みなさまこんにちは♪
今回の大東店情報局を担当させられました森岡です。
「店長!情報局お願いします!」と元気にお願いされましたので書かないわけにはいかないなと、それなら前から書きたいなと思っていたことを書こうと思います。
有楽グループは祝日に全店舗で国旗掲揚をしています。
目にされた方も多いのではないでしょうか。
現在の祝日の多くは、戦後すぐの1948年「国民の祝日に関する法律」によって制定されました。
この制定にあたっては、それまでにあった皇室や神道にかかわる日を排除するようGHQから指示があったため、なくなった祝日や祭日がいくつかあります。
なんか悲しくなってきませんか?
日本の伝統と文化がなくなってしまったんですよ。
ですが先人たちは、なんとかその日を残そうと名前を変えようとも残してくれた祝日があるんです。
私は、その日を祝うと同時に先人に感謝し、そのことを後世まで語り継がなければならないと思うのであります。
【11月3日 文化の日】
11日3日は日本国憲法が公布された日で「自由と平和を愛し、文化をすすめる日」として1948年に制定されましたが、実は11月3日というのは明治天皇の御誕生日で、それ以前は「明治節(めいじせつ)」として祝われていました。
近代日本の礎を築かれたという功績を偲び、また、明治天皇は非常に人徳があったことでも有名で、それを後世まで遺すためあの立派な『明治神宮』が建てられたほど。
そんな明治天皇を偲び「明治節」が制定されました。
文化の日を作るときはGHQから「11月3日は絶対にダメだ!」ってめちゃくちゃ反対されたらしいですよ。
それでも11月3日を文化の日と名前を変えようが祝日に残してくれたんです。
毎年11月3日がきましたら、少しでも「明治節」という日があったということを思い出し周りに伝えなければと思いました。
【11月23日 勤労感謝の日】
「勤労をたつとび(尊び)、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう日」とされ、こちらも1948年に制定されました。
ですが、それ以前は天皇陛下がその年に収穫された新殻を神に供え感謝する「新嘗祭(にいなめさい)」という宮中祭祀の祭日でした。
勤労感謝の日となりましたが新嘗祭は今でも毎年行われており、また、その歴史はとっても古く飛鳥時代の642年に最初に行われたと言われています。
いわゆる収穫祭みたいなやつですね。
近年では、新米が出てくるのが早くなりましたが、昔は新嘗祭の日までは新米を食べてはいけないと言われていて、明治天皇の玄孫の武田恒泰さんは今でもその伝統を守っていて、新嘗祭までは新米を食べないとテレビで言われていました。
毎年11月23日は勤労に感謝するとともに、秋の実りに感謝したいですね。
【2月11日 建国記念の日】
日本が建国された日とはどんな日かご存じですか?
これはぜひ覚えていただきたいです。
日本が建国された日は初代天皇が即位された日です。
古事記や日本書紀で日本の初代天皇とされる神武天皇が即位した日は紀元前660年2月11日と1873年に定められました。
すごいですよね。
皇紀2684年です。
皇紀というのは初代天皇である神武天皇が即位したとされる年を元年とする日本の紀年法です。
これは日本の皇室が万世一系だからなせるのです。
戦前では「紀元節(きげんせつ)」という祝日でした。
しかし、先に紹介した「文化の日」と「勤労感謝の日」は1948年に制定されましたが、「建国記念の日」はその年には祝日に加えられませんでした。
おかしくないですか?
建国記念日や独立記念日などはだいたいどこの国でもありますし、なんなら1番大切とされ盛り上がる日ですよね。
それなのに1948年に「紀元節」が廃止されてからしばらくの間は建国を祝う祝日はなかったんです。
ですが、神社本庁などの団体が「紀元節復活運動」を始めたり政治家の働き掛けがあったりしながら、すったもんだありましたが1966年の祝日法改正により国民の祝日に加えられました。
毎年2月11日は、日本は世界最古の国だと誇らしい気持ちになりながら、諸外国のように国民全員で盛り上がる日にしたいものです。
以上、3つの祝日を挙げましたが、それ以外にも
・四方節(しほうせつ)→元日
・天長節(てんちょうせつ)→天皇誕生日
・春季皇霊祭(しゅんきこうれいさい)→春分の日
・秋季皇霊祭(しゅうきこうれいさい)→秋分の日
このように祭儀であった名前が変わってしまった祝日があります。
私もここまで詳細には知らなかったので記事を書くにあたっていろいろ調べましたが、これで堂々と国旗を掲揚できる気持ちになりました。
そして「うるせぇオッサンだな!」と思われようが、若いスタッフなどにどんどん伝えていかなければと思いました。
記事担当:大東店 森岡