終わりましたけれども、まだまだ日中は暑いのでおやつやデザートにいかがですか?
店頭で『あきづき』を見かけたら、ぜひ手に取っていただいて至福の味わいをお試し下さいませ。
お口の中に爽やかな秋が感じられますよ♪
記事担当:青果部 看板娘 古川