GWロスの中、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
駅前店情報局です。
突然ですが、みなさんは何色の血が流れていますか?
私にはドラゴンズブルーの血が流れています。
「与田監督は素晴らしい!」
ついに私は気付いてしまいました。与田監督の魅力に。
今年の中日ドラゴンズは、
去年からガルシアが抜けて、ロメロが加入したと言っても戦力ダウンは必至。
松坂や小笠原もケガで出遅れ、期待の根尾くんも1年目からの活躍は厳しいかなと。
そんなこんなで開幕前は正直、そんなに期待していなかったのですが、
フタを開けてみたら大方の予想を覆すような健闘ぶり。
3年ぶりの貯金も作って見せました。
実際は、この記事を書いているのはGW前でまだたった19戦を終えただけですし、
GWの12連戦も好調に乗り切っているのかも分かりませんし、
シーズンは、まだまだ先が長いので浮かれるのが早いことは重々承知なんですがね。
「与田監督は素晴らしい!抱かれたい!」
今となっては、もう与田監督の魅力にハマリすぎて、試合で選手が活躍しても、
選手が喜んでるシーンより監督が喜んでるシーンを映せ!
と思うようになってしまいました。
さあそんな与田監督ですが、
実際なにがそんなに素晴らしいのか振り返ってみましょう。
①ギャップ
これは有名な「審判セカンド見てない大誤審」のときの、
審判に詰め寄るシーンなんですが怖すぎる…。
これはバレンティンも後ずさりするほどの迫力ですね。
私が審判なら完全に漏らしてます。止めどなくダダ漏れですね。
まあこれは審判に怒っているだけで選手には関係ないのですが、
でも、練習や試合を見つめる目つきなんかも、
怖いですね~。
選手も絶対に気を抜けないですし。
怠慢なプレーなんかあったときにはすぐ交代です。
でもやっぱりこれだけじゃダメなんですよね。
この笑顔。たまんないですね~。
あの真剣な眼差しから、こんな笑顔になられたら選手も嬉しいでしょうね。
今年はこの笑顔がいっぱい見れたら嬉しい限りです。
②意識改革
与田監督は就任当初から、
「優勝する!」「優勝だけを見て戦っていく!」と発言してきました。
6年連続Bクラスですよ?たいした補強はしていないんですよ?
しかもこの真剣な顔で本気で言ってるんです。
これはなかなかできることではありません。
毎年、最下位争いのチームなのですから、
「まずはAクラス目標!」と言ってもファンも怒らないはず。
それでも、このチームを戦う集団、勝てる集団にするために、
監督自ら「優勝しか見ていない!」と言わないと、
選手たちの意識は変わらないと思ったのでしょう。
「目標Aクラス入り」じゃあ、なんか逃げの姿勢が見えなくもないですからね。
また、与田監督は試合後には声がカラカラになるぐらい、
ベンチで大声を張り上げています。
私が最も印象的だったのが横浜スタジアムで行われた開幕戦です。
9回まで0-8のボロ負けで、なんとか9回に1点を挙げますが焼け石に水。
もう試合は大勢を決しています。
こんなところで1点取っても…と思っていたら、
与田監督はホームベースを踏んで帰ってくる選手を、
よくやったと言わんばかりの大きな拍手で迎え入れていました。
最後まで絶対にあきらめない、
戦う姿勢は絶対に崩さない与田監督の強い意志を感じました。
この姿勢は選手にも伝わっているでしょう。
少しでもあきらめたり、戦う姿勢を崩したらすぐ交代です。2軍行きです。
③具体的な指導
昨年までのドラゴンズは、打線は良いが投手陣が悲惨な状況でした。
特に中継ぎ陣。
中盤までリードしていても終盤でひっくり返されるということを何度も食らいました。
その大きな原因は無駄な四球だったはずです。
ファンの方も、
「また四球かよ!それでもプロか!もう四球出すならド真ん中にでも投げとけよ!」
と何度も思ったのではないでしょうか。
しかし、今年のオープンではドラゴンズの四球が激減していました。
与田監督の言葉がこちらです。
「自分たちが現役のときどうだったか。俺達も出来なかったよな。
なぜできるようになったのか、を伝えないといけない。
現役のころ、四球をなくせ、低めに投げろって言われたが、それはファンが言うこと。
指導者は具体的に何をしてあげればいいのか。
技術と心理をいかに教えないと。」
たしかに…。
言われてみれば当たり前のことなんですが、
「四球をなくせ!低めに投げろ!」と言われて、
簡単にできるようであれば投手だって何も苦労はしないわけで。
これを聞いただけでも与田監督は良い指導者だということが垣間見れますね。
④チーム内の競争
京田選手は調子こいちゃっていました。
そりゃーそうでしょう。
「一昨年前の新人王」「背番号1」
これからのドラゴンズを背負って立つ中心選手として、
ファンのみならず球団関係者も京田選手への期待は絶大で、
去年までは無条件にレギュラーを与えられていました。
与田監督も、当初はもちろん京田選手をショートの中心と考えていたはずです。
しかし、京田選手は調子をこきすぎてしまい、
侍ジャパンやオープン戦でありえない走塁ミスを連発。
打席でも無気力と思われてもしかたないことがありました。
はい。すぐ交代です。
翌日にはスタメンを剥奪されていました。
でも私は、
「そーは言ってもどーせ開幕したらショートは京田なんでしょ?」
と思っていました。
与田監督の本気度をこのときはまだ疑っていました。
そして迎えた開幕。
スタメン、ショートには京田選手に代わって、
オープン戦終盤でも活躍を見せていた堂上 直倫の名前がありました。
このとき私は初めて
「あれっ!今年ひょっとしてイケるんじゃね!?」
と思ったものです。
与田監督はその後も、試合や練習で調子の良い選手を見極め起用し、
ズバズバと采配を的中し続けています。
選手も頑張れば使ってもらえるということで、
毎日必死でチーム内の競争がとてもよく働いていると思います。
⑤選手を信頼
与田監督は選手の起用について、この選手を使うと決めたからには、
「自信を持って送り出している」
「1度ダメだったからといってコロコロ変えたりしない」
というようなことを常々口にしています。
気が緩んだ怠慢プレーは許さないが、
良い結果が出なかったりミスしたとしても一生懸命やってさえいれば、
「次!次!」「次!切り替えていけ!」
とベンチで大声を発して選手を鼓舞してくれるそうです。
これは選手も嬉しいでしょうね。
あまりにも結果にこだわりすぎて縮こまったりしないような配慮ができています。
ナゴヤドームでのヤクルト戦で、こんなシーンを見ることができました。
1アウト満塁のチャンスに三振してしまった遠藤選手に、
「切り替えていけよ!」と声を掛けに行った与田監督です。
いいシーンですね。感動しましたよ。
実際に遠藤選手はこの後の守備で、
素晴らしいプレーでチームの勝利に貢献してくれました。
どうですかみなさん?
まるでドラマやマンガのように熱血で強い意志を持った、
とても魅力のある監督だと思いませんか?
長いペナントレースのまだ序盤だというのに、こんなにも魅力を見せてくれる監督。
それが与田監督なんです。今後も目が離せませんよ。
記事担当:駅前店 森岡