みなさんこんにちは♪
ただいま有楽グループ全店舗では夏のデコレーションコンテストに伴い、
夏になるとより飲みたくなるビールや酎ハイ、そしてすいかなど数多くの商品を販売しています。
本当はこれらの商品を中心にいろいろと紹介したかったのですが・・。
残念ながら明日でデコレーションコンテストが終了してしまうので辞めました(>_<)
コンテストが終わってもこれらの商品がなくなる訳ではありませんので、
お近くの有楽グループに行けば巡り合うかもしれませんよ!
今回はちょうど2年前、お店の売り場のことを何も知らなかった私が書いた、
「お店側の視点から商品の売り場をどうやって作っているか?」についての第2弾を書かせていただきます。
詳しくは前回の記事『景品売り場ってどうやって作っているの?』をご覧ください。
↓↓こちら↓↓
再びこれを書こうと思ったのは「またやります!」と宣言したこともありましたが、
意外に興味を持ってくださる方も居たのが単純に嬉しかったからです(*´▽`*)
それでは本題に入りますが、私が売り場を作る上で1番に考え大切にしていることは、
「どうしたらお客様に商品を見てもらえるのか?」です。
商品の存在がわからないと手にも取ってもいただけないですからね・・。
では実際にどのような事を行ったというと以下の3つになります。
① 自分のお店の動線を知る
② お客様が立ち寄りやすい動線に合わせて棚のレイアウトをする
③ 売り場に長くいたくなるように商品の場所を決め、POPや飾りをつける
①と②に関しては前回お話しましたので、
今回は③の「売り場に長くいたくなるように商品の場所を決め、POPや飾りをつける」に、
焦点を当てていきたいと思います。
棚のレイアウトが決まったら次に商品の位置を決めて並べるのですが、
もちろん適当に決めている訳ではないんですよ。
いくつかコツがあるのですがその中で今回は2つ紹介したいと思います。
1つ目はお客様の回遊性を高めるために「マグネットを設置する」です。
マグネットとは・・??
売り場の中でお客様を磁石のように引き付ける場所のことを指します。
つまり、購入率が高い商品や季節商品が展開されているコーナーの意味として使われます。
その場所はどこなのか?
では阿野店の売り場の図を使って説明したいと思います。
まずこちらをご覧ください。
売り場で「★」のマークがついている部分が磁石のようにお客様を引き寄せる場所、マグネットの位置になります。
見ての通りこの場所は1つだけではなく売り場の出入口やコーナーの角など複数あります。
このマグネットが売り場の動線の一定間隔にあることを理解した上でお客様が長くいたくなるように、
次は商品の場所を決めていきます。
では実際にどのように商品の場所を決めたのか??
それは2つ目の方法「グルーピング法」を採用しました。
グルーピング法とは??
① 同じカテゴリーの商品をまとめて陳列する
② 関連づける商品を近くに陳列する
まず①の同じカテゴリーの商品をまとめて陳列するについて説明します。
みなさんはこんな経験はありませんか?
ドラックストアで数多くの品物から目当ての商品を見つけるために、
天井に吊るされている看板や棚の高い位置に設置されているPOPを目印に商品を探したことは・・。
ドラックストアでは、薬、日用品、化粧品、食品、ペット商品など様々な商品を取り扱っていますね。
それらをカテゴリー別に分かれて商品を陳列し、
その上カテゴリー別の看板を表示することによって商品を探しやすくしているのです。
極端な例えですがシャンプーを探しているのに食品がたくさん並べているところに陳列されていたら・・・
見つけられないですね( ;∀;)
つまり商品が見つけられないとお客様が探すこと自体がストレスとなってしまい、
購買意欲を欠いてしまう恐れがあるため、わかりやすく売り場を理解してもらえることが必要となるのです。
次に②の関連づける商品を近くに陳列するについて。
これはズバリ「ついでに買おうかな」と思わせる戦略です。
具体的な例を挙げると、
〇お酒コーナーの近くにおつまみを陳列する。
(お酒のついでにおつまみでも買おうかなぁ・・
おつまみのついでにお酒がなくなってきたから買おうかなぁ・・)
〇白菜の横に鍋の素を陳列する。
(今日の晩御飯は鍋にしようかなぁ)メニューの提案
このように関連づける商品を近くに並べて陳列することによって、
はじめは目当てではなかった商品を購入していただくことに繋がるのです。
以前の阿野店の景品売り場はこのように陳列していました。
正直、場所は良いハズですが・・おもちゃの需要が季節によって偏るため、
一日通してお客様の立ち寄る頻度が少なく寂しい状況でした。
この状況を打破したく、先ほど述べた「マグネットを設置する」ことと、
「グルーピング法」を意識した商品の位置を決め今の配置に変更しました。
マグネットの位置(★印)には有楽で定評のある果物をはじめお酒、季節のおすすめ商品を並べました。
お酒をこの位置にした理由は有楽グループには知多半島の地酒をはじめさまざまな種類のお酒を取り扱っているので、
じっくり見ていただきたいと思ったからです。
需要があるビールはお酒と元々離れた場所に陳列していましたが、お酒括りで近くに陳列し直しました。
これだけでも以前と比べ寂しかった売り場がお客様の立ち寄る率も高くなったことで活気がでてきたように感じました。
商品の場所を変えるだけでこんなに変化があったことにただただ驚きです!!!
もちろん欲しい商品が見つけられない場合はすぐにスタッフが対応いたしますので、お気軽にお声掛けください♪♪
今回は2つ紹介しましたが、まだまだ売り場のことを紹介しきれていませんので次の機会に話したいと思います。
では最後に阿野店の2021年の夏の装飾を紹介して終わります。
テーマは「日本の夏」
「がんばれニッポン!」
記事担当:阿野店 下越