皆様こんにちは阿野店情報局です。
突然ですが私は小さな時からなにかとリアクションが大きく、
面白がられよく周りの友人からちょっかいを掛けられていました。
俗に言う、いじられキャラです。
ときには近くの川に体ごと投げ捨てられたり、
昼休みにお弁当を食べようと蓋を開けると中身が石に変わっていたり、
自転車のペダルがなくなっていたりと様々ないじりを受けてきました。
今回はそんな私の林間学校での思い出です。
皆さんご存じだとは思いますが、林間学校とは主に夏に行う課外授業のひとつで、
山間部に宿泊し自然に触れながらハイキングやBBQ、キャンプファイヤーなどを行い、
クラスメイトとの親睦を深めるための行事です。
ほとんどの男子中学生は、これを機に、
気になる女の子と仲良くなる作戦を立てていたことでしょう。
私もその中の一人でした。
本来ならば自然と得体の知れない虫や動物に囲まれて、
設備の整っていない野外での宿泊を強要されるこんな行事には、絶対に参加したくないのですが、
この時は幸運にも好きだった女の子と同じ班になれたので、とても前向きになれました。
少しでも彼女の気を引こうと班長にも立候補し、
放課後にもオリエンテーションの準備や夕食の買い出しなど、
休日にも顔を合わせてほぼ毎日のように時間を共有していました。
林間学校当日も同じ班なので朝から夜までずっと一緒に行動を共にしていたので、
より一層彼女との距離が縮まったように思えました。
今までにない幸福感を堪能していました。
もはや友達を超えた存在でしたので、私が勇気を出して告白さえできれば恋人になれると確信していました。
林間学校の間に告白しようと考えていた私は、一番仲の良い友人にだけ予め相談していたので、
彼女を告白の場所に呼び出してもらう様お願いしました。
友人からも激励の言葉を貰い背中を押され呼び出した場所に到着すると、
何やら人の気配が・・・
告白することが皆にばれていました。
友人に相談したのが間違いだったのです。
友人に裏切られ多くのギャラリーがいる中、公開告白をする羽目に。
あがり症の私は意味不明な言葉を並べ、
顔も良く分からない大分離れた場所から叫ぶように告白をして皆の笑いものに。
勿論、振られる事になりました。
その姿は写真にも収められており、後日林間学校での思い出として廊下に張り出され、
泣きそうになったのを鮮明に覚えています。
今でこそ友人との食事の席でも笑い話になりますが、当時は本当に辛かった。
これが私の生涯で一番記憶に残っている~夏のおもひで~です。
記事担当:阿野店 神谷